BOAC British Overseas Airways Corporation 1964?-1974
カテゴリ:  Europe / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
BOAC 1964?-1974 BOAC British Overseas Airways
 
 



1939年イギリスで設立されたエアラインで、第二次世界大戦前に国策によって国内のインペリアル航空とブリティッシュ・エアウェイズ(初代)を統合し誕生した。当時の背景としては旧植民地との連絡用にエアラインが、特に長距離路線の運行の需要があった。戦時中は活用を一旦休止したが戦後旧BOACのヨーロッパ域内路線はBEA(英国欧州航空)へ、中南米路線はBSAA(英国南米航空)へ譲渡された。1949年にはBSAAを吸収。1952年初のジェット機コメットを導入、その後東京へも就航した。コメットの金属疲労に伴う墜落事故を受けて1960年B707を導入、さらにVC-10を挿入したが期待した性能を得られず、1970年B747を導入した。このように世界のトップクラスのエアラインとして常に新しいものを取りいれることでも知られる。しかしB747導入からしばらくしてまたもや国策によってBEAを吸収合併することとなり、1974年英国航空と名を改めることになった。

尾翼はロイヤルブルーに、SpeedBirdと呼ばれる鳥をデザイン化したロゴマークをあしらったシンプルなもの。SpeedBirdは創業時代の前身であるインペリアル航空で用いられていたもので、そのモチーフは形を変えて現代にも引き継がれている。現在の英国航空の機首に描かれている青と赤のリボンもSpeedMarqueと呼ばれている。黄土色に見見えるが実際には金色だったようだ。1964年といえばイギリスのエアラインとしてボーイングの飛行機を大量発注を決断したSir Giles Guthrieが就任した年で、それ以降経済的な理由でボーイングが主流になったと言われる。新CIの導入も当時のTOPの以降だったのかもしれない。

それまではやはりSpeedbirdのロゴマークが入った尾翼だったが太い2本の白い水平な線が入ったもので、かなりシンプルな印象を受ける(この2本の白い線はもしかするとキャセイ・パシフィック航空の2本線と同じ由来かもしれない)。
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編集 / 2009.10.31 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
CSAチェコ航空 A320-214 (Herpa)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
CSA Czech A320 HWCSA チェコ航空 CSA Czech Airlines (チェコ)
エアバス Airbus A320-214
OK-GEA

Herpa Wings (2005)


CSAの前身については既に触れた通り
OK-GEAは2005年2月11日にリース導入され、同社では初めてのA320シリーズの導入となった機材である。1991年以降A310やB737を導入していたが、この機を始め最近ではエアバスA320シリーズの導入が続いている。1995年チェコとスロバキアの分離独立を受けてCSAチェコスロバキア航空はCSAチェコ航空となった[→OK/CSA]。チェコのほうが経済的に進んでいた為か機材毎引き継いだようである。2000年にはスカイチームに参加している。

ホワイトボディにビルボードタイプのロゴ。青と赤のチートラインと尾翼の同色のデザインはチェコの国旗の汎スラブ色である赤青白に由来している。尾翼の三角形については由来が判らない。1989年からのデザインらしいのだが背景などは不明。1991年にはA310が導入され、それ以降西側機材導入が続いているので、それがきっかけにデザインを変更したものだろう。ただこのデザインも2008年に始まった新CI導入により消え去る運命にある。こちらの方は乗客の80%も占めるようになった海外からの旅客向けにロゴを判りやすく、さらにロゴマークも若さと活力をコンセプトにしたもののようだ。

モデルは2005年Herpaから発売されたもの。HerpaはCSAについては熱心に新モデルをリリースしていて、これ以外にも一通りの所有機材がモデル化されている。同一レジでの最新デザインのモデルも発売されている(はず)である。こちらの方は買わない予定だったが、見比べてみたい気もする。
編集 / 2009.10.31 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
ユナイテッド航空 B747-400 (Herpa)
カテゴリ:  北アメリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
United B744 HW n/cユナイテッド航空 United Airlines (アメリカ)
ボーイング Boeing B747-400
N196UA

Herpa Wings (2006)


ユナイテッド航空については、尾翼デザインも含めてこちら[→UA/UAL]。N196UAは1997年6月30日にデリバリーされた。その後2008年にはストアされている。一時は40機以上も保有していたB744も退役が始まって現在20数機に減り、代わってB772が50機以上と確実に世代交代が進んでいる。

2002年の破産法適用後、復活をきっかけに導入された新CIである。色合いもシンプルでシックなものなのだが色調としては落ち着きすぎで、逆に元気が無いような印象もぬぐえない。昨今のFSAの厳しさがそう見せるのだろうか。一時期設立された系列LCCのTed航空はオレンジ色を基調にした明るいものだった。今にして見れば色使いにもう少し遊びがあっても良かったかも知れない(まあ結果論だけど)。

モデルは2006年Herpaから発売されたもの。復活後しばらくこのデザインのB744が出なかったのでやきもきしていたのを覚えている。このデザインのB744は意外とHerpaからだけの発売。
編集 / 2009.10.30 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
CSAチェコスロバキア航空 Tu134A (Herpa)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
CSA Czech Tu134A HWCSA チェコスロバキア航空 Czech Airlines (チェコ)
ツポレフ Tu134A
OK-CFH

Herpa Wings (2005)


CSA チェコスロバキア航空は1923年設立とかなり歴史のあるエアラインである。CSAはCSA CSA ČeskoSlovenské Aerolinieの略で、チェコとスロバキアが分離する1995年までこの社名あ続く事になる。因みに1995年以降はCSAチェコ航空である。第二次世界大戦中の1939年ドイツに占領され運行を完全に停止したものの1948年にはチェコスロバキアの独立に伴って運行を再開、戦後共産圏に組み込まれた為、旧ソ連の機材を積極的に導入した。1957年最初のジェット機であるTu104Aを導入するなど、比較的新機材導入に積極的なエアラインである。1960年代後半に入ってTu134、154、Il62などソ連製の新機材を矢継ぎ早に導入している。ただ旧ソ連の崩壊後はヨーロッパでの生き残りをかけエアバスやボーイングなど西側の機材を導入している。OK-CFHは1973年1月22日にデリバリーされたもので1991年まで飛び続けていたようだ。

チェコスロバキア航空にあってジェット機は愛称なのか、その2レターコードからOKJetという名称を付けられそれを尾翼にでかでかとあしらっている。旧共産圏(東側)のエアラインには珍しく派手目の赤を基調とした色彩ではあるがモノトーンなのが時代を感じさせる。国旗も尾翼に大きく描かれているが、いわゆる汎スラブ色の一つである青色は機体には使われていない。旧ソ連の国旗に遠慮したんだろうか。当時は東側のなかでもジェット化に積極的だったようでOKJetというブランドを全面的に押し出している。これはハバナだけではなくニューヨークやモントリオールに乗り入れた時期のものだったからだろうか。計画経済の建前から言えば広告は不要なはずなので、当時の西側の旅客向けのPRだったのかもしれない。ただこのあたりの事情は完全に推測である。

モデルは2005年初期にHerpaから発売されたもの。Herpaのお膝元ドイツでは旧ソ連機も結構飛来してなじみだったようでモデルも結構出ている。独特のシルエットと飾り気のないデザインがなかなか味わい深く捨て難い。
編集 / 2009.10.28 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
今月のコレクション OCT/2009 IV
カテゴリ:  新コレクション / テーマ: 模型・プラモデル・フィギュア製作日記 / ジャンル: 趣味・実用
クロスウィングさんの恒例バーゲンである。大体新製品を買いに行く事がほとんどなので、私にとっての割引き対象モデルもあまり無い為バーゲンは全然関係ないのであるが新製品の入荷とたまたま近所に行く用事があったので立ち寄って見た。

するとなんとInflightやHerpa、AeroClassic500、それにSky500までも定価の30%オフというので買い控えていたものを2,3入手することが出来た。

■AeroCllassic
Air Canada B777-300ER バンクーバーオリンピック塗装 取り置いてもらっていたもの
United DC-10-10 買いそびれというかこのデザインはB747も持っているので敢えて買っていなかったモデル

