月刊エアライン ザ・空港
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
久々にエアライン誌を買った。空港設備に関するまとまった特集である。大体はネットを調べればわかる情報ではある。が、こういった情報はまとまっていることに価値がある。同じ情報を何度も都度「探す」のは意外に面倒である。特に今回は主要空港の整備用格納庫の建屋が気になった。いずれLEGO化を考えねばならない相手として貨物ヤードとともに気になリ始めていたところだった。写真を見るに、如何にも作ってくださいと言わんばかりの直方体である。

妄想は続くが、現時点では何とかしないといけない部位が1つある。庇である。1/3厚のプレートでもオーバースケールなのである。ところがLEGOのパーツには1/6厚のパネルがある。これを使えばもしかして貨物ヤードが出来ちゃったりするかもしれない。

さらの妄想が広がっているのだが現在建設中の伊丹新ターミナルはどうだろうか?中央増設部分はなんと屋上がカーブ付きのスロープである。これはさすがに厳しいなと思っていたところ、何とLEGOにはカーブ付きのスロープパーツがちゃんと存在している。問題はスロープの長さだがまあ新しい楽しみが増えた位に思っておこう。

久々にエアライン誌をじっくり見たが、各コーナーともなかなか骨太な内容で以前に比べて多少大人向けになった上読み応えもある。出版業界はどこも厳しいと聞くが、紙の検索性と一覧性は独特である。末永く続いて欲しいものである。
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編集 / 2017.08.05 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
アクセサリを何とかせねば
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
うーん。どうしたもんだろうか。

コレクション開始当時は、これは一生ものだと直感し、箱は捨てていた。ただ、陳列できないほどコレクションが増えるにつれて、収納の問題から箱は捨てない主義に変換した。ここ数年MAT研究にのめり込み、当然のことながらアクセサリも増えてくることになる。気が付けばアクセサリ群だけでも結構な場所を取っていた。

GWは9連休だった。色々予定していたが初日に親父が救急で入院となり予定は全てキャンセル。GWは結局実家との往復の繰り返しとなった。親父の方は幸い処置も適切でほどなく退院する事になったが、入院中はお袋と久々に寝泊りした。まあまあの高齢なので、滞在中はお袋のアッシーとなって近所をドライブすることになった。100均に執心でいろいろ買ったが、毎日の薬を入れるピルケースが見つからない。1週間分はあるが月単位の物が欲しいという。結局見つからず、1週間ケースを5個買えばひと月分になるではないかと、買ってみたがそれでは役に立たないという。結局そのピルケースが手元に余ってしまった。

話がだいぶ脱線したが、そこでピンと来たのが件のアクセサリ群である。アクセサリは極小の割りに箱はでかい。しかも来たるべく1/500KIXという壮大な妄想を根拠にいくつも買っている。良く考えてみればあまり箱を保存しておく必要もなさそうなので、ピルケースにまとめてしまおうと考えた。ボーディングブリッジが一番嵩張る。車両やGSEなどはかなり小さく、どんどん収まっていく。
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結果10分の1程度の体積となった。これが一番いいのはすぐに取り出しやすいという事。小物が多いだけに箱からの出し入れが結構手間だった。情景写真にこれまで以上に凝ることが出来そうである。

ITM-MATにも取り掛かろうかな
編集 / 2017.05.21 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
久々の東京出張も収穫無し
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
週末は本当に久しぶりの東京出張だった。用事は金曜の午後であり朝早く出れば何件かショップに立ち寄れる。用事を済ませたら今回はそのまま新潟へ向かい大阪に戻る行程となる。本来ならいつものじゃらんで飛行機を使うところだが、出発まで1週間を切っていたのでかなり高額になってしまっていた。(1週間前なら25,000円、1週間を切ると45,000円である。伊丹→羽田、新潟→伊丹の航空券、新潟市内宿泊含む。)仕方なく今回は列車を使う。行きは新大阪→新幹線のぞみ→東京である。仕事が終わって東京→上越新幹線とき→新潟。子供の部屋に泊まって今日新潟→特急しらゆき→上越妙高→北陸新幹線はくたか→金沢→サンダーバード→大阪と1日かけての移動だった。先工程6時間の列車旅だったが、まあたまにはこんな旅も面白い。

