A330/340 未モデル 概観 2016
カテゴリ:  未モデル / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
この前未モデル整理したのはいつのことだったか。2012年7月だからもう4年以上前になる。モデルコレクターからすると、新モデルの候補となる今どきの大型機と言えばA330/340/350/380、B747/787/777あたりである。新造機で元気なのはA330/350、B787/777の4機種だろうか。そのなかで未だに新モデル候補が増え続けているのがA330である。新造機がデリバリされているのに加え、中古機が新興エアラインに出回るようになっているためである。昨今の新興エアラインでも新造機を導入することも多く、ワイドボディとしてはA330は一番手頃な機材として選択されているようだ。B777も新規製造が続くがB773ERが主流となり。今後はやや機齢の古いB772や773が中古機として新興エアラインに買い取られて活躍するようになって来るんじゃないだろうか。

そこで、新モデルリリースを祈念して、ここ2年以内に実施が登場したA330/340のTailを見ておこう。カテゴリーも新設してのリサーチである。
Rwandair.png ●Rwandair
2016年9月28日に初号機がデリバリされた。同社初のワイドボディ機である。ちなみにB789を発注済み。





Capital Airlines Beijing●Capital Airlines Beijing(首都航空)
1995年Deer Jet Airlines(金鹿航空)として設立。現在はHainan Airlinesの子会社。初号機は2015年7月11日に導入。現在3機のA332を所有している。





Tianjin Airlines●Tianjin Airlines(天津航空)
2004年に設立された元Grand China Express Air(大新華快運航空有限公司)で現社名へは2009年に変更された。Hainan Airlinesの子会社である。導入機材も元Hainan AirlinesのA332、2016年5月3日に移籍された。[B-6089]は同社唯一のワイドボディ機。




Lion Air●Lion Airlines
インドネシアのLCCでもワイドボディ機を導入、初号機は2015年10月31日にデリバリされた。現在A333を3機を所有している。





Tibet Airlines●Tibet Airlines
2010年に設立された若い会社。CAACによって承認されただけあって、中国国内線を拡充中であり新機材の導入も旺盛である。2016年6月30日デリバリ。同社初にして唯一のワイドボディ機はA332[B-8420]である。




Tunisair.png●Tunisair
かつてはB747やL1011、A300等のワイドボディを運航していたが2015年6月9日に久々のワイドボディ機A332を導入。現在2機を運航させている。





WOW air●WOW air
2011年設立されたアイスランドのLCC。2016年5月10日初号機を導入し、現在はLCCながら3機のA333を運航中。





Lion Air●Envelop
スペインのOrbestの子会社で2013年に設立されたチャーターエアライン。2015年12月18日Orbestから移籍された唯一のワイドボディ機A333[EC-MII]を運航している。尾翼に関する限りデザインは親会社のモノと同じである。




Sky Prime Aviation Services●Sky Prime Aviation Services
サウジアラビアを拠点とするVIP向けプライベート・チャーター・エアラインである。2016年1月にA332を1機A342を2機導入している。ロゴマークはPremiaを表す"1"を象ったモノと思われる。なかなかのハイセンスで飾り気が無い。HPを見てみると内装もかなり豪華。政府要人でもここまでは凝らないんじゃないだろうか。まさに空飛ぶ宮殿のようだ。



Fiji Airways●Fiji Airwasy
既にモデル化さて入手済みではあるが、せっかくなのでTHE Tailに加えておこう。2013年以来3機のA332と2015年12月23日にはA333を導入した。
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編集 / 2016.11.20 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
A330/340 未モデル 概観
カテゴリ: ■THE TAIL / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
昨年末から今年にかけて新規リリースしたり、他社からの購入によって新しいデザイン機が登場してきた。特にまだ売れまくっているA330/340について未モデル(都部モデル化されたものも含む)を棚卸しておこう。B777についてはまた別の機会に触れたい。

●TAMPA Cargo 2012-2013
Tampa Columbia Cargo 2013 1973年設立の南米コロンビアの貨物エアライン。2012年に南米初のA332Fを受領した。2008年にAviancaからの出資を受け、2013年からはAvianca Cargoのブランドに変わった。ということは塗装もいずれは変わるのか。かなりレアなデザイン機となるかもしれない。配色はコロンビアの国旗に因んだもののように見えるが詳細は不明。デザインとしては翼を象徴しているように見える。



●Air Madrid 2003-2006
Air Madrid 2006 2003年から2006年の非常に短い間に存在したスペインのエアライン。マドリッドを拠点に南北アメリカへの長距離便を運航していたが、メンテナンスの状態が非常に悪く2006年には飛行免許を取り消されての廃業となってしまった。路線はAir Cometが引き継いだが、スペイン政府は突然の運航停止で海外に取り残された旅客を運ぶ為に Air PullmanturからB747をチャーターしたほどである。
赤色はマドリッドの州旗の色だが元々はカスティリア王国の赤に由来するらしい。


●Virgin Australia 2011-
Virgin Australia A330 元々はVirgin blueとして2000年に設立されたオーストラリアのエアライン。2011年に現社名となり同年導入されたA330から新ブランドを採用している。因みに同社グループの国際線はV Australiaが担当しいていたが、現在では全てVirgin Australiaのブランドで運航している。デザインはおおよそ親会社のVirgin Atlantic Airwaysのものを踏襲した物となっている。
モデルは2011年早々にSky500から発売済みである。