■Sky500
Korean Air B747-400 変わり映えのしないモデルなのだがどこかにSkyteamのロゴでも・・・まあモデルの出来が良いので買って損はない

■Herpa
Lufthansa Italia A319 新製品なので値引き対象外。ちょっと衝動買い。なかなか可愛いモデルである。

以上4機。

編集 / 2009.10.26 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
Garuda Indonesia 1970?-1987-2009-
カテゴリ:  Asia / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Garuda 1970?-1987 Garuda Indonesia (1970?-1987) (インドネシア)
 □インドネシア国旗からか。真実と聖なる心を表す
  インドネシア国旗からか。勇気と情熱を表す



Garuda 1987-2009 Garuda Indonesia (1987-2009) (インドネシア)
    




Garuda 2009- Garuda Indonesia (2009-) (インドネシア)
    





ガルーダ・インドネシアは1949年1月26日 Garuda Indonesia Airwaysとして設立されたインドネシアの国営エアラインで、設立時はDC-3にて運航を開始した。1950年代はビルマ政府と旧宗主国のエアラインであるKLMの支援を受けながら地道に成長を続けた。1961年には早々にジェット機コンベアCV990を導入し、アジア、ヨーロッパ各地への国際線を充実させて行った。1970年代以降も順調に経営を拡大させ、A300、B747、MD11と新鋭大型機を就航させている。1990年後半以降は苦難の歴史で、アジア通貨危機、SARSによる旅客減少、9.11のテロとバリ島でのテロ、インド洋沖地震での津波、2007年EUへの乗り入れ禁止、2008年経済不況とまさに狙い撃ちのような出来事に立て続けに襲われている。それでもなお日本線を始め運行を継続、LCCを立ち挙げるなど存続と安定化への模索が続いている。Garudaとはもともとインドの神話に登場する不死鳥神のことで、神話の中でも最強神とされる。イスラム教や仏教にも影響を与え、日本にはカラス天狗という形で伝播しているとされている。

ホワイトボディに赤いチートライン、そのラインが尾翼にまで伸びたシンプルなデザインは1970年前後に導入された同社では2代目に当たるデザインである。詳細は不明だがインドネシアの国旗をモチーフにしていると考えられる。B747のような巨大な尾翼にはややシンプルすぎるようだが1987年までこのシンプルなデザインが使用され続けた。'70年代の定番デザインである。

1987年アメリカ・ランドーアソシエイツ社のデザインによる新CIが導入された。青系統の色は同社のコーポレートカラーであり、「ガルーダ・ブルー」「ガルーダ・アクア」「ガルーダ・グリーン」と呼ばれ、それぞれインドネシアの美しい空、海、豊かな自然を表している。最も濃い紺色を背景とすることで、全体的にシックな色合いとデザインになった。機体のホワイトボディと相俟って対象的な色彩だが高級感、安心感を出すことに成功している。ガルーダのデザインがやや西欧的な点に違和感を覚えないでもないが、欧米路線への就航を考えるとこれで良いのかもしれない。5枚の翼はインドネシアの国是である建国5原則Pancasilaに因んでいる。因みに5原則とは唯一新への信仰、公正な人道主義、インドネシア統一、民主主義、全国民に対する社会的公正である。さらにガルーダ・インドネシア航空の進歩、信頼、清潔、安らぎをも象徴している。考えて見ればオランダ領からの独立時、同一国民であるという意識が薄い地域をまとめるには新しい人工的なイデオロギーが必要だったと言うことだろう。東欧のユーゴスラビアと同じような考え方だがイスラム教徒が9割を越える国家にあって、少数民族も存在するなかなか複雑な国家ではある。ガルーダの5つの翼がそんなお国事情をも反映しているところが興味深い。

2009年同社創立60周年を記念し4代目となる新しいCIを発表した。色彩は前デザインと同じで、尾翼だけにとどまらず、機体後部までを使った大胆なデザインである。翼の一枚一枚の羽根で羽ばたいているようにも見える。こちらはまだA330にしか採用されていないが新機材に順次採用されていく予定だそうで、もしかするとB744にも採用されるかもしれない。


Garuda Hybridイスラムの国と言うだけあってメッカなどへの巡礼が盛んである。シーズンになると各国エアラインから短期リースで機材を調達するのだが、あくまで短期ということでガルーダ・インドネシアのフル塗装とするには時間とコストがかかりすぎる。従ってお手軽なデザインということで白字にガルーダを配するデザイン機がしばしば登場する。ややロゴマークも小さめなのだがこれはこれですっきりとした秀逸なデザインとなる。おそらくは当初のリース先がKLMオランダ航空だったのでその尾翼を流用したことからこうなったのではないかと推測している。
編集 / 2009.10.25 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
V Bird航空 A320 (5 Star)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
VBird A320 FSV Bird航空 V Bird Airlines (オランダ)
エアバス Airbus A320
PH-VAC
5 Star (2004)


V Bird航空は2003年に設立され、わずか1年後の2004年には運行を停止してしまったオランダのLCCである。A320を4機運行していた。しかしこのエアラインの由来が今ひとつ判らない。2人の投資家によって設立されたLCCだったようなので、venture、victoryとでもいったようなことからめいめいされたのかもしれない。PH-VACは同社の初号機で2003年9月25日に導入された。

シルバーの機体に濃い紺色でロゴマークをどでかく描いた斬新と言えば斬新なもの。ただロゴマークも円の中心に”V"の字、円の両側に翼を付けたお手軽なものである。機体のロゴマークにVBIRDの文字をあしらっているのだが、遠めに見ると唐草模様か、刺青のような文様に見えなくもない。機体のロゴマークは湾曲し、一部分を切り出されたような格好になっているので、何をデザイン化しているのか大変判りにくい。エンジンカウルに描かれたロゴマークでようやく全体像が把握できる。尾翼にかけてのデザインも連続性が感じられず、全体的に不安定なデザインとなっている。ただ、シルバーと紺色という取り合わせはある種レトロな雰囲気も醸し出してはいる。

モデルは2004年イロモノを中心に単発的にモデルをリリースしていた5Starから発売された。わずか1年しか運行していなかったエアラインも見逃さなかったのは5Starの面目躍如であろうか。デザインはともかくモデルとしてはさすがにStarJets系の金型でソツが無い。
編集 / 2009.10.25 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
テキサス航空 DC-9-14 (Herpa)
カテゴリ:  北アメリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Texas DC9-14 HWテキサス国際航空 Texas International Airlines (アメリカ)
ダグラス Douglas DC-9-14
N8902E
''City of San Antonio"
Herpa Wings (2005)


日本ではあまり馴染みのないエアラインであるが、後年の経営者フランク・ロレンツォを抜きにエアラインの歴史は語れない。テキサス国際航空は元々Trans Texas Airways(TTA)として1946年に設立された。名前の通りテキサス州のローカルエアラインである。1966年国際線就航の規制が緩和されると翌年26機ものDC-9を導入しメキシコ路線に進出することとなったもののたちまち経営に行き詰まり、1968年会社ごと売却されTexas International Airlinesと改名した。改名後の国際線の拡大によって経営は改善せず1972年再度売却され新社長として就任したのがフランク・ロレンツォである。極端な賃金カット、不採算路線からの撤退、機材の最新化と統一などその後のエアライン経営の標準的な手法となった施策を次々と実行し経営を立て直した。フランク・ロレンツォはこの成功以降様々な既存エアラインに低価格路線をぶつけたり、買収を画策することで結果的にアメリカのエアライン勢力図を塗り替えてしまった。1981年ついにコンチネンタル航空を買収、翌1982年に両者を合併させ、テキサス国際航空の名前が消える事になった。その後1986年イースタン航空と、一度は買収に失敗したフロンティア航空を飲み込んだピープル・エクスプレスを買収して規模を一気に拡大させた。しかし急激な拡大によって経営状況が改善することなく1990年ロレンツォが経営から退陣し、一連の買収劇は終末を見ることになった。

N8902Eは元々買収を仕掛けていたイースタン航空に1966年5月13日にデリバリーされた機体でテキサス国際航空には1972年5月2日に導入された。その後コンチネンタル航空機となり1988年アエロカリフォルニアに売却され2005年まで所属していたが現在ではモハベ砂漠で保存されている。

