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Herpa クラブモデル2015 候補10種発表 どれもレア
カテゴリ:  新製品情報 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
Herpaの2015年Club Model候補10機が発表された。今回の候補は大変特徴的である。まず初登場のエアラインが多い。半数が新登場となる。しかも今回はラテンの香りが強い。ドイツでは馴染みがあるかもしれないが日本ではとんと聞かないマイナーエアラインの名前がずらりと続く。基本的にはこれらのエアラインモデル化を望みたいところ。いずれもこんな企画でもない限り日の目を見ないこと確実なエアラインである。地域別にはバハマ、ベラルーシ、カザフスタンなど。ブラジルからも2社。中国、南アフリカ、イタリア、アメリカ、カナダから1機ずつ。機種に至っては10機すべてバラバラ。なかなかのバリエーションで票がばらけそうな感じで予測もなかなかむつかしい。

例によってモデル化予想とTo Buy Levelを記したい。順位はモデル化の確率の高い順。一応TOP6がモデル化対象となる。MD-11は無条件に人気が出そう。Kululaはシリーズ化待ちの需要があるのではないかと踏んだ。WardairはB741の需要がどれだけあるか。モールドに対する不満も多いので7位以下になるかもしれない。CruzeiroのA300は数少ないワイドボディ機ということで入選してほしい。BelaviaのE190は比較的最近の機体なのでニーズも高いのではないかと考えた。しかし欧米の票がどこに入るかは全く分からない。特にアメリカの票が少なくなっているのであればDeltaの選出漏れも予想される。とにかく来年は予想が難しい。

(1) (◎)Varig Macdonnel Douglas MD-11 [PR-VTH] "Star Alliance"
(2) (○)Kulula Boeing B737-800 [ZS-ZWO] "This way up plane"
(3) (○)Wardair Boeing B747-100 [C-FDJC]
(4) (◎)Cruzeiro do Sul Airbus A300B4 [PP-CLA]
(5) (○)Belavia Embraer E195 [EW-399PO]
(6) (◎)Trust Air Ilyushin Il-62 [UP-I6209]
=====================================
(7) (○)Delta Air Lines Airbus A310-300 [N805PA]
(8) (○)ATI-Aero Trasporti Italiani Macdonnel Douglas MD-82 [I-DAVH]
(9) (○)China Southwest Airlines Tupolev TU-154M [B2616]
(10) (○)Bahamas Air BAC BAC1-11-400 [C6-BDJ]

各モデルの実機ストーリーをひも解いてみたい。

●Herpa Delta Air Lines Airbus A310-300 [N805PA]
N805PAは1984年9月27日Kuwait Airwaysにデリバリされた。レジを見ればわかるように1986年にはPanAmに売却され1991年11月PanAmを買収したDeltaがそのまま引き取った機材である。1995年には貨物機に改装されFedexに売却された。2009年8月には保管状態となっている。

●Herpa Bahamas Air BAC BAC1-11-400 [C6-BDJ]
Bahamas Airは1973年設立と比較的古いエアラインである。C6-BDJは元々American Airlinesに1966年11月21日にデリバリされた機体である。Bahamasairには1974年に導入された。その後1985年にはCascade Airwaysに売却、最終的には1994年にグアテマラのTikal Jets Airlinesへ渡り歩いた後2006年に運航停止となっている。黄色と青という反対色を大胆に配置したデザインがユニーク。機体がBAC1-11とやや小さいが貴重な1機となる事は間違いない。

●Herpa China Southwest Airlines Tupolev TU-154M [B-2616]
中国南西航空は1987年に設立された中国成都を拠点とするエアラインで、2002年中国国際航空に併合された。これまでNMやBBでモデル化されたことが有ったが実現すればHerpaでは初のモデル化となる。B-2616は1999年9月にデリバリされ、2002年6月にはロシアのAviaExpressCruise Airlinesに売却された。