●Azerbaijian Airlines 2013-
Azerbaijian A34 設立は1992年というからソ連崩壊後Aeroflotから独立したエアラインのうちの一つである。当初のソ連製機材から主にボーイング機材が中心となっていたが、2013年に導入された初のエアバスワイドボディ機としてA340-500が2機導入された。この導入を期して新CIを導入している。アゼルバイジャンの三色旗のうちの青と緑を基調とした現代的なデザインである。未モデルとして尾翼を描いていたもののHerpaの最新の情報でリリースが発表された。


●Cebu Pacific Air 2005-
CebuA330 設立は1996年と新しい会社だが、いまやフィリピン最大のエアラインとなった。当初は今よりはシンプルな中古のDC-9やB757の特別塗装機のみだったが、2005年に2機のA320を導入して以来急速に規模を拡大させている。現在40機近くのA320シリーズを運航し、更に50機の注文を行っている。基本的なロゴマークはそのまま、機体から尾翼にかけて黄色系統の配色でトロピカルムードを演出しているようである。2013年初めてのワイドボディ機A330を導入した。モデル化が待たれる。

●Libyan Airlines 2010-
Libya A330 リビアでは最古のエアラインで1964年Kingdom of Libya Airlinesとして設立された。その後1970年にそれまでの王国ロゴに変わって金色を主体とするデザインに変更されそれが2006年まで使用された。2006年以降新鋭機には金色のチートラインを廃した現代的なものになってえんじ色のラインを加えたが2010年にはそのラインを機体から尾翼にかけて伸び上がるのではなく、機体上部から下部へと流れるように配置し、尾翼の地色はは金色一色となった。エアバスのワイドボディ機A330を2013年初めて導入している。これもモデル化は時間の問題か。Herpaからも出るんじゃないだろうか。

●Mexicana 2008-
Mexicana A330 1921年設立というから老舗中の老舗である。鷲の頭部を象った伝統的なデザインロゴマークが特徴である。1991年始めてA320を導入した時に多色多パターンのデザインに一新した。2000年にはスターアライアンスに加入したものの2004年に脱退、2008年にはワンワールドに加盟している。タイミングとしてはそれを記念しての新デザインだったのかもしれない。デザイナーはメキシコのGabriel Martinez Meave氏。シンプルでなかなか渋いデザインとなった。2010年には経営破綻し一時運航を停止していたが、引き続き投資団は投資を続ける見通しで本格的に運航再開している模様である。これも上手く再建が軌道に乗ればモデル化もそうない話ではなさそうだ。

●Turkish Airlines 2010-
Turkish A330 創立1933年とこちらも相当な老舗。2008年にはスターアライアンスに参加し経済増強政策の中で近年規模を旧拡大させている。2006年ごろから機体にシルバーのチューリップが絵が枯れるようになり、2010年には尾翼のロゴマークの赤白が反転した。赤地に白い丸を描いてその中に鳥を表すロゴマークを入れている。B777ではAero500がA330ではHerpaが発売または発売予定である。最近では機体のチューリップが無いものも出始めているが、モデルの世界でもそろそろチューリップ無しのモデルが出るかもしれない。

●TransAsia Airways 1991-
TransAsia A330 1951年設立の台湾のエアライン。ただし1958年から1988年までの実に30年間は運航していなかった。運航再開したのは1991年ATR-72導入後で1992年にはA320にて国際線も復活させている。復興航空という社名はそんな経歴あってのことらしい。基本的なデザインは復活以来
変わっていないはずだが龍の部分などに細かい陰影(立体的)がついているなど最近マイナーチェンジをした模様だ、もしかしたらのこA330導入を記念して立体的になったのかもしれない。小型機はモデル化されているが、関空にも乗り入れが始まったA330については未モデルのまま残っている。楽しみに待ちたい。

●Orbest Orizonia Airlines 2011-2013
Orbest Orizonia A33 スペインを拠点とするチャーターエアライン。設立は1992年、社名はIbeworldだった。順調に成長を遂げ、2002年にA332を受領したものの9.11の影響によりそれまでの順調な成長が止まってしまった。その後様々な資本参加を仰いで2011年には現社名に変更された。2013年5月5日に破産宣告を行い運航を停止している。短命に終わる結果となりそうなデザインではあるが、いかにもチャーターらしい楽しいデザインなので是非モデル化を望みたい所である。

●Yangtze River Express 2003-
Yangtze River Express A330 2003年に設立された上海に拠点を置く貨物航空会社である。B744Fなどを運航していたが2013年ついにA330-200Fを導入した。海南航空の子会社という位置づけなのでデザインもよく似ている。貨物機らしからぬ赤黄の鳳凰デザインは貨物ヤードではかなり目立つ存在になりそうである。これはSky500あたりからのリリースが濃厚か。しかしA332FなのでHerpaからのリリースを待つしかないかもしれない。