デザインは1973年の新CI導入後の後期のもので、'70年代の定番であるチートラインが派手な配色で引かれている。尾翼の白い大きな星と合わせてテキサスの州旗をそのまま踏襲したデザインとなっている。一時期テキサス共和国として独立した時期もあるため地元民のテキサス州旗に対する愛着が半端ではないらしい。これぞテキサスというデザインは、後のサウスウエスト航空の特別塗装機Lone Star Oneにも引き継がれているが、地元ではこのデザイン機が今でも相当の人気だそうである。

このモデルは2005年にHerpaから発売されたもの。DC-9は今でもその派生型であるB717が現役バリバリで飛んでいるが開発当初の-10型機はモデルで見てもかなり小さい。-10/-30/-40/-50がInflightなどと合わせてモデルが発表されている。さらに言えば後継のMD-91/82/83/87/88/90、B717までモデル化されているのでこれまたずらりと並べて見るのも一興かもしれない。
編集 / 2009.10.24 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
エールフランス SE-210 カラベル III (Herpa)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Air France Se210 HWエールフランス Air France (フランス)
シュド・カラベル SNCASE Se 210 Caravelle III
F-BHRB
"Lorraine"
Herpa Wings (2004)


エールフランスについてはこちら[→AF/AFR]。F-BHRBは1959年3月19日にデリバリーされたエールフランスのカラベル初号機である。1961年にはカラベルIからIIIに改装されている。固有名は"Lorraine"。1977年12月26日まで在籍しその後解体された。カラベルとしては試験機を含めて2機目となる機体である。

カラベル導入とほぼ同じ時期にこのデザインとなっている。あるいはカラベル導入が新CI導入と同時だったのかもしれない。B707導入がきっかけだったのか。古い写真を見て見ないことにははっきりとは判らない。いずれにせよ来るべきスピード時代を象徴するデザインとなっている。飛行機の性能(この頃はスピード)がエアライン間の競争に影響を与えていた時代のデザインである。

モデルは2004年の年末にかけて発売されたもの。カラベルと言えばエールフランス。フランス製のジェット機で最も売れた機体だけはある。やはりHerpaの法がInglightより背骨の出っ張りが小さく自然に見える。尾翼がプラ製と言うことも関係しているようである。どちらにせよカラベルの独特なシルエットがよく再現されている好モデルである。飛行機の歴史を語る上で外せないこの機体では代表的なモデルだろう。



編集 / 2009.10.23 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
バンコク航空 B717-200 (Herpa)
カテゴリ:  アジア / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Bangkok B712 HW Samuiバンコク航空 Bangkok Airways (タイ)
ボーイング Boeing B717-200
HS-PGP
"Samui"
Herpa Wings (2002)


Bangkok B712 HW Luang Prabangバンコク航空 Bangkok Airways (タイ)
ボーイング Boeing B717-200
HS-PGR
"Luang Prabang"
Herpa Wings (2004)


Bangkok B712 HW Angkor Wat-Sukhothaiバンコク航空 Bangkok Airways (タイ)
ボーイング Boeing B717-200
HS-PGO
"Angkor"
Herpa Wings (2002)


Bangkok B712 HW Angkorバンコク航空 Bangkok Airways (タイ)
ボーイング Boeing B717-200
HS-PGQ
"Angkor Wat""Sukhothai"
Herpa Wings (2007)


元々はタイでエアタクシー会社Sahakol Airとして1968年に設立された。その後季語の拡大し1989年には現社名に変更され国際線に進出、現在に至っている。タイのリゾート地を中心とした路線を運行しており2005年には広島線などを開設したものの2009年現在運休している。現在の機材はA319/320が中心で、B717は徐々に退役させている。将来的な規模拡大を計画し、A330/340/350、B787を発注しているものの今後の情勢は不透明である。
   [HS-PGO] 2001年4月30日デリバリ  2008年7月28日売却
   [HS-PGP] 2000年11月7日デリバリ  2008年2月25日売却
   [HS-PGQ] 2002年10月21日デリバリ
   [HS-PGR] 2002年10月23日  2009年10月リースバック
HS-PGPが同社初のB717となるが、当時計3機のB717を発注し近隣国際線の運航を開始した。

バンコク航空の塗装はほとんどが特別塗装である。いずれも観光地でもある就航地をイメージしたデザインとなっている。HS-PGPに描かれているサムイ島はタイ南部のリゾート島で、その島の豊かな自然をデザイン化している。因みにサムイ島にはバンコク航空が所有する国際空港がある。HS-PGOで、この機材はカンボジアのSiem Riep Airwaysとの共同運航便として運行された為、カンボジアのアンコール・ワットをデザイン化した物となっている。HS-PGRはラオスの観光都市ルアン・パバンをイメージしたデザインであり、世界遺産にも指定されている歴史的な仏教寺院が描かれている。HS-PGQはタイ北部にあるスコータイ遺跡をデザイン化したもの。いずれもリゾート・エアラインらしく原色系の派手な塗装であるが、青を基調とした南国らしい配色デザインである。

B717はHerpaの独壇場で、2002年から2007年にかけて順次発売された。特にHS-PGQは2007年のHerpaクラブモデルとして発売されたもの。東南アジアの小さなエアラインのそれもB717というマイナーな機材、さらに所有4機すべてモデル化されていると言うのはよほどタイに思いいれのあるマニアが進言したのか、単にヘルパの社長がタイに観光に行って気に入ったのか、あるいはバンコク航空の職員の力なのか、謎が多いリリースである。因みにHerpaではこのほかにA320のモデルも何機かリリースされている。
編集 / 2009.10.20 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
サベナ航空 SE 210 Caravelle (Inflight)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Sabena Se210 IFサベナ・ベルギー航空 Sabena Belgian World Airlines
シュド・カラベル SNCASE Se 210 Caravelle III
OO-SRB

InFlight (2007)


サベナ・ベルギー航空についてはこちら[→SN/SAB]。1946年戦後まもなくSabena Belgian World Airlines と改名した。ベルギーでは国内線などあろうはずもなく設立当時は植民地だったアフリカのベルギー領コンゴへの路線運行が中心だった。戦後は経済復興とともに世界各地との路線を開設して行ったが、財政的に行き詰まり、支援していたスイス航空と共に2001年破綻し、ルフトハンザに買収されている。

ジェット機黎明期独特のモノトーン的なシンプルなデザイン。1950年から60年代そのものなのであるが、画一化された最近の機体シルエットとは異なり、カラベルのユニークな機体と相俟って今でも、新時代の息吹を感じさせる。尾翼のSの字もヨーロッパらしく優雅なもの。識別などの機能性よりもデザイン性を重視したようなロゴマークである。

モデルは2007年Inflightから発売された。小型機ながら主翼、尾翼の形状も上手く再現されていてカラベルの特徴的なシルエットが良く出ている。Herpaに比べるとややボリュームが感じられるような気がするのは尾翼から機体前部に伸びる出っ張りが大きいからだろうか。もちろん実機を見た事もないので何とも言い難い。小型機とは言え存在感のある一品である。

編集 / 2009.10.19 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
ルフトハンザ・ドイツ航空 A340-642 (Herpa)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Lufthansa A346 HWルフトハンザ・ドイツ航空 Lufthansa German Airlines (ドイツ)
エアバス Airbus A340-642
D-AIHB
"Bremerhaven"
Herpa Wings (2003)


ルフトハンザ・ドイツ航空については過去触れてきた通り[→LH/DLH]であるが、今一度取りまとめて見る。設立は1917年と古く、現社名となったのも1926年のことである。ルフト・ハンザは空の商人とでも言った意味になるが、その語源ともなったハンザ同盟と同じく、現在ではアライアンスの盟主としてまた巨大なグループを抱える世界トップクラスの巨大企業にまで成長している。21世紀に入ってからスイス航空、ブリュッセル航空(かつてのサベナ・ベルギー航空)、オーストリア航空と各国のナショナルフラッグキャリアを傘下に収め、さらにイタリアに進出するなどドイツ語圏を中心にヨーロッパ市場を掌握しつつある。特にヨーロッパのエアラインは太平洋路線などドル箱路線とは別に旧植民地との路線を基盤に安定した経営を続けてきたが、ルフトハンザでは敗戦により旧宗主国としての路線の収益の割合があまり大きくなかったことも幸いしたのかもしれない。コミューター路線でも手堅い経営をしており、FSA、LCC両面での勝ち組を模索しているようである。一見不経済とも思える新機材の導入にも積極的でA340-600は同シリーズ最大の24機を導入した。D-AIHBは2003年11月24日にデリバリーされたもので同社の初号機である。ただ最近ではA340も受注が無く、現存する100機足らずの-600も3発機と同様早晩消え去るのかもしれない。

