EgyptAir 1971-1989?-1996-2008-
カテゴリ:  Africa / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Egyptair 1971- 1989 EgyptAir (1971-1989?) (エジプト)
 汎アラブ色 エジプト革命前の君主制とイギリス支配に対する闘争
 □汎アラブ色 無血革命
 ■汎アラブ色 君主制と殖民支配からの開放
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 1989-1996 EgyptAir (1989?-1996) (エジプト)
 汎アラブ色 エジプト革命前の君主制とイギリス支配に対する闘争
 □汎アラブ色 無血革命
 ■汎アラブ色 君主制と殖民支配からの開放
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 1996-2008 EgyptAir (1996-2008) (エジプト)
 
 
  クライシュ族の象徴、イスラムの聖なる色

Egyptair 2008- EgyptAir (2008- ) (エジプト)
 




設立は1932年と、アフリカ・中東地域では最も古いエアラインである。1970年代の石油ブームにる中東系のエアライン台頭までは同地域の航空事業の中心的存在だった。第二次世界大戦前は主にデハビランド社製の飛行機を導入し、当時のイギリスの植民地3C政策(カイロ、カルカッタ・ケープタウン)によって、カイロをハブとする航空路線が早々と軌道に乗った。大戦中は国有となり戦後すぐに運行を再開した。1953年の共和国成立後、ナショナルフラッグとして成長を始め、1960年コメットを導入、1962年には早々と東京へ乗り入れている。1958年シリアとの連合国家設立に伴ってシリアのエアラインと統合し、アラブ連合航空と名乗るものの1961年には連合国家自体が解体してしまった。連合国家自体へのソ連の影響もありソ連の航空機の導入が始まったが、親米路線のサダト大統領の就任後1971年に現社名に変更、以降西側の飛行機の導入が中心となった。中東戦争やイスラエルとの関係、経済的な危機、ハイジャックなどを乗り越え規模を拡大させ、2008年にはスターアライアンスに加盟している。

1971年エジプト航空という名になった時にその空の安全を祈願する意味で採用されたのが古代エジプト神話の天空と太陽の神ホルス神である。一般にハヤブサの頭を持つ人間の姿をしていて、その頭部をデザイン化したものである。白、黒、赤という汎アラブ色に加え、当時リビアとシリアなどとの連合国家でもあるアラブ共和国連邦の国旗でも使用された金色を使用している。金色はイスラム教の預言者ムハンマドの属するクライシュ族の色とされ、イスラムでは神聖で高貴な色とされる。なお機体はホワイトボディに赤いチートラインが引かれていた。後に赤いラインの下に金色のラインが付け加えられている。
ただ、初期の頃には赤いチートラインに尾翼にエジプトの国旗をあしらった簡単なものも存在していたようである。

1989年頃には、赤と金色のチートラインが機体尾部から尾翼に向かって跳ね上がりホルス神のシンボルマークを突き刺すようなデザインとなった。時期的にはトライスター導入の時期と重なるのだが、トライスターの独特な尾翼形状に合わせたデザイン変更だったのかもしれない。詳細は不明である。

1996年、これまでの汎アラブ色を完全に廃止し、ホワイトボディに濃紺の尾翼というヨーロッパ的なデザインに一新された。おのおのの配色は古代エジプトのファラオを象徴する色らしい。最新の機材A340の導入に合わせたものと見られる。尾翼ホルス神のデザインはそのまま、ただし丸い枠線を廃止して、よりシンプルでストレートな表現となった。これまで金色を背景にしていたため黒髪に見えていたホルス神が金の立髪に変身したかのような効果があり、ツタンカーメンの黄金のマスクを彷彿とさせる。濃紺と金色の対比が美しく、赤が絶妙のアクセントになっている。

