テーマ別集合写真 アライアンス編
カテゴリ:  集合写真 / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
今日は有給休暇をとっていた。早めに用事も済ませ久々に棚卸を。とはいえ無秩序にやっても面白みが無いので、アライアンスカラーモデルを引っ張り出して見た。全部で6個必要なんだが、30箇所におよぶコンテナやダンボールを探すのは結構骨だった。汗だくで準備するところとなる。早い目に冷房を入れ涼しい中での撮影会を実施。片付けは今度の週末だな。

◆ウィングス・アライアンス
KLM-NWA2  KLM-NWA1
アライアンスの黎明期。1989年包括的な業務提携を始めたKLMとNWAが設立したのがウィングス・アライアンスである。デザイン的には相互で共通のロゴマークを使うということから始まったが、ハイブリッドデザインの飛行機も登場した。左右で塗装デザインを塗り分けたものである。尾翼と機体を上手く組み合わせた秀逸なデザインと言っていいだろう。特に機体後部の白抜きの処理が素晴らしい。単に機体と尾翼の塗りわけではなく、特別塗装としての工夫が見られる、2社間のハイブリッドならこうした左右の塗り分けが一番無難なのかもしれない。模型では両面を自由に見ることもできる。模型をプロモーショングッズとしてとらえた時に、高い効果を発揮するデザインではある。さらに言えばKLMの青とNWAの赤と色の対比も鮮やかなので、デザインとしては秀逸なものになった。一時期ContinentalとAlitaliaが参加したが、アライアンスとしての特別塗装機が実現することはなく、その後出現するアライアンスにバラバラに吸収されることになる。ちなみに左右の塗り分けハイブリッドは仲間うちでは一時期ベルクカッツェと呼ばれていたが、あれは雌雄同体というだけなので、それを言うならベルクカッツェの親玉のアシュラ男爵ではないかという議論になった。よく確認もせずにその呼び名で言っていたのだが、実はアシュラ男爵はガッチャマンではなくマジンガーZでの敵役だった。閑話休題。

◆クオリフライヤー
1992年設立されたアライアンスだった。9.11が無かったら、ヨーロッパ域内を中心にした現存のどことも異なるアライアンスになった可能性もある。が、特別塗装など搭乗前の2001年に消滅解散してしまった。

◆スター・アライアンス(1)
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1997年初のグローバルなアライアンス、スターアライアンス(以下スタアラ)が登場する。アライアンス特別塗装の嚆矢はスタアラの特別塗装機だろう。発足当時の6社のデザインを機体ごと輪切りにした、場当たり的な、それでも非常にインパクトのあるデザインだった。イメージカラーは黒で、尾翼に黒地にモノトーンのロゴを配して、一目でそれとわかるようになっている。胴体は機首のデザインが機材所有エアラインとなっている。正面方向から見れば、どこのエアラインかわかりやすい。尾翼デザインは結果的に大成功だったらしく3代目デザインの現在も踏襲されている。輪切りの機体デザインはホワイトボディだったAirCanadaやSAS、Lufthansaが結果的に目立ちにくかったというデメリットがあったにしても、一見継ぎはぎだらけのようなデザインも、アライアンスという新たな提携方式をプロモーションするにはなかなかいいデザインだったのではないだろうか。アライアンスとしての統一性や、参加各社の連携性というよりは新しい提携の形、アライアンスというビジネスモデルそのものをプロモーションするには十分すぎるほどのインパクトだったと思う。発足6社のうち、Varigは倒産し脱退、AirCanadaとThai、SAS、Unitedはデザインが変更された。

◆スター・アライアンス(2)
alliance2
加盟エアラインが7社8社と増えていくにつれて輪切りタイプではその都度全面再塗装する必要があり、その後の加盟エアライン増加を見込んでデザインが一新された。尾翼のデザインは継続されている。ホワイトボディの機体に加盟各社のロゴマークを並べるというこれまた単純な思いつきのようなデザインだった。異なるコンセプトで作られたロゴマークを並べると結構うるさい感じになってしまう事が多い。そのうるささを多少軽減しようとでもしたのか、各社のロゴマークをほぼ正方形に整形し、ややランダムに傾けて並べることで動きをつけたような配置とした。結果、全体的に逆に統一感が損なわれ、各社のロゴマークが全体のデザインの中に埋没してしまい、うるさくなってしまったような気がする。ロゴマークの場合たいていは反転色バージョンも同時に準備されるものなので、ホワイトボディへの配置なら背景を白としたバージョンを整然と並べた方が良かったように思う。機首先頭は所属エアラインのロゴとし、それ以降は例えばアルファベット順にサイクリックに並べればそれなりの統一感が出そうなものだが。いっそ昔懐かしいチートラインを引いてみると全体が締まるかもしれない。いろいろ書いたがスタアラのデザインの中では一番好きなデザインである。各社のロゴが並ぶだけで無条件に楽しい。