ルフトハンザの定番デザインではあるのだがホワイトボディでイメージ以上に長く感じる。機首のロゴがかろうじてバランスめいたものを与えているが間延びした感じは否めない。機材シルエットとしては仕方のないところだろう。ロゴを大きくするか、エンジンカウルに濃色を配したりするとまたイメージが変わって面白そうなのだが。バランスはともかくすらりとした長い胴体は白が一番に合うのかもしれない。個人的にはもっとも好きな飛行機の一つである。

モデルは2003年Herpaから発売された。実機配備が多少遅れたため当初アナウンスされた内容と異なる点が2,3あり少々の混乱があった。まず会誌でのサンプル画像のレジがD-AIHAであり、これはサンプル製作段階でこちらが初号機となるだろうとの読みがあったからだろう。また同じ記事でD-AIHBはLeverkusenと名前を付けられる予定だと書かれていたが実際にはBremerhavenとなった。結局LeverkusenはD-AIHEに付けられている。ただモデルとしては矛盾は出ていない(はず)である。
編集 / 2009.10.18 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
尾翼の色彩学(2)
カテゴリ:  雑感 / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
前回、キリスト教圏の国旗の色彩と飛行機の塗装色彩との関係について触れた。こうした国旗を起源とする原色での識別デザインは、キリスト教圏の植民地支配時代に、世界中でスタンダードになったようでキリスト教圏であるヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアでは色使いに同じ傾向があるように思う。

ただ、近年になってこうしたかつての殖民支配の色彩を引きずることなく、地域毎に政治的に定められた配色も存在している。これらは区別というよりも、地域や民族の連帯を強めるために用いられることが多く、地域内では各国国旗で同様の色が多用されている。よく知られているものを挙げると、汎スラブ色、汎アラブ・イスラム色、汎アフリカ色などがある。

汎スラブ色とは東ヨーロッパ圏の色彩で、赤・青・白の3色からなる。起源は1848年の第一回汎スラブ会議での制定と言われ、元々はロシア帝国の国旗から影響を受けている。革命と自由を象徴しているそうである。現在でもロシア、チェコ、クロアチアなどの国旗がこの三色だし旧ユーゴも同様の配色である。アエロフロートはロシア国旗をモチーフとしているので典型的な汎スラブ色のエアラインといえるだろう。クロアチア航空もデザインの変遷にもかかわらず三色が継承して使われている。

汎アラブ色とは中東地域の色彩で黒・赤・緑・白の4色からなる。起源は1916年、オスマントルコ帝国に対するアラブの反乱で、4つの色はそれぞれイスラムの指導者を象徴していると言われる。すなわち預言者ムハンマド(黒)、ウマイヤ朝(白)、ファーティマ朝(緑)、ハワーリジュ派(赤)である。中東や北部アフリカのイスラム圏ではこの4色の国旗が圧倒的に多い。ただ、エアラインでの採用となるとあまり思い浮かばない。エチアード航空やエミレーツ航空、ガルフエアなどが特徴的である。

汎アフリカ色とはアフリカ諸国の色彩で赤・黄(金)・緑・(黒)の3(4)色からなる。ラスタカラーとしても知られるが、元々はジャマイカを中心とするアフリカ回帰運動で、特にアフリカで唯一独立を保っていたエチオピアへの回帰を目指す黒人の思想ラスタファリズムが起源となっており。そのエチオピアの国旗の色に因んでいる。運動そのものは1930年ごろからアメリカ、カリブ諸国を中心に起こったが1960年前後のアフリカの相次ぐ独立のシンボルカラーとしての性格も帯びるようになり、中部アフリカを中心に多くの国で国旗に採用されている。赤は殉教のために流された血、緑はアフリカの植生、黄(金)はアフリカの富と繁栄を象徴しているとされる。国旗をモチーフとしたデザインでは南アフリカ航空、エチオピア航空、エアナミビアなどが思い浮かぶ。
編集 / 2009.10.18 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
今月のコレクション OCT/2009 III
カテゴリ:  新コレクション / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Herpa Wings Club 2009の会員無料限定モデル(とはいえ実際には市販もされているのだが)が届いた。

■TAM Brasil MD-11

である。金型の補修に手間取り、10月の声を聞いてようやくの到着である。ついでに届いたMagazineでの限定モデル情報は次の通り。

■Finnair A319 創立85年記念塗装がクラブモデルとして
■Cargolux B744F オープンノーズモデル [LX-TCV]
■Air Berlin A321 Herpa ExtraShopモデル
■Swiss E145 スイス国内限定モデル
■SAMARA Tu154B Herpa ExtraShopモデル

とまあこんな感じ。ぼちぼちと言うところか。しかしアジアモデルはなかなか充実しない。

編集 / 2009.10.17 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
アエロフロート・ロシア航空 DC-10-40F (Inflight)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Aeroflot DC-10 IFアエロフロート・ロシア航空 Aeroflot Russian Airlines (ロシア)
ダグラス Douglas DC-10-40F
VP-BDE

Inflight (2007)


アエロフロートはこれまで何度か触れてきたが、全体的に記したこともなかったので改めてまとめてみる。設立は1932年ソビエト連邦政府の民間航空部門が独立し、アエロフロートを名乗った。第二次世界大戦後、アメリカとの冷戦が始まると、共産圏への供給と西側へのプロパガンダを目的にソ連製の旅客機を積極的に導入していった。空軍との共用でもあったためその全容はいまだによく判っていないが、世界最大の航空会社だったことは確かである。1991年ソ連が解体されると翌年には早くも西側機材であるA310を導入している。1993年旧ソ連の解体に伴ってアエロフロートも各共和国単位で分割され、社名をアエロフロート・ロシア国際航空と改名した。さらに2001年アエロフロート・ロシア航空と改名し、2006年にはスカイチームに参加することになった。VP-BDEは2002年3月8日に導入された機材で2008年まで在籍した。元々は日本航空が1979年12月24日に導入したJA8540で、貨物機に改造されアエロフロートで第二の人生を送ることとなった。改造後日本にもたびたび里帰りしている。アエロフロートは元JALのDC-10を4機引き取っている。

VP-BDEは貨物機だったためか旧デザインのままだった。ソ連時代の紺のチートラインと尾翼にロシアの国旗、第3エンジンにレジを大書きすると言う実用本位のカラーリングで、貨物機らしいといえば貨物機らしい。カラフルな飛行機が増えた昨今では逆にシンプルでものめずらしい。一見SASやフィンエアのDC-10にも似て北国をイメージさせている。

モデルは2007年Inflightから発売された。NG化の遅れたHerpaに対抗し新金型を引っさげ、続々とDC-10を発売していた時期である。そのうちL1011もというマニアの期待も高まったが、今後ACあたりが参入してくるかもしれない。尾翼も金属製で質感といいバランスといいかなり出来の良いモデルである。

編集 / 2009.10.17 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
マレーシア航空 B747-400 (StarJets)
カテゴリ:  アジア / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Malaysia B744 SJマレーシア航空 Malaysian Airline System (マレーシア)
ボーイング Boeing B747-400
9M-MHL
"Kuala Lumpure"
StarJets (2000)