●MNG Cargo 2012-
MNG Cargo A330 1997年に設立されたトルコ・イスタンブールを拠点とする貨物航空会社。2002年から2006年までは旅客輸送も行っていた。設立以来基本的なデザインは変わってはいない。貨物機らしくモノトーンのデザインだが、尾翼の鳥(白鳥だろうか?)はなかなか秀逸である。2012年に初めて貨物専用機A332Fを導入した。デザインのマイナーチェンジはこれがきっかけかと思う。かつては尾翼の鳥が全身描かれていたのに対し、同じく飛ぶ鳥の前半分を大きくあしらったものになっている。ただあまりトリミングが上手く行ったとはいえずやや寸詰まりの感じが否めない。これまたお膝もとのHerpaあたりからモデル化される可能性は大きい。
編集 / 2013.08.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
B777 未モデル 完結
カテゴリ:  未モデル / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
未モデル検証最終回は777編。777の未モデルエアラインは11社。なかなかモデル化されない機体が多そうだが、その分モデル発表のインパクトは大きくなる。

Jet Airways777●Jet Airways
未モデルエアラインの中では唯一A330と両方運航しているエアラインである。どちらでも良いので何とかモデル化を期待したい。



AeroMexico777●AeroMexico
2006年から導入が始まり現在4機体制となっている。B767とDC-10はモデル化されているので、そう遠く無い時期に実現橋そうな予感はある。



Air Austral777●Air Austral
旧レユニオン航空。フランスのエアラインであるが2003年からリース導入を始め現在は5機体制となっている。800席仕様のA380を発注していることでも注目を集めたが、A380導入(2014年予定)を機にデザインを変えるかもしれない。


BimanBangradesh777 2010BimanBangradesh777●Biman Bangladesh Airlines
2011年から2機の-300ERを導入している。2010年に緑色を貴重としたデザインに大幅変更され、一時期に在籍した-200ERにも施されたが、すぐに(2ヶ月程度後)現行デザインに移行された。どちらも捨て難いが777としてはオーソドックスなデザインが施されている。

Ethiopian Airlines777●Ethiopian Airlines
2010年からの導入以来5機を運航している。2011年にはスターアライアンスメンバーとなったがその前からアライアンスへの参加を表明しており、それに合わせてなのか不明だが2009年ごろから現在の新デザインとなった。同系統のデザインながらかなりすっきりとしたものになっている。

EuroAtlamtic777●EuroAtlantic Airways
ポルトガルのチャーターエアラインで、2010年から毎年短期リースを行っている。現在も1機所有。北米の他パキスタンやオーストラリアなど長距離便を運航している。大西洋というよりはエーゲ海や地中海を思わせるような浅い青系統のデザインが秀逸。これまたモデル化が楽しみな機材である。

Orenair777●Orenair
アエロフロートから1992年に独立した国内線を運航するエアライン。オレンブルグを拠点としている。2010年にアエロフロートに買収され、機材の近代化を進めている。777は2011年に導入された同社唯一の機材。飛行機自体をデザイン化したようなロゴマークといい、ラダーだけに施された青といい、どこかの研究所のようなデザインである。由来については全く判らない。


Royal Brunei777●Royal Brunei Airlines
ロイヤルブルネイと言えばA340が思い浮かぶし、モデル化もされたが、現在ではA340は既になく2010年に一気に6機もの777を導入した。版権的に問題ないのであれば近々モデル化されてもおかしく無い機材ではある。尾翼中央には国章が描かれている。


Scoot777●Scoot
2012年シンガポール航空のLCC子会社として運航を開始した。初便は2012年6月4日シドニー行きだった。10月には羽田乗り入れを計画している。Scootとは、スクーターのように気軽に利用できるエアラインという意味で付けられたらしい。これまた是非モデル化して欲しいが親会社のように機内限定販売のみなんてことはしないでほしい。

Southern777●Southern Air
アメリカの貨物エアラインだが自社運航せずにほとんどリースしている。DHLへのリースが主なので真黄色の尾翼となる。一部タイカーゴにもリースしていて、これがモデル化されているが。今後モデル化を期待するとすればDHLの777Fとしてだろう。


Turkmenistan777●Turkmenistan Airlines
旧ソ連体制崩壊後いち早くボーイング機を導入し近代化を図ったエアライン。777は2010年に1機導入している。この777は一般旅客用としてではなく767と同様政府専用機として使われている。

以上、現行のエアライン以外にも過去のエアラインでモデル化対象となる機材はまだまだ残されているし今後も新しい機材も出てくるはずである。A333とB777に今後はA350とB787が加わり、さらに10年以内にはNeoやMAXといった次世代機材の登場も見込まれる。息の長い趣味として今後も楽しんで行きたい。
編集 / 2012.07.01 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
A330/340 未モデル (完結) 2012現在
カテゴリ:  未モデル / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
A330/340の未モデル機材もこれで一区切り。残り一気に見ていこう。やっぱり魅力的な機材がまだまだモデル化されていない。1/400や1/200では既にモデル化されているものも多いだけにSky500、Herpa共に頑張って欲しい