2008年、設立76周年とスターアライアンスへの正式加入、機材一新も兼ねて新CIが導入された。赤いアクセントはなくなったものの、濃紺から淡青にグラデーションさせていった中に濃紺のホルス神を浮かび上がらせている。特にこれまで尾翼の背景色が濃紺一色だったので、夜間はほとんど目立たなかった。色合いはシンプルになったがなかなか凝ったデザインで見飽きることが無い。第1号機材として新導入のB738は2008年に就航、2010年には新塗装のB773ERが就航している。


    History             Fleet               Tail Livery
    1932 Misr Airwork
    |               1932 DH.60M Gypsy Moth
    |               1934 Spartan Cruiser
    |               1937 DH.90A Dragonfly
    1939 Misr Airlines
    1949 Misrair
    |               1949 Vickers Viking
    |               1956 Vickers Viscount
    |               1958 DC-3
    1958 United Arab Airlines
    |               1960 DHC-106Comet 4C
    |← 1960 Syrian Airways
    |               1961 DC-6B
    |→ 1961 Syrian Arab Airline
    |               1965 An-24V
    |               1968 Il-18D
    |               1968 B707-320C
    1971 EgyptAir
    |                                 1971 "Horus" on white tail
    |               1974 Tu-154
    |               1975 B737-200
    |               1977 A300B4
    |+ 1982 Air Sinai
    |               1983 B747-100
    |               1984 B767-200ER
    |                                1889? "Horus" w/red,gold ln.
    |               1989 L-1011-1
    |               1991 A320-200
    |               1996 A340-200
    |                                1996 "Horus" on blue tail 1st
    |               1997 B777-200ER
    |               2004 A330-200
    |+ 2007 Egyptair Express
    |               2008 B737-800
    |                                2008 "Horus" on blue tail 2nd
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編集 / 2010.05.16 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
Air Namibia 1990-1998-
カテゴリ:  Africa / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Air Namibia 1990-1998 太陽(?)
空と大西洋、豊かな水資源?
□背景色(機体色)



Air Namibia 1998- 黄金の太陽(以下国旗から)
空と大西洋、雨豊かな水資源
国民と平等
豊かな農産業
□平和と連帯

エアナミビアは1946年にSouth West Air Transportとして設立された。1959年Orix Aviationと合併しSuidwes Lugdiensと名乗る。さらに1966年にはNamib Airを子会社として併合し1978年にはNamib Airが正式名称となった。1990年独立直後B747SPを導入し、旧宗主国であるドイツのフランクフルトに就航した。ちなみにこのB747SPはそれまで実効支配していた南アフリカのエアライン SAA南アフリカ航空からリースされたものである。1991年に現社名に変更されている。1992年ロンドン線開設、1999年B747-400を導入。2004年にはMD-11を導入したが現在では2機のA340-300を所有し、欧州、南西アフリカ路線を運行している。

1990年3月21日に独立を果たし、翌月4月1日に導入されたB747-SPに施されたデザインである。導入機材であるV5-SPFは"Etosha"という同国最大の湖の名前が付けられているが、尾翼デザインもその湖で繁殖するフラミンゴに因んでいると思われる。フラミンゴは日本ではかつてベニツルとも呼ばれていたらしいが、そういわれれば一見「月に鶴」という和風なデザインに見えなくもない。実際には灼熱のナミブ砂漠を照らす太陽、塩湖で繁殖するフラミンゴという組み合わせで、南西アフリカらしいと言えばそれらしい。

1998年B747SPの変わりに導入されたB767-300に施されたデザインが、国旗をイメージとしたデザインである。太陽にフラミンゴも地元に人には理解できたのかも知れないが、ヨーロッパ向けのCIとしては判りにくかったのだろうか。太陽にフラミンゴは会社のロゴマークとして存続している。尾翼のデザインは国旗そのもので、特に青、赤、緑は同国の最大勢力であるオバンボ族の伝統色であるらしい。
編集 / 2009.07.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
South African Airways 1971-1981-1997-
カテゴリ:  Africa / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
SAA South African 1971-1981 South African Airways (1971-1981?) (南アフリカ)
 ■旧宗主国オランダ国王 オレンジ=ナッソウ家に由来
 ■南アフリカの野生動物スプリングボック