マレーシア航空は1947年Malayan Airwaysとして設立された。1963年マレーシアが独立すると Malaysian Airlinesと改名し、さらに1965年シンガポールの分離独立後の1967年にMalaysia Singapore Airlinesとなった。1971年両国の共有運行が解消され、シンガポール航空が分離独立、残ったエアラインが現在の名称を名乗る事になった(ただし運行上の表記はシステムとは名乗っていない)。分離時拠点がシンガポールにあったため、新たに国際線をクアラルンプール起点に変更し、1976年DC-10によって欧州路線を充実させて行った。1993年B747を受領し南米路線を開拓していったがその後90年代のアジア通貨危機、00年代のコスト高体質、放漫経営など危機に見舞われたものの、低コスト経営、ハブ&スポーク路線への転換、新機材の積極導入(特に小型ジェット)、サービス向上など経営改革に着手し、復活を遂げた。2009年の世界的な不況の中で今後の動きが注目されるエアラインである。

いまやオーソドックスなデザインながら見ていて安心感のあるデザインである。ホワイトボディに国旗から採用されたと思われる青と赤のチートライン。機体後部にかけてラインが機体下部に回りこんでおり、安定感が増している。この塗りわけ方はシンガポール航空にも受け継がれている。尾翼には同じ配色でマレーシアの凧がデザイン化されている。マレーシアでは凧のことろヤランヤランとも呼ばれ様々な形のモノがあるそうだが図案化されたのは月凧wau bulanと言われるもので、「絶対に落ちない」という意味も含まれているようである。こういった民族学的な意匠は流行り廃りではなく異国情緒たっぷりで見ていて飽きることが無い。図案は1987年に導入されたものだがそれまでは赤色単色で、斜めにもなっていなかったため、アクセントとスピード感という点では改良して成功した部類に入るだろう。

モデルは2000年StarJetsから発売された。マレーシア航空は当初モデル化がかなり遅れ、Herpaファンからもモデル化の要望が高かったエアラインの一つである。そんな中豪を煮やしたのかAviation CenterがStarJetsと企画して出したのが本モデルである。このモデルをきっかけにぽつぽつとモデル化されるようになったものの、どう言ういうわけかHerpaはあまりこのエアラインについては消極的に見える。一方でシンガポール航空のHeritageシリーズでは分離前のマレーシア・シンガポール航空のモデルがいくつか発売されている。A380がデリバリされるとまた状況が変わってくるのだろうか。


編集 / 2009.10.15 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
航空業界の動向と今後 (8)
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用

意外と羽田ハブ化の波紋が広がっている。千葉と大阪の知事や地元は猛反発している。一言あっていいのではという趣旨の発言があるが、客観的に見れば国家の大計をにらんだ発言とも思えない。地方に事前に相談などすればこのご時世で最も大切なスピードがそがれる。まず大方針を表明してからでないとこういった大事は進まない。前原大臣は火中の栗を拾った形になったが、意図的にか無意識にかサイレント・マジョリティの代弁者になりつつある。少なくとも誰もがそうだと思っていながらなかなか言い出せなかったタブーを敢えて、白日の下に晒し、議論を活性化させたのは評価に値する。

かく言う私も、大阪府民として既成の価値観の打破を期待した現知事に投票した口だが、地方分権と言いながら地方の自立を模索するのではなく、国に関空をどうしてくれるという論調は正直いささかがっかりした。空港行政では国家間の競争に完敗している中ではまず羽田ハブ化で日本の空を活性化しその上で関西をどうするのかと言う議論にもって行かないと今後事態が好転するとも思えない。

で、最近海外旅行もしていないし関空も利用していないので状況がだいぶ変わったのかもしれない。10年ほど前グアムに行った時、帰国便を見て驚いたのはグアムからコンチネンタル・ミクロネシア航空の直行便がそれこそ日本全国に直行便を飛ばしていたと言う事実である。厳密に言えば経由地では無いのでグアムがハブとは言えないが、DEPARTURE欄にずらりと並んだ日本の空港名を見てそう勘違いしたことを覚えている。

今年の夏、新入社員が関空からグアムに行ったらしい。夏休みの割に結構安いツアーだったらしく、話しを聞いてみると大韓航空だったとのこと。大韓航空で関空からグアムへ。オープンスカイとはこういうことかと実感させられた。

さて、ハブ空港であるが、ハブ&スポークと言うくらいで特徴的なのは、各地から一斉にワッと到着し、乗り換え客を乗せて、また一斉にワッと各地に帰るという運行形態である。何も路線の数が多ければ言いと言うものではない。関空や成田であれば世界中からの到着便が朝8時位までにドバッと到着。そのあと全国各地から国内便が朝10時までに一斉に到着した後、お昼前に帰国旅客を満載して全国に出発。さらに1時間後、どどどっと午後一番に国際線が一斉に出発・・・できれば一番効率が良い。実際には関西や成田周辺の観光目的の旅客も多いし、出張のビジネスマンを取り込めばもっと効率は上がる・・・はずである。 実際、なぜそうならないかと言うのはおいおい考えるとして、現状を直視してみよう。日本近隣のハブ度である。以下は今月のダイヤでの日本の代表的な地方空港とハブ空港を名乗る空港との路線の状況である(便数はこの際度外視する)。(○は国内線、●は国際線)

 

羽田

伊丹

成田

関西

仁川

上海

北京

台北

旭川

 

 

 

 

 

 

函館

 

 

 

 

 

青森

 

 

 

 

 

秋田

 

 

 

 

 

山形

 

 

 

 

 

 

仙台

 

 

福島

 

 

 

 

 

新潟

 

 

 

 

 

富山

 

 

 

 

 

小松

 

 

 

静岡

 

 

 

 

 

 

神戸

 

 

 

 

 

米子

 

 

 

 

 

 

出雲

 

 

 

 

 

 

岡山

 

 

 

 

広島

 

 

山口宇部

 

 

 

 

 

 

 

高松

 

 

 

 

 

 

徳島

 

 

 

 

 

 

 

松山

 

 

 

 

高知

 

 

 

 

 

北九州

 

 

 

 

 

 

佐賀

 

 

 

 

 

 

長崎

 

 

 

 

熊本

 

 

 

 

 

大分

 

 

 

 

宮崎

 

 

 

 

鹿児島

 

 

 

那覇

 

 

 

 してみると本当に現状のハブ空港がどこなのか一目瞭然で、関空や成田など遠い北京や台北にすら及ばない。ソウル(仁川)に続いて上海も大きなライバルである事に気づく。この状況で税金を投入すればハブになれるなどという論理が、かつての道路族の論理より程度の低いものだと言う事が判るだろう。ましてやこの状況を支えているのは大韓航空でありアシアナ航空なのだ。

 空港を整備すれば地域が活性化する。のではなく、まずは現実をにらんだ地域の活性化が先であって、空港の活用はそれに沿ったものでなければならない。ハブ空港の整備を謳いながら国際国内の役割分担などは、文字通りナンセンスだと言う事が普通に考えれば判ることなのだが、地域のエゴとそれに目をつぶってきた国政の結果がこの現実なのかもしれない。

編集 / 2009.10.14 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
南アフリカ・ヒストリック・フライト DC-4 (Herpa)
カテゴリ:  アフリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
South African DC4 HW南アフリカ・ヒストリック・フライト South African Historic Flight (南アフリカ)
ダグラス Douglas DC-4
ZS-AUB
"Outeniqua"
Herpa Wings (2001)


南アフリカ航空についてはデザインまとめてこちら[→SA/SAA]。南アフリカ・ヒストリック・フライトは南アフリカ航空の子会社で、DC-3やDC-4、Ju52といったクラシック機を使った観光飛行を運行するエアラインである。南アフリカ航空自体1946年にDC-4を導入し計7機を運行していたが、ZS-AUBはその3機目にあたる。当時はヨハネスブルグからロンドンまで飛び石で運行していたようであるが、モデルとなったこのZS-AUBは観光飛行目的のために1992年以降南アフリカ航空が軍やその他の保存機を購入した復刻機のうちの1機で、現代の安全基準に合わせるために計器を取り替えたものである。

デザインについても完全に飛行当時のモノと言うわけではないらしく、復刻後1950年から60年代のデザインとなっている。とはいえ現代の実用機であることには違いはなく、古きよき時代を髣髴とさせる現役機である(2009年現在運行しているかどうかは不明)。