●Herpa Cruzeiro do Sul Airbus A300B4 [PP-CLA]
設立は1926年とかなりの老舗である。設立当初の社名はSyndicato Condor。現社名には1943年に改名した。一時はブラジル第3の規模にまで拡大したが1993年にVarigに吸収合併されて消滅した。Cruzeiroとは南十字星のことだが、デザインもアメリカのイースタン航空のようなチートラインと尾翼の南十字星が特徴だった。PP-CLAは1980年6月20日にデリバリされた。1990年5月10日にはAir Jamaicaに売却されて、その後ジャマイカにて解体されたようだ。

●Herpa Varig Brasil Macdonnel Douglas MD-11 [PP-VTH] "Star Alliance"
PP-VTHは1992年6月1日にSwissairにデリバリされた機体。Varigには2003年11月1日にStarAlliianceカラーで導入された。その後2006年11月には貨物機に改造されUPSに売却されている。久々の3発機なのでこれが来年最大の期待モデルである。

●Herpa Wardair Boeing B747-100 [C-FDJC]
Wardairは1952年から1989年まで存在したカナダのエアライン。社名は創設者の名に因んだもの。C-FDJCは1973年4月23日にデリバリされた機体。1989年12月15日にNationairに売却、Garuda、AIA、Saudi Arabian Airlinesを経て1999年解体された。

●Herpa Belavia Embraer E195 [EW-399PO]
Belaviaは1940年に設立されたべラルーシのエアライン。EW-399POは2014年4月28日にデリバリされたばかりの最新鋭機。現在EmbraerシリーズとしてはE175とE195を各2機ずつ所有している。実現すればこれも初モデル化となるので是非実現して欲しいが、デザイン的には大変オーソドックスなもので、これといった特徴がわかりにくい。どうせならもう少し大型のB737-800のリリースを望みたかった。

●Herpa Kulula Air Boeing B737-800 [ZS-ZWO] "This way up"
ZS-ZWOは1998年6月16日にTransaviaにデリバリされた。その後Airberlin、Sin Country Airlines、Sunwing Airlinesなどに短期リースを繰り返している。Kulula Airには2009年11月22日および2014年1月11日にリースされている。This way upとは同社の遊び心満載の特別塗装の一つで天地無用の意味。機体一杯に天地無用のマークが入っている。本来面白い機体で人気も出そうなのだが、個人的には他の候補のレアな機体を優先させたい。

●Herpa ATI-Aero Trasporti Italiani Macdonnel Douglas MD-82 [I-DAVH]
ATI-Aero Trasporti Italianiは1963年から1994年まで存在したイタリアはナポリを拠点としたエアラインだった。1994年にはAlitaliaに吸収合併されている。I-DAVHは1986年12月30日にデリバリされた。1994年10月30日Alitaliaに吸収合併され移籍、さらに2005年6月にはAir Adriaticに売却後2007年3月16日にエアラインの運航停止に伴って退役し、2012年1月に解体された。デザインはAlitaliaに似た感じだが元々Alitaliaの資本が入っていたのかもしれない。これまた実現すれば初モデル化なので期待したい。

●Herpa Trust Air Ilyushin Il-62 [UP-I6209]
Trust Airは2009年に設立されたカザフスタンのチャーターエアラインである。本機の来歴が良く解らないと思ってたらレジの見間違いだった。数字の-16209ではなく大文字のIが先頭につく。UP-I6209は1981年10月4日にAeroflotにデリバリされた機体で2008年同国のDETA Airを経て2009年9月にTrust Airに導入された。同社はヨーロッパでは設立以来ブラックリズトに載っていたそうだが、そんなエアラインもヨーロッパでは話題を集めていたのかもしれない。今回の中ではレア中のレア・エアラインである。デザインも中央アジアの民族衣装を思わせる紺とオレンジの原色の組み合わせで見た目にはなかなか格好いい。
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編集 / 2014.12.13 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B77W
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
●:新製品発表モデル
★:発見次第即買いの幻のモデル
■:既集モデル
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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