Oman Air330●Oman Air
おそらく長距離便に打って出た2007年に、A330導入と同時期に現デザインに変わったのではないだろか。これまでのアラブ4色ではなく深い緑地に金と銀の彩色はほとんど例を見ない。もしかすると一番中東らしい配色なのかもしれない。深い青緑が美しい。これも秀逸なデザインなので是非モデル化して欲しい所である

Orbest Airlines330●Orbest Airlines
スペインのマヨルカ島を拠点とするチャーターエアラインである。実は2011年にデザインが変更された模様だが、2機所有するA330はまだ前塗装のままらしい。



Ryan International Airlines330●Ryan International Airlines
アメリカの数少ないエアバス・ワイドボディ機オペレータの1つ。設立は1972年と古いが、A330を導入したのは2011年。Virgin Atlanticからのリース機。主にチャーター便を運航する。



Sichuan Airlines330●Sichuan Airlines
中国四川航空。名前は判らないが大型の鳥と、四つの川をデザイン化している。中国の屏風絵っぽいデザインが独特。



Strategic Airlines330●Strategic Airlines
2008年に設立されたオーストラリアの新興エアライン。2011年以降Air Australia Airwaysのブランドに変更したが、2012年3月会社を清算してしまった。今なお残る機材も消えるのは時間の問題である。


Vladivostok Air330●Vladivostok Air
日本、特に新潟に乗り入れていたロシアのエアライン。読み方は難しいがウラジオストク航空と言えばまだなじみがあるだろうか。しっかりとA330を導入している。明るい空色のロゴがすっきりと美しい。日本乗り入れもさることながら是非モデル化して欲しい機材である。


XL Airways France330●XL Airways France
1995年Star Airlinesとして設立、2006年にイギリスのXLグループの傘下となり現社名となった。




Yemenia330●Yemenia
イエメンの国営エアライン。ヨーロッパではパリ線のみ。アジア、アフリカを中心にニッチな路線を運航している。数世代前のデザインだが、逆にそれが中東っぽい。




これまで、30社あまりのモデル候補エアラインを尾翼を交えて見てきたが、実はあと2エアラインがモデル未発売である。一つはインドのKingfisher Airlines。もう一つがThomas Cook Airlines Scandinavia/UKである。前者は尾翼にカワセミの写真を使っているのと、後者はExcelでは無理なボカシを多用しているのとドットパターンでのグラデーションが使われている為再現できなかった。ただ両社ともそのうちきっとモデル化してくれると信じてA330/340未モデルについての話題を終える事とする。
編集 / 2012.06.25 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
A330/340 未モデル (2)
カテゴリ:  未モデル / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
第二弾の10エアラインについて引き続き見ておきたい。どれも同様今後のモデル化の楽しみとしてとっておきたいエアラインばかりである。

Corsair330●Corsair
ジャンボジェットでお馴染みのCorsairもA330/340となるとなじみが薄い。Corsair Fly(TUI)デザインではあるが、エアバス機も見ておきたい



Hainan Airlines330●Hainan Airlines
中国海南航空。赤と黄色がいかにも中国らしい。767がIFからモデル化されていたがHWからエアバス機は発売されるだろうか。



Hellenic Imperial Airways330●Hellenic Imperial Airways
ギリシャのチャーター・エアライン。2006年創業以来規模を徐々に拡大させて来ているが、昨今の信用不安は影響無いのだろうか。一見月に雁という日本風のデザインにも見えるが、エーゲ海を思わせる深い青の背景がやはりギリシャを想いおこさせる。


I fly330●I fly
2009年創業のモスクワを拠点とするチャーターエアライン。チェックインの時に紛らわしい社名ではある。ロゴも現代風らしく至ってシンプル。金色と紺色というのはなにやら日本風に思える。機体を見ればなかなか派手なデザインである


Iran Asseman Airlines330Iran Asseman Airlines(fantasy)330●Iran Asseman Airlines
手抜きでは無い。機体にはロゴマークがあるものの尾翼はリース機材らしく真っ白のまま。他機材では通常デザインもあって、なかなか魅力的なので、是非実機でも採用してほしい。ついでに架空デザインながら現行デザインを当てはめてみたのが右側である。さてペイントされるとしたらどんな感じになるだろうか

Jet Airways330●Jet Airways
インド大手のエアライン。デザインは一度見ると忘れられない。長年モデル化を期待し続けている機材でもある。太陽を現すロゴマークは運航開始した1993年以来変わっていない。ただ機体デザインはチートラインから2007年にリボン様のチートラインに変更された。2007年のデザイナーはイタリアのRoberto Capucci氏。

Meridiana(eurofly)330●Meridiana
イタリア・サルディニア島を拠点とするイタリアのエアライン、2006年にEuroflyを傘下に納め2010年には合併している。A330はこのEuroflyのデザインが採用されている。2011年エア・イタリアとの合併を発表した。


Monarch Airlines330●Monarch Airlines
イギリスのチャーター・エアライン。これも長らくA330の存在を知られながらもなかなかモデル化されない。黄色いイメージの機体はユニークなのでそろそろ発売して欲しい。ナローボディー機が出始めているので時間の問題か