さて、肝心のショップめぐりであるが、2時間余りしか時間が取れず、秋葉原のみ、しかも収穫無し。炎天下の新潟と夜の居酒屋、帰りの駅弁を堪能しただけに終わってしまった。今週も水・木と出張である。今回はもっと時間がある。念願の国会図書館、市ヶ谷、巣鴨の3箇所めぐりが出来そう。ただ、次回も出張先が群馬なので往復新幹線となりそうだ。掘出物に期待である。
編集 / 2017.05.21 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
春の高知帰省
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
先週末は用事で親父の実家、高知県は安芸へ親父と帰省していた。今回は年度始まりの手続きが多く、レンタカーの運転手を兼ねての4日間の帰省である。足の悪い親父だがレンタカーがあるという事で地元の名所を巡ってうまいもの食べて過ごすというのも楽しみな帰省であった。

4/8土曜日。1010伊丹発ANA1607便高知行き。ちょっと早めにチェックイン。フィンガー方向から工事中の新築ターミナルの状況を確認する。ほぼ骨格は出来上がっている。南沖止めの新規ターミナルも全体の姿を現し始めた。しかしなんだなー、屋上屋を重ねるというか、完成後のバリアフリーがどう完成するのかいまいちよー解らん。
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さて、行きのB735はほぼ満席。年配の旅行者が目立つ。通路側だったので景色は全く見えず。雨天ながらもさほどの揺れも無く快適なフライト。空港でレンタカーを借り、列車で加古川から帰省してくる親父を後免駅まで迎えに行く。雨の駅周辺では早くも田植えが始まっている。親父と無事合流、昼食はまた空港に戻って土佐料理「司」でたたき定食。4日間はレンタカーでの移動がメインとなるので昼間酒は楽しめない。空港から手結にて叔母を見舞い、安芸へ。夕方海沿いの共同浴場でゆっくりした後で地元の焼肉屋「大阪屋」で肉三昧。ここは初めてだったが本格的な焼肉が割安で楽しめる。

4/9日曜は薄日が射す中、墓参り。その後手結の叔母を見舞う。このあたり昼食場所があまりない。夜須のやっしーパーク付近に有名なアワビ飯屋があるが、今回は前日肉屋で聞いた近所の土佐ロイヤルホテルで昼食、そのあとホテル内温泉でまたゆったり。安芸に戻って午睡後、夕食は近所のイタ飯屋「リンダリンダ」。イケメンと美女が経営する田舎町に不釣り合いとも思えるような本格イタ飯。調子に乗って白ワインをボトルでオーダー。メインまで行かずに日本酒「南」までいただいて退散。そういえば前回ここでグラッパを薦められて撃沈したなぁ。

4/10月曜日。朝から濃霧&雨のなか、芸西村へ叔母の税納付手続き。待たされることも無くあっさりと手続き完了、安芸へとって返す。親父の用事で高知銀行、四国銀行、四国労金と金融機関巡り。ここでも待たされることなく各々数分で終了。翌最終日の用事もAM11時には完了してしまった。せっかくなので雨の中、山奥の畑山温泉に向かう。同じ安芸市内ながら安芸市街地から車で40分の山道。土佐ジローで有名な「はたやま憩の家」で地鶏ラーメンと親子丼を堪能。雨の平日で客は我々2名だけだったが暖かく迎えていただいた。沛然とした雨に煙る山間の静かな集落での絶品に、しばし言葉を失う。日帰り温泉は2年前にやめたとのこと。
午後はホテルタマイでまた午睡(実家は風呂が無く帰省はホテル泊となる)。季節がいいのかお遍路さんが多い。年配の夫婦に交じって、単独での歩き遍路、外国人カップル、学生の2人連れなどが結構目立つ。高知は寺間距離が長く修行の場と言われる。雨中のお遍路は大変そうであるが、見る者にとっては雨中の歩き姿だけでも拝みなくなってしまう。ありがたい風景である。夕方、近所の「台湾料理福将」へ。台湾出張経験のある親父が太鼓判を押す本格的な台湾料理。日本語はまだたどたどしいが、こんな田舎町にまで進出定着していこうという台湾人のバイタリティがすごい。高級食材もあるが現地風の味付けで値段も高くは無くボリュームがある。親父のお気に入り青菜(空芯菜?)炒めと香辛料の効いた手羽先、奮発してアワビ蒸を堪能。