SAA South African 1981  - 1994 South African Airways (1981-1994) (南アフリカ)
 ■旧宗主国オランダ国王 オレンジ=ナッソウ家に由来
 ■南アフリカの野生動物スプリングボック



SAA South African 1994-South African Airways (1997-) (南アフリカ)
 ■空と海                   □南アフリカに住む白人
 ■血                     ■南アフリカに住む黒人
 ■豊かな地下資源、特に金
 ■農業と自然


南アフリカ航空は1934年に設立された。SAAと略されるが、以前はSALという表記も存在した。これはアフリカーンス語でのSuid-Afrikaanse Lugdiens から来ている。意味は同じ南アフリカ航空である。第二次大戦前まではアフリカの近隣諸国の路線を中心に運行していた。戦後アフリカの各国が独立すると、人種差別政策(アパルトヘイト)に反発したアフリカ諸国が上空通過を認めなかったため、結果的に長距離路線を中心とした運行形態にシフトして行った。
アフリカ諸国がいっせいに独立を勝ち取った1960年(アフリカの年といわれる)以降、長距離線運航の担い手としてB707が1961年に導入された。それを記念して採用されたのが旧宗主国のオランダ国王家に因んだオレンジ色の尾翼デザインである。

1971年、長距離線を担う次世代のジェット機が導入された。B747である。この導入を機にスプリングボックのデザインが簡略化され、白と紺の光芒に添えられた。このスプリングボックは Flying Springbokと呼ばれている。ちなみにこれ以前のスプリングボックのロゴマークは1948年に採用されたものなので、オレンジの尾翼としては1961年から1971年まで旧Springbok emblemが使用されていた。

1981年 中距離路線、国内路線の拡大に合わせて、B737-200 Advanceを22機導入した。それに合わせて尾翼のデザインもよりSpringbokを目立たせる物に変更された。マイナーチェンジと言ったところか。小さなB737の尾翼では寄りすっきりさせた方が良かったのだろう。B747にもこのデザインに変更され、ますますオレンジ色の尾翼が目立つ事になった。

長期間オレンジ色の尾翼がトレードマークだったSAAだが、1994年に人種差別政策が撤廃され、国旗も変更されたのに伴って、1997年新CIを導入することになった。単純に国旗を描くのではなくグラデーションも使いながらの現代的なデザインである。国旗の色にそれぞれ意味があるようだが、中でも「金」を表す黄色が、本物とおなじく金色で表現されている。中央の黒、黄(金)、緑はアフリカ民族会議の色でもあり、残りの赤、青、白は、旧宗主国のイギリスとオランダの国旗の色でもある。見良く先端には朝日を現す金色の円が描かれている。

編集 / 2009.04.25 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
Air Mauritius 1972(?)-
カテゴリ:  Africa / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Air Mauritius 1972-
エア・モーリシャス (1972?-) (モーリシャス)



モーリシャスはアフリカ、マダガスカル島沖の島嶼国家で、同国の国営エアラインである。設立は1967年だが実際に小型機で運行を始めたのは1972年からである。国としての独立が1968年だからそれと前後して設立された。
赤と白の2色の塗り分けで、赤い色の由来は不明。このデザインが設立当初からの物なのかどうかも含めて今後のリサーチ待ちである。エアラインのシンボルである鳥が尾翼にあしらわれている。"熱帯鳥"と大雑把な和名が見られるが、正式名はphaeton rubicolaまたはPaille-en-Queueで、地元の代表的な鳥であるらしい。1977年にB707を導入して以来ボーイングの大型機を運行していたが1994年のA340導入以来エアバス機中心のフリート構成に移行しつつある。
編集 / 2009.03.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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