Novair(old)330Novair330●Novair
スウェーデンのチャーターエアライン。これもMonarchやJet Airwaysと同様長らくモデル化されないエアラインの一つである。そうこういっているうちにロゴが変更されたようである。A330にはまだ施されていない模様だが、新旧合わせてモデル化して欲しいところ。
編集 / 2012.06.24 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
A330/340 未モデル (1)
カテゴリ:  未モデル / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
いい機会なのでまだモデル化されていないワイドボディ機について、今後の楽しみと言うことでみておきたい。まずはA330/340から。かなりレアなエアラインもあってバリエーションに富んでいる。また比較的進新興エアラインやチャーターエアラインが多いせいか全体的にシンプルなデザインが多い。
前にも触れたが、A330/340での現役機材での未モデルエアラインは40社あまり。ただしその中でも他社デザインのリース機だったり利することもあって、モデル化の対象としては30社あまりとなる。
順次簡単に見ていこう。また、せっかくなのでどんな機材なのかイメージをわかりやすくするために当ブログのもう一つのテーマである尾翼のデザインを眺めながら見ていきたい。早速アルファベット順に。

Air Argerie330●Air Algerie
1966年に採用されたロゴマークは、2011年に同社からアルジェリアを代表する鳥であるツバメに由来すると発表された。時代を感じさせるデザインが逆に目新しい。



Air Caraibes330●Air Caraibes
カリブ海フランス領を拠点とするエアライン。地域のエアライン数社が合併し2000年に発足した。カリブ海らしいさわやかなデザインが美しい。モデル化が待たれる機材である。



Air Comet330●Air Comet
1996年創立のスペインのエアラインで、AeroSurとの共同運航など南米との長距離路線を淫行していた。が、2009年に倒産している。機材はまだ売り手がつかないということなんだろうか。シンプルではあるがいかにもヨーロッパらしい大胆な構図のデザインである。


Air Comet330●Air Europa
スペイン第3のエアライン。よくAir Europeと間違う。2007年スカイチームに所属。社名のロゴと、頭文字をデザイン化したロゴマークが至ってシンプル。
(追記)これは最新のリリースで発表されていた。


Air Nigeria330●Air Nigeria
国営Nigerian Airwaysの破綻後、Virgin Atlantic Airwaysの出資によって設立されたエアライン。元はVirgin Nigeria Airways。2011年に現社名に変更した。尾翼の葉っぱのような模様は全体としては翼を広げた鳥(鷲か)をデザイン化したもの。色使いはナイジェリアの国旗と国章から来ているんじゃないだろうか。赤・黒・緑となかなかしゃれたデザインである。是非モデル化して欲しい。


Air Transat330●Air Transat
チャーター便を中心とするカナダ第3のエアライン。ホワイトボディに青系統の尾翼は、空港でもよく目立ちそう。星型ロゴもシンプルだが躍動感を感じさせる。美的センスの光る機材で、これまたモデル化されて欲しいエアラインの一つ。


Arik Air330●Arik Air
2006年に運航開始したナイジェリアのエアライン。シエラレオネのフラッギキャリアでもある。会社ロゴに"Wing of Nigeria"とあるので尾翼の、一見クジラのしっぽに見えるロゴマークも翼を意味するのだろう。


AtlasJet330●AtlasJet
デザインの由来はよく判らないが、いかにもと言う感じのトルコのエアライン。定期便とチャーター便を手がける。主にヨーロッパと中央アジアを結ぶ。比較的シンプルなデザイン



Batavia Air330●Batavia Air
インドネシア、ジャカルタのエアラインで近隣諸国間を運航している一時期安全性に問題のあるエアラインと名指しされたが最近は改善されたとも聞く。設立2002年と若い会社らしく、凝ったデザインである。会社名の頭文字”B"をデザイン化したもの。


Conviasa330●Conviasa
1997年倒産したVIASAに代わってベネズエラのフラッグキャリアとして2004年に設立されたエアライン。ベネズエラの”V"をデザイン化したロゴと、国旗をモチーフとした配色で明るいイメージの機体となった。これまたそろそろモデル化されても良いんじゃ無いかと思う機体である



こうしてみてみるとまだまだ魅力的な機材、デザインがいっぱいある。
編集 / 2012.06.23 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
TWA Trans World Airlines 1959?-198x-1995-2001
カテゴリ:  N. America / テーマ: アート・デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
TWA 1959-198xTWA Trans World Airlines 1959?-198?
  コーポレートカラー
 元々地球儀(世界地図)を表す
 □機体の地の色

TWA 198x-1995TWA Trans World Airlines 198?-1995
  コーポレートカラー
 □機体の地の色


TWA 1995-2001TWA Trans World Airlines 1995-2001
  コーポレートカラー
 ■
 元々地球儀(世界地図)を表す
 □機体の地の色
 これだけ有名なエアラインにもかかわらず、消滅して10年も経つとなかなか詳細な情報はリサーチしにくい。特にデザインについてはまとまった情報がなくある程度推測せざるを得ない。

