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エアライン vs モデルメーカーの構図を予想する
カテゴリ: ■雑感 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
普通に考えれば、巨大企業であるエアライン側にモデルメーカーが
「作って売ってもよろしいですかねぇ?」
とお伺いを立てて
「うむ、よかろう。認めてやる代わりにいくばくかは納めるように」
「ははーっ」
なんて感じかなと思う。この場合エアラインが絡むのは版権の許諾と、版権の使用料程度である。エアライングッズは何もモデルだけではないのでそんなに高いとも思われない。モデルメーカーはお許しと少しばかりの費用を支払えば次々にモデルを製造販売できる。エアラインにとってはリスクも少ない代わりに実入りも少ない。

もう少しエアライン側が入り込んでくる事もありそうだ。
「許可してやるから、売上の幾分かをよこしなさいよ」
随分と高飛車な申し出のようだが、その代わりモデル製造の費用の一部を広告宣伝費として負担するということもありそうだ。負担額が増えるというリスクは広告宣伝費としてとらえ、あとは売れればもうけものという感じのスタンスだろうか。

逆にエアラインの方から依頼されることも多いのではないだろうか
「うちのも作ってよ、Herpaさん」
「ええー?!(売れるかなー?)、まあ500個ならいいでしょう」
随分と立場も変わるはずで開発費の大半をエアラインに賄わせる。モデルで儲けたいのではなくあくまでプロモーションとしての費用負担である。こちらもある程度は自社でも機内販売するパターンもある。ひとつ前のパターンと比較すると、どちらが言いだしっぺでどちらが主導権を握るか程度の違いしかない。ブランドを浸透させたい新興のエアラインなんてのはこういうパターンが多いんじゃないだろうか。最近のHerpaのLimited modelはこのパターンなんじゃないか?

最後に商売人としてのエアライン。
「これ売ってもうけたいのよ、作って頂戴」
開発費は限りなくエアラインの負担となる。基本完成したモデルはエアラインがすべて引き取る。メーカーは単に生産を委託されるだけ。メーカーブランドすら隠されることがある。CathayやSingaporeのパターンである。ブランドで実利を得たい古参のエアラインのパターンか。通販や機内限定販売をやっているエアラインに多い。

これまでは2者のやり取りだが、これに加えてショップが言いだしっぺのことも有るだろう。あるいはANAのように直接工場に掛け合って自社ブランドとして調達してしまうエアラインもある。

さらには機体デザインがエアラインのものではない時には更に問題が厄介になる。StarFlyerはそのあたりかなり厳格ということらしい。でもまあDisneyがモデル化されているので許諾そのものは取れるんだろう。実際他スケールではモデル化されている。ここまでくるとモデルメーカーの優先順位と費用の兼ね合いとしか言いようが無い。

一方で消滅したエアラインの場合は許可なく作り放題なのかというとそうでもないらしい。あくまで想像でしかないが、たとえばPanAmという大きな名前は何度がその名前を買い取った上で同名のエアラインが復活している。倒産した会社が版権を持っているとは考えにくいので、版権のみを管理所有している会社があるということだろう。そことの交渉になるんじゃないだろうか。純粋に版権ビジネスを手掛けていることも有るだろうし、別のエアラインが引き継いでいることもあるだろう(この場合は許可を得るのは不可能に近いらしい)。または倒産時の管財人が交渉相手になるかもしれない。そもそも古い会社では版権の所在すら怪しいことも有るのではないだろうか?目論見でモデル化して販売するとその時になって初めて権利を主張される恐れだってあるわけで、おいそれとは手が出しにくいのかもしれない。さらに各国の法律によっては手続きや解釈が面倒そうなことが予想される。モデルメーカーもいろいろと手間がかかるようである。
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編集 / 2013.11.21 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B77W
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
●:新製品発表モデル
★:発見次第即買いの幻のモデル
■:既集モデル
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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