関空T2展望台がなくなる前に
カテゴリ:  雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
工事が本格化する前に関空のT2についてまとめておきたい。当初はT2は安普請すぎるという批判も多かったが慣れてみればさして殺風景でもない。確かに天井むき出しの倉庫のような仕上げだがT1も鉄骨が見えている点ではあまり変わらない。炎天下ながらターミナル内は結構涼しかった。通常のターミナルにはあるカウンターやベンチが無い分見た目以上に広く見える。なにかと滞留する場所ではなさそうな雰囲気がある。到着したら即荷物を預けてチェックインし、搭乗に備えてもらうようにしているのだろう。少しでも定期運航につなげるような作りになっているということか。

展望台が徒歩数分とターミナルすぐ横というのは便利でいい。目の前に広大な空き地があり滑走路のエンドまで見渡せる。この眺望はT3完成後も残して欲しいものだ。現展望台の場所はT3かチェックインターミナルになるので廃止されるはずだ。作りからいえばチェックインターミナル屋上を開放するのが一番現実的だろう。冬場は向かい風が厳しいだろうが六甲山系から明石海峡大橋をバックに離着陸が望めるようになればそれなりに楽しめるのではないだろうか。送迎者の旅情も深まるし、見送られることによって旅行者の気分も高揚しようというものである。

今回行ってみて気付いたのは展望台の高さである。1期島の展望デッキのようだと確かに見晴らしはいいが、飛行機を俯瞰する形になるので、写真を撮る上で背景が滑走路や誘導路になってややうるさくなる。T2展望台は高さ的には丁度いいと感じた。関空のいいところは、他の空港のデッキのように望遠レンズ用の穴の開いている無粋な金網などが無いことだ。オープンな空港としても世界の中で存在感を増してほしい。築山型の展望公園に航空安全祈願用の神社くらい置いてもおもしろいとおもうんだけど。

思えば二期工事が始まった頃、世間の風は冷たかったのである。いわく需要が無い、今後の拡大見込めないといった論調で、まあそれに抗うにはかなりの肝っ玉と無鉄砲さが必要だったんだろうなと想像する。誰も確実なことは言えないわけである。関西を含め日本の活性化を願うのであれば一見分の悪い決断も必要ということだろう。2期島が無ければFedexもLCCも関空の拠点化は無かったわけで、泥縄で拡張しようにも完成時には時すでに遅しという状況が無かったわけではない。評価は後年の歴史家が下すんだろうが、万一失敗したとしてもその決断は責められないのではないかとも思う。現状とリスクばかり見ていると何も決断できない、その結果のジリ貧というのがこの数十年の日本の状況なんじゃないかと思う。

T3を建築し今の倍の旅客をさばけるようにするというニュースが発表されたのは昨年末のことだった。計画が認可されれば今年度内にも工事が始まるという。完成すれば現在T1に来ているLCCも一気にT3に流れるんじゃないか。さらにT3予定地の北側は広大な空き地である。スポットとして使うよりは割安の駐機場としてでも提供できるんじゃないだろうか?どうせ使わないなら駐車場にでもという感覚である。まあそれにしてもいろいろと設備投資は必要になりそうではあるが。

T2/T3の拡張、FedexのHUB誘致成功と今のところは関空は追い風の模様だ。鉄道延長や北側の連絡誘導路の建設などまだまだ延びしろはあるのである。地道な営業と成長戦略に期待したい。
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編集 / 2014.09.06 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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