TWAトランス・ワールド航空はTWAは1930設立のアメリカのかつてのメジャーエアライン。1940年代にはすでにBig 4の一角をなしていた。アメリカ国内の郵便輸送を請け負ったり、大西洋単独初横断したリンドバーグを役員に向かえたりと着実にその名声を上げて行った。TWAはパイロットのエアラインとも呼ばれ、常に新機種の開発・導入するエアラインとしても有名だった。創設間もない1932年にははDC-1を要求し就航させたほか、L1049など名機を世に送り出した。その背景にはスピード狂と言われたハワード社長の膨大な資金力があったのだが、会社を私物化しているとの訴訟で身を引いてからは、後任の経営者による多角経営がことごとく失敗、カーター政権の規制緩和による競争の激化で、リストラ、路線の縮小などで生き残りを模索していたものの1996年に発生したB747墜落事故で旅客が激減してしまった。その後小型機による国内路線にシフトして行ったが2001年ついにアメリカン航空に吸収され消滅した。

◆1959?-1908s
ジェット化されたのは1959年のB707導入が初めてだった。おそらくそれを機にデザインを一新し、今なおオールドファンの多い"Twin Globe"の愛称のあるデザインに変更に成ったと思われる。それまではフラッグシップであるL1049コンステレーション等を始め尾翼に2本のストライプが入っただけのシンプルなものだった。尾翼の地球儀は国際線への更なる飛躍を表したものだったのだろう。機体もコーポレートカラーである赤いチートラインが引かれただけのシンプルなものだった。

◆1980?-1995
1980年代規制緩和の本格化を受けてTWAは急速に経営危機に見舞われる。その建て直しに大鉈を振るったのがアイカーン社長である。それまでの経営方針を180度転換させるような取り組みの中でこのデザインが採用されたようだ。詳細な年代は不明だが、新機材導入や、アライアンスと行った派手な理由はあまりなさそうな時期の新CI導入である。機体は往年の赤いダブルストライプが復活、尾翼はシンプルに赤い四角の中にTWAのロゴが抜かれただけの本当にシンプルなもの。ホワイト地に赤単色ではワイドボディー機にはあまりにシンプルすぎ、一見貨物機のようにも見える。

◆1995-2001
1992年の破産法申請から3年後、様々なリストラを経てようやく衰退に歯止めが掛かった1995年に発表された新CIである。派手な国際線や大型機を次々に売却し、B757やB717など小型機によるアメリカ国内向けの路線に集中するようになった新生TWAの復活・生き残りをかけた新CI導入である。シンプルすぎた赤単色のデザインに、太い黒いラインを加えて力強い印象となった。さらに赤と黒の間に細い金の線を加えて全体的にエレバンと名雰囲気が感じられる。国内線と言えどもフルフェアの旅客を大事にすると言う戦略とも良く合うデザインと言えるだろう。機体のチートライン上には世界地図も復活した。金色はかつての地球儀の系譜だろうか。


編集 / 2011.01.30 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
Delta Air Lines 1960-1997-2000-2007-
カテゴリ:  N. America / テーマ: アート・デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Delta Air Lines 1960-1997 Delta Air Lines 1960-1997
 アメリカ国旗から
 アメリカ国旗から
 □アメリカ国旗から


Delta Air Lines 1997-2000Delta Air Lines 1960-1997
 アメリカ国旗から
 アメリカ国旗から
 □アメリカ国旗から


Delta Air Lines 2000-2007Delta Air Lines 1960-1997
 アメリカ国旗から
 アメリカ国旗から
 □アメリカ国旗から


Delta Air Lines 2007-Delta Air Lines 1960-1997
 アメリカ国旗から
 アメリカ国旗から



 デルタ航空は1924年Huff Daland Dusters社として設立された。その名の通りミシシッピ川下流域の穀倉地帯を中心に農薬散布を目的とした航空会社だった。農業関係と言う事は農閑期には暇となる。そこでPeruなど南米での事業とその間の旅客運送に乗り出していった。1928年にはDelta Air Serviceと改名している。デルタの名前は本拠地の有ったルイジアナ州モンロー近辺おミシシッピデルタに由来する。1930年代の郵便事業への参入や、1940年代には旅客輸送を本格化し着実に規模を拡大させて行った。2010年にはノースウエスト航空と合併し当時世界最大(現在はユナイテッド=コンチネンタル航空の合併により2位)のエアラインとなった。合併の結果運行機種も格段に増えたが、コスト圧縮の見地から急速に機材の絞込みが進むと言われている。

◆1960-1997
1959年にDC-8を導入し本格的なジェット機の時代に突入する事になったデルタ航空は翌年新CIを導入した。合衆国カラーである青・赤・白の三色を遣ったシンプルなもの。当時の塗料の問題なのか地から強さを出す為なのかは判然としないが、青は黒に近い紺色となっている。デルタの名前のまま▲をデザイン化したもので、そのロゴは通称"The Widget"と呼ばれる。デルタの名前に加えて、尾翼に配置されることで後退角がつき、ジェット機のスピード感も表現したロゴマークとなっている。ロゴは太いゴシックでかなり目立つ。

◆1997-2000
ジェット化では2代目となるデザイン変更は1997年に制定された。当時は新たな航空連合スカイチームの結成が合意され、デルタ航空も設立メンバーとして名を連ねていた。ラテンアメリカへの本格的な進出も始まり、アテネオリンピックのオフィシャルスポンサーとなったり、また1998年には新機材B777の導入も決まっていた。そう言う背景も有ってか新CIが導入された。デザインはアメリカのランドーアソシエイツ社。デルタの形は踏襲しつつシンプルなデザインとなった。あえてチートラインを残したために、却って新しさを感じさせるデザインだった。なおその前のロゴマークは機体前部にしっかりと残されていた。