◆スター・アライアンス(3)
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加盟エアラインが毎年増えるようになり、20社を超えるようになってくると、さすがにロゴを並べるだけでも対応が難しくなってきたようである。またCRJのような小さな機体だとロゴも見えないことから採用されたのが現在のデザインである。各社のロゴを表現するのはあきらめ、細めのゴシック朝のロゴをビルボードタイプにシンプルに描いただけのものとなった。よりアライアンスを全面に出す感じである。コンセプトは判るがこれも今一つ工夫があってもよさそうな気がする。ホワイトボディに細目のロゴなのでロゴ自体が貧弱に見える。尾翼のインパクトが強いので余計そう感じてしまう。アライアンスとしての統一感を出すためか所属エアラインのロゴは機首に小さく描かれるだけなので、複数社の集まったアライアンスですよという連携感が希薄である。このあたりのさじ加減は難しいのかもしれない。ほかにウィングレットとエンジンカウルはエアラインベースのまま残している。

◆ワンワールド
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スタアラに遅れる事2年、1999年第2のアライアンスとして登場したのがワンワールドである。アライアンス発足10周年を記念して2009年から採用された。ほかの2社と決定的に異なるのは、機体、尾翼とも基本的に各社のロゴデザインを踏襲している点である。アライアンスとしての統一性よりも、参加エアラインの連携性を打ち出す戦略のように見える。実際他のアライアンスデザインは、一般的な旅客にとってはどこか珍しいエアラインとしか捉えられない。アライアンスロゴは機種に大きく描かれている。尾翼と機首両方で”ワンワールドというアライアンスに属したJAL”といういわば両方のイメージをうまく訴求できたと思う。ただしこの方式で難しいのは、機体が白以外の濃色系だった場合の処理で、実際濃灰色の機体のRoyal Jordanianは、尾翼はそのまま機体を真っ白に塗りなおしてワンワールドロゴを機種に配している(これは未モデル)。ホワイトボディと濃色の尾翼がバランスを壊しているので、個人的には白抜きのロゴでいいんじゃなかったかと思うが。

◆スカイチーム
alliance5
最後に設立されたアライアンスである。設立は2000年。特別塗装のコンセプトはスタアラに近い。アライアンスとしての統一性を全面に打ち出した機体丸ごとの特別塗装となっている。アライアンス結成10周年を記念して採用されたデザイン。各社のロゴマークもスタアラと同じで機首に小さく描かれただけとなっている。尾翼も目立つ濃紺地に独自デザインのロゴマーク。Sの字をもじっているのは判るがスタアラも同じ頭文字なので、慣れない人は判りにくいかもしれない。後発組のアライアンスということなので統一感を優先させたのかもしれない。機体全体を珍しい銀色とし、ロゴマークを機体全体にあしらったインパクトのあるデザインである。全体としてスカイチームというキーワードは読み取れないが、あくまでイメージ戦略としてはこれで十分なのだろう。

◆◆◆
Alliance201307
今後新たなアライアンスが登場するとは考えにくい。あるとすればLCC同志、カーゴ同志のアライアンスだろうか。現3大アライアンスは今後デザインが変わっていく可能性はある。統一デザインなどといいながら実際には、各アライアンスとも特別塗装機の数はせいぜい数十機程度なので、今はまだアライアンスのブランディングの段階なのかもしれない。ゆくゆくは参加エアラインのすべての機材がアライアンスデザインになるとか、メンバー毎にワンポイントで色を変えたり、胴体にリボンのように各社のロゴがまとわりついたりと、予想外のデザインが出てくるかもしれない。今後どのようなデザインとなっていくのか楽しみでもある。
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編集 / 2013.07.23 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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