4/11火曜日。午前中に最後の用事を済ませて昼食ということになり、かねてより気になっていた、空港近くのうなぎ専門店かいだ屋へ。平日1140入店したがほぼ満席、注文したうな重が出てきたのは1245頃だった。まあうなぎは時間がかかるもんだ。ちょっと値は張ったがさすがにさばきたて、焼きたてで外はこんがり、中はふわっとと絶品。レンタカーを返すまでまだ時間があったので親父が70年ぶりという龍河洞まで足を延ばす。かく言う私も数十年ぶりである。現地の様子は全く覚えがないくらい様変わりしているというか全く覚えがない。親父も同じような感じらしい。入口の土産物売り場も心なしか活気が無い。観光客は数えるほど。ボランティアの美人説明員さんとひとしきり話をしてから、親父は足が悪いので洞内まで行かず無料の博物館を見学。日本三大鍾乳洞にしてはかつてのにぎわいが感じられない。途中の龍河洞スカイラインも通る車とてほとんどなく徐々に荒れて行っているような感じである。その後、くろしお鉄道で安芸へと戻る親父とのいち駅で別れる。運転手ということでうまいものを随分とごちそうになってしまった。

レンタカー返車まで1時間半ほどあったのでちょっと寄り道をする。
後免町駅前の土居模型店。ここは午後しか空いていないためいつも素通りしていた模型店である。1/500 ANAのYS-11とB727のみが残っている。昔は扱っていたような感じだが今では鉄道模型とプラモデルが中心である。それでもこういう街での模型屋さんはかなり貴重である。天井近くまでに積み上げられた外国製のキットも多い。掘出物が結構あるんじゃないだろうか?

最後に、先程うなぎ屋から滑走路の下をくぐって龍河洞に向かうときに見かけた妙なものを確認しに行く。それは田んぼのど真ん中にいくつか唐突に並んでいたのである。明らかに格納庫でかなり古いものである。親父の話では祖父が戦時中ここまで来ていろいろと手伝いをしていたそうである。初めて聞いた祖父の話と、田んぼの中の異様な構造物が目に焼き付いて再訪を思い立った。後で調べたところによるとやはり戦時中の防空格納庫らしく掩体(えんたい)壕というそうである。長年高知空港を利用していたが全く気付かんかった。
いくつか固まって残っているようで、田んぼのど真ん中にぽつんと残されていたり、
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農道が壕をくぐっていたりと一種異様な光景が広がっている。
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まるで古墳のようだが、実際にはコンクリート製の頑丈なつくりなので壊すのにも費用が掛かるという事らしい。現在では7カ所が残っているとのことで戦時遺産として登録保存の動きもあるらしい。帰宅後1948年、1952年の空中写真では、9カ所の掩体壕が確認できた。1944年に完成し、滑走路から網の目のような誘導路があったそうだが1948年の空中写真では既にうっすらとしか痕跡が残っていなかった。1952年では早々と農地に整地されつくして誘導路の面影もなくなっている。戦中は練習基地だったそうで、ここから練習機に爆弾を抱えた神風特攻機が出撃していったそうである。考えてみれば南洋に面した空港ということでそんな歴史もあってもおかしくはないが今まで考えたことも無かった。空港の歴史というものはその気になって収集しないとなかなかまとまった情報が無いようだ。そこからレンタカーを返して帰路に就く。

1635高知発ANA1612便伊丹行き。到着機遅れにより5分遅れで発着。春の嵐の中のフライトで揺れを覚悟したものの、ほとんど揺れも無く小雨上がりの伊丹に到着。

実家の用事がメインだったが、思いのほか手際よく用事が片付き、久々に親父とうまいものを食べ、思い出話から意外な遺構に出会えた内容の濃い帰省だった。
編集 / 2017.04.15 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
エアライン年鑑 2017-2018
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
エアライン年鑑 2017-2018

