月刊エアライン誌 はB747引退特集
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
今月号の月刊エアラインは興味深い記事が多かった。来年3月に迫ったB747の日本国内における完全退役に合わせた特集だったが、特に興味深かったのはB747とA380の両方の機材を運行している各社の動向についてである。動向というかその背景や各社の事情や戦略にまでもう少しだけ踏み込んでほしかったが、視点としては面白い。
同誌によれば、双方を運行しているエアラインは8社(BA、AF、LH、QF、KE、TG、SQ、MH)で、欧州3社、東アジア4社、オセアニア1社である。

欧州3社は欧州のBig3であり、もともとB747の大オペレータだったうえにエアバス社との政治的な関係もあってA380導入は当然の結果だろう。ただし各社ともB747の後継機としてA380を選んだのではなさそうである。後継機は保有機数からみてBAは777、LHは330/340、AFは777/330/340が後継機っぽい。

一方でアジア勢はというと、MHやKEが後継として777/330、SQは777(一部330)、TGは777と330/340を選択、Qantasは330が後継機らしい。各社ともB747の退役が進むにつ入れて平均的な機材が小型化していくように見える。その中でのA380の存在はフラッグシップ的な意味合いが強いようにも見える。

これはB747-8にも言えることで、B748は今のところB744の後継機としてすら期待されていないようだ。B748iはLHとKEのみの導入だが、LHは20機もの発注でB748がB744の後継機と位置づけられないこともない。KEは後継機にしては5機の発注のみとかなり中途半端である。今後逆に多彩な機材を運行することで運用上のコストを押し上げる要因となる可能性が高い。Boeingのかなりの値引きもあったか、あるいはB748iはいざとなればB748fにコンバートすることで貨物用と割り切っているのかもしれない。

振り返ってB747の大口顧客だったJLとNHだが、B744の後継に決着がつく前に全機退役を迎えようとしている。NHもJLもB777/787が主力だが、かといってB747超クラスの導入をあきらめたわけではなく、今後A380やB748も今後検討される可能性もあるらしい。特に一時期NHはA380も含めて検討に入ったとする報道があった。

B744の後継機問題はまだこれからだが、発注状況からするとまだそれに代わって主役を張るほどの機体が現れたとは言い難い。もっとも近いのはB773だが、A330やA350、B787の売れ行きを見てみると、B747は本来の貨物仕様に特化して運用を続け、旅客用は773を筆頭に長距離中型機が次代の主役になるということだろうか。来年から本格化するA350やB787のデリバリは380や748デリバリのニュースにとってかわりそうだ。時代の主役機はB744などの超大型機などではなく、安(低燃費)遠(長距離)直(ポイントトゥポイント)頻 (高頻度)が実現する中型機にとって代わられようとしている。
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編集 / 2013.09.04 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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