◆2000-2007
2000年はやくも新デザインが発表された。前回のCI導入からわずか3年後に新デザインが導入されるのは大変珍しい。おそらくは航空連合スカイチームの発足に伴う措置だろう。これまでとは全く違った趣で、"flowing fabric"とも言われるように旗がはためいている様子をデザイン化したもの。尾翼から一部はみだして機体に掛かっている。グラデーションが掛かっているわけではなく模様としては単純化されているものの、遠めにはなかなか複雑で請ったデザインである。The Widgetも赤い三角の頂点が丸くなって、”デルタ”とは言えない形となった。

◆2007-
2005年、9.11の影響から抜け出せない中、原油の急騰と、特に本拠地を襲ったハリケーン・カトリーナの影響で経営危機に陥り、ついに倒産法の適用を新生した。しかしながら2007年には早々と破産法から脱却し復活をとげた。復活後の新生デルタ航空として2007年から導入されているのが現デザインである。配色は同じながら、前回のデザインでは8色を遣っていたものを4色に減じ、さらに直線的なデザインとする事でメンテナンスコストを削減させている。またデルタの名にふさわしい三角形も復活しブランドの向上にも役立てている。

久々のThe Tailシリーズ。3代目が面倒かと思ったが実際楽に描けた。今後アメリカのメジャーエアラインくらいは抑えておきたいところ。
編集 / 2011.01.29 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
swissair 1950-1981-2002
カテゴリ:  Europe / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
SWISSAIR 1956-1981 SWISSAIR 1950-1981
スイス国旗から
□ スイス国旗から


SWISSAIR 1981-2002SWISSAIR 1981-2002
スイス国旗から
□ スイス国旗から



スイス航空の設立は1931年である。それまでスイス国内にあった2社(Ad Astra Aero社とBalair社)を統合して誕生した。設立後すぐにロッキード機を導入するなどヨーロッパで始めてアメリカ製の飛行機を導入したことで知られる。その後一貫してダグラス社の飛行機を率先し導入、MD-80シリーズではローンチカスタマーとなっている。第二次世界大戦中の1939年から運行を縮小させ1944年には所有していたDC-2がアメリカ軍の爆撃により破壊され完全に運行を停止した。しかし戦後すぐの1945年には運行を再開している。戦後の復興期は堅実な成長を遂げ、積極的に他社へ資本参加するなどして1990年代には巨大なクオリフライヤーグループを形成していた。そのため空飛ぶ銀行とも呼ばれていた。
その絶頂期は1990年代後半でエアリベルテ(仏)、AOM(仏)、エアリットラル(仏)、サベナ(ベルギー)、ヴォラーレ(伊)、TAP(ポルトガル)、LOT(ポーランド)、エアヨーロッパ(英)、南アフリカ航空、トルコ航空、LTU(独)などに資本参加している。しかし2001年の9.11の同時多発テロを機に傘下のエアラインの経営が一気に悪化、結局スイス第二のエアラインであるクロスウエアに吸収合併され消滅した。なお現在運行しているSwiss International Air Linesは2002年にクロスエアが改名したものなので登記上は別会社となる(機材など経営資源のかなりの部分は継承している)。

デザインはスイス国旗をあしらったシンプルかつ伝統的なもの。国旗そのものの歴史は古く起源は13世紀にまで遡る。スイスの起源となった3州のうちのシュヴィーツ州の旗が今に継承されている。十字はもちろんキリスト教を表す。紅白を反転させた赤十字もこの国旗が原案で、そのためにおいそれとは商用で使用できないよう条約で定められている。スイス航空の尾翼はそういう意味では特異な例である。

スイス航空でデザインが正式に定められたのは1950年でそれ以前は特に定められてはいなかったようだ。尾翼にスイス国旗があしらわれ、機体上面は白、下面は地金、中央には赤い2重のチートラインと定められた。尾翼の下半分は機体上面と同じ白が塗られている。1956年にはDC-7C導入を機にマイナーチェンジされ、チートラインは1本となったものの尾翼デザインそのものは変更されなかった。

1981年DC-9-81、つまりはMD-80の採用に伴って新CIが導入された。尾翼は全面国旗となり、赤いチートラインは薄い茶色と、濃い茶色の2色となった。あわせてロゴも大文字から小文字となりマークもスイス国旗を模した平行四辺形の物となった。尾翼のデザインは2002年の消滅まで続くことになったものの、機体の方は1995年A320シリーズ導入を機にホワイトボディとなり、さらに2000年にはクオリフライヤー・グループの象徴として機体最下面が青く塗装されるようになった。
編集 / 2010.06.06 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
EgyptAir 1971-1989?-1996-2008-
カテゴリ:  Africa / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Egyptair 1971- 1989 EgyptAir (1971-1989?) (エジプト)
 汎アラブ色 エジプト革命前の君主制とイギリス支配に対する闘争
 □汎アラブ色 無血革命
 ■汎アラブ色 君主制と殖民支配からの開放
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 1989-1996 EgyptAir (1989?-1996) (エジプト)
 汎アラブ色 エジプト革命前の君主制とイギリス支配に対する闘争
 □汎アラブ色 無血革命
 ■汎アラブ色 君主制と殖民支配からの開放
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 1996-2008 EgyptAir (1996-2008) (エジプト)
 