新年度である。街中の雰囲気もなんとなく一新されたような華やいだ雰囲気が漂う。本屋も新刊が並ぶ時期でもある。しかしこちとら手に取る雑誌は毎月変わらないのであった。エアライン誌はちょっと面白そうな記事だったので購入しかけたがその前に「エアライン年鑑」の最新号が目に入った。

前回号は見過ごしたんだと思う。ちょうど仕事がトラブっていた時でもあったので買う余裕も無かったのかもしれない。今回はぱらっとめくって即購入となった。時事ネタが6本、3大アライアンスの状況は定番。巻末にここ2年で消えたエアライン一覧が復活していて資料としても利用価値が高いと思う。贅沢をいえば生まれたエアライン一覧とか、例えば30機以上などの一括発注の一覧なんてのがあると既存のエアラインの栄枯盛衰も感じられて面白いと思うのだが。
ただ何といってもフルカラーの写真がきれいで見ているだけで本当に楽しい。誌面の都合で割愛した写真も多いのだろうと思うが、もう少し高くてもいいから写真を増やして欲しいなぁ。

今回のトピックスは
●世界情勢とエアライン業界
●大手の統合と今後の展開
●アライアンスの新たな動き
●中東御三家の躍進
●LCCの更なる躍進
●機材設備充実進むFSA

因みに4年前2013-2014年版のトピックスは
●苦境の欧州系エアライン
●最後の大型合併AAとUSエア
●コスト抑制と合理化進むエアライン
●ピーチで始まった日本のLCC
●羽田と成田の国際線枠の今後
●日本就航増えるチャーター便
だった。

前回に比べると視点がかなりマクロになってきたと思う。次回2年後、業界はどうなっているだろうか。アライアンスと4大拠点(欧州、北米、中東、中国)の動きが中心になるだろうが、最新機材導入が進むアフリカのエアライン、寡占が進む南米とオセアニア、人口増加進む南東南アジアなど各地でまた違った動きが出てきていると思う。
編集 / 2017.04.03 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
”羽田の空”100年物語
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
朝の通勤時間帯は基本どこも立ち寄らない。それでもたまにふらっと立ち寄る事もある。そんな中で目に付いた新書がこちら。

「”羽田の空”100年物語 ~秘蔵写真とエピソードで語る~(交通新聞社)」

写真が多いので数日の通勤電車で読み終えてしまった。分量的にはちょっと物足らなかったが、豊富なエピソードと貴重な写真は見ていて充分楽しめるし羽田空港の100年を一通り辿ることができる。個人的には年表だとか、乗り入れエアラインの変遷記録なんかの資料がもう少し有れば申し分なかった。それにしても同じような本を伊丹空港で出版されないもんだろうか。伊丹には空港の展示や資料館のようなものが無い。そりゃ騒音問題や土地の問題など負の歴史もあるだろうが、それもひっくるめての歴史である。

よく、過去に飛来した飛行機の写真だけを飾っている空港があったりするが、その背景にまで踏み込んだ記事にまでなかなか触れられる事がない。何故その時期にそのエアラインがその機材でその路線を開設し、はたまた閉鎖されていったのかなどのストーリーとシナリオに沿った歴史展示がないものだろうか。新潟空港の3階にはいつもがらがらの展示室がある。そこに昔地元紙が連載した新潟空港の黎明期の連載記事がパネルにして貼ってある。展示物としては全く地味だし、誰が読むかと思うような展示の仕方なのだが記事の内容は10回程度に亘って連載されたものなのでかなりの読み応えがあった。まあ実際にはそんなに訪れる人もいないだろうし、空きスペースをとりあえず展示コーナーとして使っているだけという事情もあるんだろうが。

