時代を感じさせる黄変モデル達
カテゴリ:  集合写真 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
プラスチックの経年黄変は避けようのない問題である。一番目立つのは垂直尾翼などプラ部の黄変だが、最近では塗装やダイキャストの尾翼が主流になってきてその辺の問題は少なくなってきた。ただ初期のモデルには再販されていないマスターピース的なものも多い。ここでは変質を逆手にとって再販を祈念する意味であえて黄変シリーズを取り上げたい。

プラの黄変にはいくつか原因があるようでなかなかこれと特定できない。普通に考えるのは日光つまりは紫外線で、これを緩和するために我が家のキュリオケースのガラスにはUVカットシートを張っている。しかしここで疑問が無いではない。長らく箱に収められていたモデルも黄変するものが少なくない。空気中の酸素が原因といわれる。紙箱の中にあるプラケースも一部に黄変しているものがある。これ以外の原因としてはガスとか放射線とか温度、湿度くらいだろうか。
古いモデルでもまれではあるものの掘出物の中にはほとんど黄変していないものも見受けられる。保存状態の差といえなくもないのだが、原因は不明なのである。

原因はさておき黄変が目立つモデルは、当然ホワイトベースのB747モデルとなる。

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★Kitty Hawk International B747-200F (1999)
後継機は無い、カーゴはシンプルなだけにホワイトボディとの落差が目立ってしまう。ただここまで無地だと元々こんな色なんかいなと思ってしまう。
★Air Atlanta Icelandic B747-200 (1998)
シンプルなデザインだけにやや目立つが、青い単色だけなので目立ち方としては少ないか。
★Cameroon Airlines B747-200 (1998)
色使いが複数になるとベースの白が白でないのが余計目立つような気がする。まあ本機が一番黄変が進んでいることもあるが。

この3モデルは多ブランドでも再販されないレアな機体である。Sky500も特別塗装機ではなくこういったクラシックな通常塗装の再販を期待したいところだ。


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★Japan Airlines B747-400 (1994)
ロゴマークが赤色だと黄変が目立つんだろうか?全体的に赤がにじんだような印象。
★KLM Asia B747-400 (1998)
単色&淡色系のロゴマークも黄変が目立つ。黄変の中にロゴマークが埋もれていく感じで余計古さを感じてしまう。特にKLMは機体が濃色系なので”白”が白で無いことが結構印象として残ってしまうようだ。
★Pan Am B747-100 (2000)
KLMとは逆にホワイトボディだと"古さ"を感じてもロゴマークが黄変に埋もれにくいような印象がある。

ホワイトボディ、シンプルなロゴマークだと黄変は比較的目立ちに食い印象がある。あくまで主観的なものだが。この当りは他ブランドでも再販されているのでまあ、NG&メタル尾翼モデルも入手しやすい。KLM Asiaは再版を期待したいところではある。

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★Cathay Pacific B747-400 (2000)
濃いグリーンがにじんだように見えてかなり黄変が目立つ。黄色を通り越してオレンジ色に見える。なぜかCathayの黄変が一番ひどいような気がする。
★Air France Cargo B747-200F (1997)
濃色系でもこの位すっきりしたデザインだと黄変が目立ちにくいのだろうか?
★Thai Airways International B747-400 (1994)
濃色系でも赤系統+ホワイトボディだとこうなりという好例か。まあ単独でみたらそれなりに気にはなるんだが。

やや濃色&多色系のロゴマークでは意外と黄変が目立つ。ロゴマークの背景として純白を前提としているからなのだろうか。箱&ケースにしまいっぱなしのCathayの黄変が進んで入る一方、キュリオケースに展示しっぱなしのThaiやAir Franceの方が黄変が進んでいないようにも見える。CathayはNGでも長らく尾翼はプラのままである。最近買ってい無いがひょっとしてB777やA340もメタル化しているんだろうか。安くない上にバリエーションも豊富なだけにメタル化を望みたい。

以上黄変尾翼モデルを棚卸して見たが、改めてみると黄変が確実に進行している。個人的には小型機の方がより目立つと感じている。エンジン部の黄変だけがやけに目立つモデルもある。DC-10やMD-11もかなり目立つが、NG再販モデルも多いのでそれはそれで納得も行こうと言うものだ。

最近ではNG&黄変モデルゆえに市場で値崩れを起こしているのかもしれない。掘出物がちょくちょく見つかるのもそのせいだろうか。色々書いてきたが1/500ダイキャストモデルには違いは無い。どれも貴重なモデルだし、味わいという点では新モデルにはないものがあるのも事実である。モデル史の一部として今後も大切に眺めていきたい。
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編集 / 2014.11.02 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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