 
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 2008- EgyptAir (2008- ) (エジプト)
 




設立は1932年と、アフリカ・中東地域では最も古いエアラインである。1970年代の石油ブームにる中東系のエアライン台頭までは同地域の航空事業の中心的存在だった。第二次世界大戦前は主にデハビランド社製の飛行機を導入し、当時のイギリスの植民地3C政策(カイロ、カルカッタ・ケープタウン)によって、カイロをハブとする航空路線が早々と軌道に乗った。大戦中は国有となり戦後すぐに運行を再開した。1953年の共和国成立後、ナショナルフラッグとして成長を始め、1960年コメットを導入、1962年には早々と東京へ乗り入れている。1958年シリアとの連合国家設立に伴ってシリアのエアラインと統合し、アラブ連合航空と名乗るものの1961年には連合国家自体が解体してしまった。連合国家自体へのソ連の影響もありソ連の航空機の導入が始まったが、親米路線のサダト大統領の就任後1971年に現社名に変更、以降西側の飛行機の導入が中心となった。中東戦争やイスラエルとの関係、経済的な危機、ハイジャックなどを乗り越え規模を拡大させ、2008年にはスターアライアンスに加盟している。

1971年エジプト航空という名になった時にその空の安全を祈願する意味で採用されたのが古代エジプト神話の天空と太陽の神ホルス神である。一般にハヤブサの頭を持つ人間の姿をしていて、その頭部をデザイン化したものである。白、黒、赤という汎アラブ色に加え、当時リビアとシリアなどとの連合国家でもあるアラブ共和国連邦の国旗でも使用された金色を使用している。金色はイスラム教の預言者ムハンマドの属するクライシュ族の色とされ、イスラムでは神聖で高貴な色とされる。なお機体はホワイトボディに赤いチートラインが引かれていた。後に赤いラインの下に金色のラインが付け加えられている。
ただ、初期の頃には赤いチートラインに尾翼にエジプトの国旗をあしらった簡単なものも存在していたようである。

1989年頃には、赤と金色のチートラインが機体尾部から尾翼に向かって跳ね上がりホルス神のシンボルマークを突き刺すようなデザインとなった。時期的にはトライスター導入の時期と重なるのだが、トライスターの独特な尾翼形状に合わせたデザイン変更だったのかもしれない。詳細は不明である。

1996年、これまでの汎アラブ色を完全に廃止し、ホワイトボディに濃紺の尾翼というヨーロッパ的なデザインに一新された。おのおのの配色は古代エジプトのファラオを象徴する色らしい。最新の機材A340の導入に合わせたものと見られる。尾翼ホルス神のデザインはそのまま、ただし丸い枠線を廃止して、よりシンプルでストレートな表現となった。これまで金色を背景にしていたため黒髪に見えていたホルス神が金の立髪に変身したかのような効果があり、ツタンカーメンの黄金のマスクを彷彿とさせる。濃紺と金色の対比が美しく、赤が絶妙のアクセントになっている。

2008年、設立76周年とスターアライアンスへの正式加入、機材一新も兼ねて新CIが導入された。赤いアクセントはなくなったものの、濃紺から淡青にグラデーションさせていった中に濃紺のホルス神を浮かび上がらせている。特にこれまで尾翼の背景色が濃紺一色だったので、夜間はほとんど目立たなかった。色合いはシンプルになったがなかなか凝ったデザインで見飽きることが無い。第1号機材として新導入のB738は2008年に就航、2010年には新塗装のB773ERが就航している。


    History             Fleet               Tail Livery
    1932 Misr Airwork
    |               1932 DH.60M Gypsy Moth
    |               1934 Spartan Cruiser
    |               1937 DH.90A Dragonfly
    1939 Misr Airlines
    1949 Misrair
    |               1949 Vickers Viking
    |               1956 Vickers Viscount
    |               1958 DC-3
    1958 United Arab Airlines
    |               1960 DHC-106Comet 4C
    |← 1960 Syrian Airways
    |               1961 DC-6B
    |→ 1961 Syrian Arab Airline
    |               1965 An-24V
    |               1968 Il-18D
    |               1968 B707-320C
    1971 EgyptAir
    |                                 1971 "Horus" on white tail
    |               1974 Tu-154
    |               1975 B737-200
    |               1977 A300B4
    |+ 1982 Air Sinai
    |               1983 B747-100
    |               1984 B767-200ER
    |                                1889? "Horus" w/red,gold ln.
    |               1989 L-1011-1
    |               1991 A320-200
    |               1996 A340-200
    |                                1996 "Horus" on blue tail 1st
    |               1997 B777-200ER
    |               2004 A330-200
    |+ 2007 Egyptair Express
    |               2008 B737-800
    |                                2008 "Horus" on blue tail 2nd
編集 / 2010.05.16 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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