話が逸れた。
本である。交通新聞社とは耳慣れないが、JR時刻表を出版している会社と言った方がわかりやすい。昔は弘済出版社と言っていた。そうかあ、時刻表を出版している会社から出た本か。鉄道関係は時刻表が多いけど飛行機の国際線の時刻表はかなりマイナーだなぁ。そこがまたいい所なんだけど。以前調べ始めた各年代の伊丹空港の国際線発着状況が全く進捗していない。昔は鉄道の大時刻表の後ろの方に載っていたような記憶が有ったがあれは国内線だけだったかなぁ。

伊丹空港はおろか関空時代も乗入れ撤退がかなり激しいので、ちょっとまた整理の意味でリサーチしてみようかなぁ。
編集 / 2017.03.02 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
モデルで見るデザイン考
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
夜、間接照明のラウンジで一人ブランデーグラスを揺らしながら、カウンターに置かれたKLM773をじっくりと眺め、そのフォルムと洗練されたデザインをゆっくりと堪能しまだ見ぬ異国に想いをはせる。そんな大人の時間を過ごすのが夢である。
以前、新大阪店の帰りに仕事仲間を待つ間、がらがらの居酒屋のカウンターで、箱から出して眺めていたことがあった。熱燗におでん、赤提灯に有線のムード歌謡が流れ、女将さんが義理で興味を持ってくれたふりをして話を聞いてくれた。これはこれで渋いシーンなのかもしれないが、女将さんが手にしたモデルを落としはしないかとそればかり気になって結局ゆっくり鑑賞するとどろの話ではなかった。Kenya Airways B767では話題がそれ以上膨らむはずも無く、早々に鞄にしまいこむ事となった。やっぱり適度に放っておいてくれるショットバーがいい。マイボトルならぬ、マイモデルを肴に世界に想いをめぐらし一杯引っ掛けて帰る。そんな生活に憧れたりもするのであるが、いかんせん地が庶民なのでそんな気取った事はでけへんなぁ。先月見つけたエスニックバーの親父さんのところにしばらく通ってみるか。

そもそも飛行機モデルはコレクション性が高くなる要素が多い。切手やコインのように世界中のどこでも見られる上、各国・地域によってオリジナリティに富んでいる。各国の民族性や感性、価値観までもが反映される。飛行機が発明された100年ちょっと、量産飛行機が国際線に安定的に飛ぶようになったのは戦後。海外旅行が日本でも一般的になってまだ50年ほどしか経っていない。この半世紀で、これほどまでに異国情緒を堪能できるコレクションはそう無いだろう。

さて、つらつらとモデルを眺めていると、なかなか凝ったデザインもあればそうでもないデザインもある。デザインにも流行があるが、なんせキャンパスは横に細長い胴体と大きな立看板のような尾翼である。この特殊な形のキャンバスにデザイナーはどんなデザインを施してきたのか。

しげしげと眺めているうちにいくつかのパターンがある事に気がつく。
(0)胴体と尾翼のデザインの連続性
まず大きなキャンパスである胴体と尾翼に分けることが出来る。尾翼だけ単独のデザインとするか、胴体と一体型のデザインとするかである。一体型は同系色としたり、ラインを連続的につなげたりしてデザインの一体化を図るものである。前者ではJAL、LHなんかが代表的、後者ではANAやQFが該当する。
<不連続>s-DP1070157.jpg

尾翼はさておき胴体でのデザインだけに注目してみる。
(1)大体何分割されているか
全体が同じ色なら分割なし、2色なら2分割・・・となる。後で触れるチートラインは分割色に含めない。濃い紺のラインで上下の色を塗り分けているKLMなどは2分割である。ラインが太いと、なかなか判断に迷うことになる。例えばANAは白、青、灰の3分割だが、白や下面の灰あるいは無塗装(ベアメタル)は違いが無いものとすれば白と青の2分割といえなくもない。いずれにせよ3分割以上は少数派になる。