モデルは2001年Herpaから発売されたもので、当時「昔はこんな飛行機が飛んでいたのか」「まあDC-4だし、馴染みの薄い南アフリカ航空だから一応買っとくか」ということでほとんど当機に関して関心はなかったのだが、今回調べてたことで意外な事実が判明し、改めて愛着がわいてくる。ちょっと実機に乗って見たいそんな機にさせるモデルである。しかし考えて見ればモデル化するHerpaにしてもあまり古い機材はモノクロ写真を参考に出来る程度だろう。古い機体のモデルは現代でも展示されていたり、何かの記念で資料が残されたりしている機材が自然と多くなる。また老舗のエアラインの資料庫などにも当たっているかもしれないが、それにしてもよほどエアラインに社史に詳しい人間でもいない限り古い機材をモデル化することはきわめて困難だろう。そう言う意味でも貴重なモデルではある。

編集 / 2009.10.14 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
メコン航空 B737-500 (Herpa)
カテゴリ:  アジア / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Mekong Airlines B735 HWメコン航空 Mekong Airlines (カンボジア)
ボーイング Boeing B737-500
XU-735

Herpa Wings (2005)


メコン航空は1998年に設立されたカンボジアのエアラインでXU-735は2003年1月15にリース導入された。同社のジェットはこの1機のみなので、それまでは小型の飛行機を国内線で飛ばしていたのかもしれないが、詳細は不明である。その唯一のB735も半年あまりでリースバックされ、エアラインとしての運行も停止してしまった。プノンペンを拠点に、アンコール、シンガポール、クアラルンプール、香港線に運行されていたらしいのでそれなりの目撃情報はあったようである。

半年あまりの短期間運行にもかかわらずこの珍鳥はかなり目立ったようで、機体上部を緑、下部を白、境界部分をグラデーションであしらうと言う他にあまり無いデザインである。尾翼も同じように塗り分けられている。特徴的なのはロゴマークで、カンボジアの国花とも言われるハスの花がデザインされている(実際にカンボジアには国花は制定されていないようだが、仏教の影響で国民にもっとも愛される花だそうである)。ハスの花を取り巻くような黄色の光輪が、仏教を連想させる。面白いのは尾翼とエンジンカウルにあるロゴマークと、機体前部に描かれているロゴマークでは色が反転していることである。正式には尾翼の色使いのものが使用されているようだが機体の緑との関係で反転させたのだろうか。一見派手な色使いに見えるが、くどさは無く落ち着いた鮮やかさを感じさせる。空港でよく目立つきれいな色彩の飛行機で、このへんは仏教のセンスなのだろうか。

このエアラインを探してきてモデル化を企画した人は誰なんだろうかと思うくらいマイナーなエアラインである。香港に就航していた時期があるので香港のコレクターの要望とかがあったのかもしれない。尾翼とエンジンカウルのハスの花は実機では微妙にグラデーションがかかっているのだがモデルではそこまでは表現しきれていない。ハスの花の色もやや薄めなのが残念なところ。しかし同エアラインはもちろんカンボジアの飛行機などこれ1機なので、モデルとしてはたいへん貴重なものである。2005年Herpa Wings Clubとして限定発売され、直接Herpaにオーダーした。


編集 / 2009.10.13 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
航空業界の動向と今後 (7)
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
第2章 空港行政

もう少し情報を整理していてからと思っていたが、今日の19時のNHKのトップニュースが羽田空港をハブにするという前原国交省の発言が波紋を呼んでいるというものだったので、これについて言及して見たい。

結論から言えば、ようやく本音が出てきたかという感じで、いささか遅きに失した感もあるくらいである。成田も関空も、さらには主管両知事も反発しているようだが、冷静に考えればどちらがハブ空港にふさわしいか一目瞭然である。個人的に関西在住の身としては関空がアジアのハブたりえて欲しいのはやまやまなのだがいかんせん国際情勢を見てみると、もはや両空港共に国際競争力はない。ハブ空港は1国に1箇所あれば十分で、2箇所ハブがあれば、特に日本のような島国では路線が分散しハブ空港としての魅力が半減してしまう。いまや多くの地方空港にとって国際線のハブ空港は実質ソウルの仁川空港である。これは日本全体にとってのハブ空港がソウルであるということに他ならない。各地方空港は東京便の乗り入れを陳情するも、乗り入れ希望は羽田であって成田ではない。その陳情すら通らないのは羽田の発着枠の問題がある為である。出張や観光など国内移動を前提にした場合は当然の要求だろう。次に乗り入れの交渉をするのは大韓航空でありアシアナ航空だろう。実際この2エアラインで日本各地へ乗り入れている現状からすれば、成田に行かずにソウルに行った方が海外旅行は格段に便利で、なおかつ安く行く事ができる。

成田はいまだに全体オープンの目処すら立たない。それでも国の対面のために、いまだに税金を大量に投入させている。周辺の警備費、東京からの長距離鉄道の敷設やその資金援助、さらには移動に費やす旅客の時間や労力のロスなど。これからも支払い続けていかないといけない負の遺産が数多くある。関空もしかりで神戸沖で決まったとたんに住民の反対を招き泉州沖へ急転したものの、周辺の土砂利権や、漁業補償で予算の数倍の費用がかかってしまった。騒音による被害をおそれ沖合い沖合いへと場所を移動させた結果工事費も莫大になってしまった。関西の地盤沈下はこうした国家予算の食いつぶしに味をしめてしまって、地域活性を低下させて来たという一面もある。

なぜ航空会社が羽田に集まるのか。理由は単純で需要があるから。成田や関空では需要が無い。伊丹廃止論も興味深いが神戸が完成した後では「何やってんの関西」としか見られない。仮に伊丹を廃止したところで、ドル箱の東京便は関空には来ず新幹線やリニアに流れるのがオチだろう。観光路線として人気の高い札幌も、最近のパック旅行では羽田経由が安く、豊富な時間帯を選択できると言う点で人気である。空港が地域を活性化するという図式は、国家戦略なくしてはありえない。そう言う意味では今回の騒動、今後の成り行きはどうなろうと、ようやく本音での議論が始まるきっかけとなるのかもしれない。

ただ滑走路が4本になるとはいっても急に羽田が国際ハブ空港になるのかと言えばまだまだハードルが高い。本当にハブ空港を狙うのならあと2本は滑走路が必要なのではないだろうか。そうなるとあと50年くらいはソウルや上海の後塵を拝し続けなければならない。また成田や関空のあり方について羽田ハブ空港を前提とした運用や活用を考え始める時期なのではないかとも思う。
編集 / 2009.10.12 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
全日本空輸 B747-400 (Hogan)
カテゴリ:  日本 / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
ANA B744 HG JA404A全日本空輸 ANA All Nippon Airways (日本)
ボーイング Boeing B747-400
JA404A

Hogan (2004)


意外と全日空については既述してなかった。設立は戦後の1952年で広告用のヘリコプター運行を目的とした東京を拠点とする日本ヘリコプター輸送である。当時の社名は全日空の2レターコード「NH」に残っている。1957年に現社名に改称し、翌1958年には大阪を拠点としていた極東航空(1952年設立)を吸収合併した。その後45/47体制と言われた運輸省の指導により国内幹線を中心に担当し、着実に規模を拡大させていった。しかしその拡大期には大型次期ジェット機の導入をめぐっていわゆるロッキード事件が起こり、その舞台となってしまった。全日空が直接犯罪に絡んだと言うことではなく、政財界やアングラの黒幕が全日空を利用した起こした汚職事件である。国内線での実績とノウハウをもとに、体制の崩壊を受けて国際線の定期航路に進出したのが1986年のグアム線で、件のトライスターL1011によって運行された。1999年スターアライアンスに加盟、2003年には新たな国際化時代をにらんで愛称を「全日空」から「ANA」に改めた。
全日空はボーイングの優良カスタマーとして知られ、B727(1965年)、B737(1969年)、B747(1978年)、B767(1983年)、B777(1995年)、B787(2010年?)と率先してボーイング機を導入して来た。B747-400は1990年に国際線用に導入された機材で、JA404Aは1999年3月30日にデリバリーされ短期間国内線に就航した後主に北米線に投入された。既にB747の退役が始まっており、2007年5月2日に当機は退役した後オアシス香港航空に売却されている。同社は国際線用のB747-400を2011年までにすべて退役させる予定で、それ以降の主力はB777となる。ただしA380の導入やB747-8も検討しているようで10年後の機材はまだまだ見通しが流動的である。