更にデザインを分類してみる。
(2)分割の方向
機体をどの方向の境界線で分割しているか。最も多いのは水平分割(-)だろう。次いで機首から尾部にかけて徐々に上がっていく上昇分割(/)、これとは逆に最近よく見られるようになった下降分割(\)。ほとんど無いが垂直分割(|)。水平はチートラインからの名残で割と多い。水平の塗りわけは高速性や安定感を連想させる。客船と同じ発想である。上昇分割は飛躍や成長を連想させる。下降分割は逆のイメージになりがちだが濃色系を後半に配して尾翼と連続させる事で、安全、安心感、高級感をかもし出す。垂直分割は分断や停止をイメージしてしまう。よほどの理由がないと採用されにくい。
<水平分割> s-DP1070163.jpg s-DP1070161.jpg<上昇分割>

<下降分割>s-DP1070162.jpg s-DP1070164.jpg<垂直分割>          

(3)境界線の有無
境界線に別色のラインが入る。それも単色ではなく、複数色の細いラインが入る事もある。1970年代までの主流だったチートラインは典型的な例だ。あまりないとは思うが境界線がグラデーションになっていることもデザイン的には有りうる。最近のKLMのOrange Prideがそうだが、これもよほどはっきりとした意図がないとわかりにくいし、汚らしくなるリスクがあるし、第一メンテナンスにコストがかかってしまう。
<チートライン=水平ライン>s-DP1070159.jpg

(4)境界の形状
境界線が直線的なのかそうでないのか。一般的なのはもちろん一直線。直線ではなく前方(または後方)に膨らんだ曲線、上方(または下方)に膨らんだ曲線。昨今は直線より曲線が多用されている。あまり見ないが曲線ではなく折れ線で前方(上方)、後方(下方)で区切られた境界線もあるかもしれない。曲線や折れ曲がりが複数回用いられる波型や、のこぎり型なんてのももしかしたら存在するかもしれない。編曲点が存在する微妙な波型が最近のトレンドである。
<水平波型>s-DP1070158.jpg

(5)境界線の位置
大体機体の中央を通る線で分割されるのが普通だが極端な機首、尾翼寄りの境界も多い。前後上下中央とどの位置で分割されるかによって印象も随分異なってくる。

ここまでで機体全体としてのイメージが大体固まってくる。機体のデザインを決定付けるものとしてはあといくつかの要素がある。
(6)配色
あまり気にしないことも多いが、これは何色かということではなく、分割された領域のそれぞれの色の配置がどうなっているかと言う意味合いである。具体的には、背景色ともいえる白、灰、メタルと、濃色、淡色の配置の方法だ。濃色は思い印象を与える為下方や後方に配置されることが多いが、まれに逆配置となることもある。この辺りはデザイナーやエアラインの強い意向やこだわりが予想されるがそんな思いというものも本当は詳しく聴いてみたい。

(7)柄・模様
各領域が単色の事がほとんどだが、まれに領域または機体全体が模様に覆われているものもある。よくみればドットパターンだっり、民族的な模様だったりが隠されている事が結構ある。

(8)ワンポイント
最後に配色や領域とは関係のないロゴやマークが配置されることも多い。ロゴだけをでかでかと描くビルボードタイプのデザインもある。かつてUTAがドアだけを緑色に塗ったのもこのパターンである。
<ロゴ>s-DP1070160.jpg


以上見てきたようにだいたいこういう視点でデザインを分類することが出来る。もちろん例外も少なからずある。もっと複雑なデザインというのもあるし、シンプルなのにそう来たかと唸らせるデザインもある。左右非対称デザインと言うのもあるにはある。

色については今回は考慮していないが、色そのものにも意味や象徴があり、各社の独自性を表している。色まで考え合わせると組み合わせは無限に出来そうだ。しかし、より乗客に認識してもらえるよう知恵を絞った結果、できるだけ余分な部分をそぎ落としシンプルにしたのがデザインだと思う。機体全体に写真を貼るというのはそれはそれでありなのかもしれないが、記号化という手順を経ていないためやはり厳密な意味ではデザインとはいい難い。できるだけ単純に、それでいてインパクトとユニークさを兼ね備えるのがデザイナーの腕の見せどころなのだ。モデルを通じでデザイナーの作品を鑑賞して行こうと思う。
編集 / 2017.01.29 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
国際情勢と飛行機モデル
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
先日、元中国韓国の駐在公使を経て、その後ドバイ公使となった道上尚史氏の「日本のエリートはズレている」という本を読んだ。独断と断ってはいるものの日本の対中韓や中東への一般常識や評価は国際的にはかなりずれているとの指摘である。日本の新幹線が中国の新幹線に負けているのは国際的には常識であり、日本は遅れているということらしい。まあ全部を悲観的に見る必要は無いと思うが、言われて見れば日本人の海外への興味が昔ほどは高くないような気もする。海外への憧れや今日見のピークは1970年の大阪万博の頃だったのかもしれない。