デザインはThe TAILでも述べた通り[→NH/ANA]。機首のロゴを全日空からANAに変更したりしたものの1983年から基本デザインは変わっていない。このデザインはやはりB747-400がよく似合う。尾翼にロゴを大書きするのはあまり例としては多くはないが、白抜き単色、尾翼ラインに沿った斜め書きも違和感なく収まっている。濃色の青で重くなりがちな尾翼のイメージを大書きのロゴが軽減している。いまだ色褪せ無いデザインであるがB787やA380導入で新CI導入となるかどうか興味深い。

モデルは2004年全日空商事企画、Hogan制作で発売された日本国内限定モデルである。あまりに定番過ぎるためにかえって目立たないがANAのB747-400の通常塗装のNGモデルとしてはあまり種類がない。実は貴重なモデルである。新大阪店にて購入したもの。


編集 / 2009.10.12 / コメント: 0 / トラックバック: 1 / PageTop↑
ピードモント航空 DC-3 (Herpa)
カテゴリ:  北アメリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Peadmont DC3 HWピードモント航空 Piedmont Airlines (アメリカ)
ダグラス Douglas DC-3
N44V

Herpa Wings (2005)


ピードモント航空については前述したとおり[→PI/---]。補足すると、着実な成長を遂げていた1970年代後半、同社は少なくとも65機のB737-200を運行していた。その際ハブ空港として運用されたのがシャーロット、ボルティモア、デイトンの各空港である。N44Vはシャーロット空港内のカロライナ航空博物館に展示保存されている機体である。同機は戦時中C-47-DLという軍の輸送機として1942年2月22日に製造されたが、その後払い下げられ何社かの手を経て1963年にピードモント航空が取得したらしい。ただしその時のレジはN1916で1971年まで在籍していた。さらにその後数社の手を経て1986年9月29日ピードモント航空が買い取り、レジをN44Vと改め現在に至っている。

ロゴマークは後年のモノと同じだが色が赤く、直線的で機体後部に描かれているのみである。ホワイトボディにチートライン、機体下面を地金のシルバーと当時としては先進的なデザインだった。プロペラ機らしい曲線の多い機体にチートラインによる機体上下の塗りわけ境界が全体的に引き締まって見える。

モデルはB767との2機セットで発売されたもので、両方ともスタンドが付けられているが、地面に置くほうがサマになる。こういった小さなモデルでもバランスを損なわないのはさすがHerpaで抜かりがない。例によって息を吹きかけるとプロペラが回転するのもさすがで、しっかりとプロペラのねじれまで再現されている。


編集 / 2009.10.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
ピードモント航空 B767-200ER (Herpa)
カテゴリ:  北アメリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
Peadmont B763 HWピードモント航空 Piedmont Airlines (アメリカ)
ボーイング Boeing B767-200ER
N603P
"The Pride of Piedmont"
Herpa Wings (2005)


1940年にPiedmont Aviationの運行部門として設立されたアメリカのエアライン。さらに遡れば1931年Richard Hensonによって設立されたHenson Aviasionである。1948年運行会社として独立しPiedmont Airlinesの名称に変わった。日本ではYS-11を導入したエアラインとして有名で海外エアラインでは最大の23機を導入した。他のエアラインのように好景気時急拡大させることも無く堅実経営で着実に業績を伸ばし、1980年代には大量のB737を発注するなど、サウスウエスト航空と並んで質・量共にメジャーエアラインの仲間入りを果たすかに見えた。しかし、1987年USエアが突然に買収を発表、1989年をもって合併完了により消滅した。ピードモントとはアメリカ東部のアパラチア山脈山麓に広がるピードモント平原に由来している。同社は平原の広がるノースカロライナ州を拠点としていた。ちなみにそのまま読むとピエモンテとなるが、これはイタリア北西部のアルプス山麓の平原で、地名もそこに由来しているそうである。山麓と言った意味になるだろうか。N603Pは同社最晩年の1987年5月21日国際線用に導入した機材でB767の1番機となる。The Pride of Piedmontという固有名が付けられていた。同機が本拠地のシャルロッテ空港に初飛来した時、同空港の保存されていた同社のDC-3がエスコートしたと言うエピソードがある。結局6機のB767 が導入されたもののすべてUSエアに引き継がれた。

1980年代にありながら、ブルーのチートラインとライン上に社名ロゴを配置させた60年代を髣髴とさせるデザインである。尾翼も飛ぶ鳥をシンボライズした同社のロゴマークをシンプルに配置させているだけである。質実剛健な同社の姿勢が感じられる質素なもの。飛ぶ鳥の元となったものは不明だが、YS-11の時代には赤い鳥だったのでもしかするとノースカロライナの州鳥でもある猩々紅冠鳥(カーディナル)なのかもしれない。このあたりでは普通に見られる鳥らしい。ただ赤のイメージが強い鳥なのでいくらデザインの為とは言え後年紺色に変更したりするとも思えない。カーディナル特有の頭の冠も表現されていないので単なる大型の鳥をイメージしただけのモノかもしれない。個人的には赤い鳥の方がインパクトがあったような気もするのだが、直線的なデザインで色と共にもうひとひねりデフォルメした方がよさそうだ。

モデルは2005年Herpaから発売されたもので、同機のエスコート役を果たしたDC-3と2機セットとなっている。B767の普通すぎるシルエット、普通すぎるデザインゆえモデルとしては大変地味だが、アメリカ航空業界史の1ページを飾る貴重なモデルである。全体的なバランスも良く取れて、安心して展示鑑賞できるモデルとなっている。秋葉原店にて購入した。

編集 / 2009.10.10 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
今月のコレクション OCT/2009 II
カテゴリ:  新コレクション / テーマ: 模型・プラモデル・フィギュア製作日記 / ジャンル: 趣味・実用
せっかく新大阪に寄れたので何か買って行こうと物色。
結果それほど欲しいモデルではなかったものの、そう言えば新塗装機は持っていなかったなあと1機だけ購入。台風下の飲み会で職場の同僚に自慢(?)してみたところ以外と好評だった。

ダイキャストモデルの小ささの割に精巧な作りと意外な重みに盛り上がったのだった。

■Herpa Air Berlin B737-800WL

まあ馴染みのないエアラインだがB737-800WLはそれなりにカッコ良いし、ウィングレットもものめずらしい。ちょっと自慢できた一品である。
編集 / 2009.10.07 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
ヴァリグ・ブラジル航空 B777-200ER (Herpa)
カテゴリ:  南アメリカ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
VARIG B772 HWヴァリグ・ブラジル航空 VARIG Brasilian Airlines
ボーイング Boeing B777-200ER
PP-VRB
"Ruben Berta"
Herpa Wings (2002)


ヴァリグ・ブラジル航空についてはこちら[→RG/VRG]。1998年ファーンボロー航空ショーで華々しくボーイングに18億ドルもの発注をおこなったが、2001年の同時多発テロによって旅客が激減、リース料の支払いが滞るようになって2005年破産し、再生に向けて運行を継続したが、同国のLCCであるGOLに吸収された。2008年VRG Aero Lineasに社名を変更、B737、767、787で再起を目指すとしている。PP-VRBは2001年11月19日にリース導入されたもので、2005年の同社の破綻を受けて翌2006年にリースバック、その後エアロメヒコが導入している。2002年同社設立75周年記念塗装を施された2機の内の1機である。なお同機にはRuben Bertaという名称が付けられているが、これは同社の最初の従業員の名前である。因みに1号機であるPP-VRAは創業者である Otto Ernst Meyer の名前が付けられ、共に特別塗装機となった。

このデザインは結局10年も持たなかった事になる。新生VARIGでもコンパスをモチーフとしたデザインを踏襲はしているものの、それに比べてやはりシックで高級感がある。B777には馴染む暇も無かったかもしれない。MD11が最もよく似合うデザインだったように思う。

モデルは75周年にあたる2002年にHerpaから発売されたもので、特別塗装機も出るかと思っていたが9.11以降の経営環境の激変でVARIG自身モデル化の余裕が無かったのかもしれない。今後ACやIF、Skyあたりから出てきそうな気はする。

編集 / 2009.10.06 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
ユーラシア中国航空 Ju52/3m (Herpa)
カテゴリ:  アジア / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
EURASIA Ju52/3m HWユーラシア中国航空 EURASIA (中国)
ユンカース Junkers Ju52/3m
EURASIA XVII

Herpa Wings (2004)


1930年代、中国で活躍したエアラインらしいが詳細は不明。正式名称は欧亜航空公司でレジの代りかXVIIの数字が見える。普通に考えれば17号機ということなのだろうが、当時の情勢を考えてみると、中国大陸でのドイツ植民地を拠点とする郵便輸送を行っていたのではないだろうか。これほど古い機体となると情報源はHerpaのWings Magazineしかなくなるが、なぜかこの号(2004/6)だけ紛失している為詳細が判らない。Ju52自体は1930年の初飛行であるが、この時はエンジンは1つだけだった。1932年エンジンを3つに増やしたのがJu52/3mで、最後の'm'はmotorを表す。大戦中は軍の輸送機としても使われ、5,000機以上が生産された。

当時先進的だった総金属の機体ゆえにシルバー地に黒で文字を配しただけのもっともシンプルなものである。まだまだデザイン性が重視される前の時代のモノで今見ると貨物機のようだが(実際「郵」の字もそれっぽい)、窓の数を見るとやっぱり旅客機なのである。後年この機体にもデザインが施されるようになったが、Ju52はこの飾り気のないデザインでそれはそれで味があると思う。

モデルは2004年Herpaから1,000機限定で発売されたもの。デザイン性に乏しく買おうかどうか迷ったが機体シルエットが良かったのと同世代(次の世代)のDC-3と比較して見たくて秋葉原にて購入を決意した。超近代的なフランクフルト空港の背景ではやや浮いて見えるが、小さいながらも歴史を感じさせる一品である。

編集 / 2009.10.05 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
SASスカンジナビア航空 DC-10-30 (InFlight)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
SAS DC-10 IFSASスカンジナビア航空 SAS Scandinavian Airlines System (デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)
ダグラス Douglas DC-10-30
OY-KDA

Inflight500 (2008)


SASスカンジナビア航空とデザインの変遷については[→ 尾翼 SK/SAS]。OY-KDAは1975年12月18日にデリバリーされた。1989年までの長期間に渡って同社の中核を担った機材である。

デザインは2世代前のもので、1984年まで採用されていた。尾翼に大きな変化はないが、赤い縁取りの太い紺色のチートラインが時代を感じさせる。チートラインは機首寄りで跳ね上がっていて、よく見るとドラゴンの頭のようになっている。これはロングシップともドラゴンボートとも呼ばれた北欧のヴァイキングの船の船首の竜の飾りをモチーフにしたもので、チートライン全体が船を表現している。

いつものごとく大変バランスの良いInflightのDC-10で、金属製の尾翼もやや甘いモールドを補ってあまりある。特別塗装機や限定品もコレクションではお宝に違いないが、こういったスタンダードなモデルでも机上に置いてかっちりと視線に収まるとお宝にふさわしい一品となる。


編集 / 2009.10.04 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
SPANZ DC-3 (Herpa)
カテゴリ:  オセアニア / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
ANZ DC3 HWSPANZ South Pacific Airlines of New Zealand (ニュージーランド)
ダグラス Douglas DC-3
ZK-CAW

Herpa Wings (2003)


1960年から1966年にかけて運行していたニュージーランドのエアラインである。当時ニュージーランド国内路線を独占していたNAC(National Airways Corporation)のパイロット、Rex DaniellとBob Andersonが設立した。設立当時はANZ(Airlines of3 New Zealand)と名乗っていたが商標の問題で1963年SPANZと社名を変更した。3機のDC-3を所有していいたが、観光用に窓を大きくする(2つの窓の間をぶち抜き横長の窓にした)などの改造を行い、”Viewmaster"の愛称でハワイなどへの観光飛行をしていた。人気が高かったものの、財務的な問題で1966年に運行を停止した。ZK-CAWはニュージーランドのタウポに静態保存されている機体で、モデルされた当時はマクドナルドのレストランに改造されて展示されている。DC-3はもともとDC(Douglas Commercial)とあるように民間旅客機だったが、戦時中軍の輸送機として10,000機以上も製造され、戦後軍の払い下げで大量にエアラインで使用された機材である。シンプルで頑丈な作りでその後も長期間での使用に耐えた。

オレンジと紺色を基調とするデザインでチートライン、尾翼の塗り分けもこの2色で行われている。尾翼には社名ロゴでANZと記されているが、このロゴマークは1963年以降社名変更に伴いSPANZのロゴマークに変更されている。機首には愛称であるViewmasterのロゴが記されている。

こんなマニアックな機材をよくもモデル化したものである。現地の熱心なファンの直訴があったのかもしれない。モデルのネタには困らないはずなのだがいかんせん資料が集まりにくいのと今の飛行機ファンには馴染みが薄いのか、DC-3のモデルは登場10年を経ていまだに14種しかモデル化されていない。当機のような静態保存されている機材であれば逆にモデル化しやすいのかもしれない。1/500で初めて手に取ったときにはその小ささと、逆に意外な大きさを同時に感じた。1/500といえば軍艦のプラモデルの縮尺と同じ位なのだが、確かに艦載機にしてはかなり大きい。モデルはANZ時代のものだが、SPANZ時代のモノがアメリカのショップ限定モデルとして発売されている。


編集 / 2009.10.03 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
やっぱり・・・でも。ANAモヒカン復活
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
予想通りと言うか予想外と言うか。今年12月1日から約4年間に亘って全国を飛びまわるそうだ。

海外では設立○○周年記念ということでレトロジェットが大流行であるが、今回は特に設立何周年と
言うわけでもないらしく、社員の発想をもとに企画が決まったそうである。確かに選ばれたB767はモヒカンルックと言われる前デザインに塗られたことはない。ANAとしては本当はB787のデビューに合わせたかったんじゃないだろうか。ウィングレット付きのB767のモヒカンもそれはそれで面白いとは思うのだが果たしてモヒカンB767にウィングレットは装着されるのだろうか?

今回のキャンペーンでは1/100のモデルがプレゼントされるらしい。程なく1/500もモデル化されるだろう。寝て待って吉である。しかしどうせならクジラのほうがインパクトあったんじゃないかと思う。
編集 / 2009.10.01 / コメント: 0 / トラックバック: 1 / PageTop↑
LOTポーランド航空 V814 (Herpa)
カテゴリ:  ヨーロッパ / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
LOT Polish V800 HWLOT ポーランド航空 LOT Polish Airlines (ポーランド)
ヴィッカース Vickers V814
SP-LVC

Herpa Wings (2000)


LOTポーランド航空についてはこちら[→LO/LOT]。1929年創業というから今年で80年である。バイカウントは、第二次端戦中イギリスで戦後の航空需要を見越して新機種を計画したいわゆるブラバゾン委員会のなかで提言されたうちの1つでヨーロッパ域内の中近距離便を運行する機材として計画された。初のターボプロップ機として完成し、結果音が静か、燃費が良いなど好評で400機以上が製造された。初就航は1953年。V700とV800があるがV800は機体がもっとも長く、定員は71名にもなった。

古式ゆかしいチートラインに社名ロゴ。自国語でのポーランド航空"Polskie Linie Lotnicze LOT"を配し、尾翼はラインと同じ空色にポーランド国旗の紅白のラインをアクセントに鶴のマークを小さくあしらっている。60年代のスタンダードデザインである。青も今のようなvividなモノではなくやや落ち着いた感じの明るい青だが、褪色や汚れが目立ったのではないだろうか。ANAのモヒカンも後年は随分と汚れて白っぽい印象があったが、モデル化に際してオリジナルの色が再現されているのかどうか確かめて見たいところである。

モデルは2000年にHerpaから発売された。この年にバイカウントが始めてモデル化され、ルフトハンザに続いて2機目となる。全日空でも活躍した機体だけに今後モデル化の可能性がある。なんとなく親しみを感じるのは、大きさといいシルエットといいYS-11に似ているからだろうか。

編集 / 2009.10.01 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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