何年か前EmiratesのA380大量発注に驚いて、石油バブルなんじゃないかということを書いことがあったたが、あれから数年バブルははじけることも無くまだまだビジネスの中心として爆発的に発展を続けている。実際UAEは石油なんてほとんど出ないらしいが、そんな中で、かつてのレバノン、クウェートの繁栄と失敗を糧に国運をかけて国作りを進めている真っ最中らしいのだ。こんなことも、モデルコレクションを続けて行く中で徐々に理解できるようになるわけだ。
第二次世界大戦後の冷戦→米ソの覇権争い→日本の繁栄→EUの結成→ソ連崩壊→中国の爆発的発展→中東の混乱と壮大な実験→グローバリゼーションの反動が、年代後とのモデルをみてもなんとなくたどれてしまうのも面白いものである。常に最新鋭の最大型機が導入される地域・地域が景気がいいわけで、そんな系譜を見ていても面白いかもしれない。

国際的な経済・社会のダイナミズムを実感できるのも、飛行機モデルコレクションの醍醐味の一つなんじゃないかと思うのである。これからも日本の飛行機だけではなく見た事も聞いた事もないような異国の最新飛行機のモデルを是非手にとってみたいものである。
編集 / 2017.01.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
4発JET旅客機 LEGACY(イカロス出版)
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
新製品情報も、入荷情報もこの1ヶ月伝わってこない。市場は無風状態というところではあるが、ちょくちょくとコレクションを穿り出しては眺め回す毎日である。

昨日、ようやく用事のついでに大阪都心部に出かけ、念願の「4発JET旅客機 LEGACY」を購入できた。言われて見れば最新鋭のB747-8にして新規受注があまり無い。昨年10月にUPSから14機もの発注があったがここ数年発注は貨物機だけの状況である。A380新規発注は昨年でもEmiratesの追加2機だけという状況。両機種ともバックログの生産分が残っているが、現存の4発機の退役のペースの方がはるかに早い。An-124とともに大型貨物機にその存在意義が残るだけになってきそうである。
4発機も早くもLEGACYと言われるジャンルになりつつあるのか。時代の歩みは早いなぁ・・・
編集 / 2017.01.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
Herpa 20年の歩み (1)
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
早いものでもう2017年である。Herpaが模型屋に並び始めたのは1994年ごろだそうだからもう20年以上経つのである。

年末年始は1/500の世界も特に動きもなく平穏な年明けとなった。コレクションをじっくり眺め回すということも出来たのだが以前から気になっていたCCLのメンテナンスを行うことにした。Herpa Wings Magazineのバックナンバーを何気なく手にとってCCLを見ているといくつか記載ミスが見つかった。バックナンバーは1998年の2号からある。当然そこには毎回の新製品についての記事があるわけで約20年分の通常リリース分についてまずはCCLをメンテした。やはり大きな間違いがいくつかあった。発売月が軒並み間違っていたり、アイテムNoが一つづつずれていたり。幸い棚卸に重大な影響を与える誤謬というのはなかったが、それでも長い時間い編集ミスや入力ミスが積み重なっていたようである。

バックナンバーを全て見直してCCLに反映させた結果、Herpaの通常リリースについては1999年以降の趨勢がよくわかるようになった。今でこそ隔月で15種類以上の新モデルがリリースされているが、初期段階では数モデルしかリリースされていないときもあった。まだ別項目でのクロスチェックが残っているが、それもまとめて近々振り返ってみよう。
編集 / 2017.01.09 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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プロフィール

ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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