Herpa待望の定期リリース 07-08/2016
カテゴリ:  新製品情報 / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
Herpa新製品が発表された。今回のリリースは結論から言えばやや物足りない。とはいいながら定期的なモデルリリースを見るのは本当に楽しい。週末は自宅の無線LANが逝ってしまったので、調べ物ができなかった。仕方なくiPadでちまちまと機体来歴を調べる。

リリース数全18種はまずますの数。うち2種が軍用機なのでコレクション対象は16種となる。さらにワイドボディは9種とこれもまずまずの数。それでも物足りないのはサプライズが少ないのと機種のバリエーションが少ないためだろうか。プロペラ機は0。貨物機も0である。Airbusが5、Boeingが最多の9、ロシア/旧ソ連製が2で、BombardierやEmbraer他も0である。話題のA350も0である。SingaporeのA350をちょっとだけ期待したのだが。地域別にはヨーロッパが7と最多、アジアが6、北米3という内容。その他の地域もまた0である。アジアの6種は久々に多いが、Emirateの2種を加えて中東で4種、フィリピンで2種と結構偏ってきている。中国とドイツからのリリースが0というのも意外である。クラシック機としてはIl62とB747-100がラインナップに加わっている。

ではいつものごとく順次見て行こう。

●Herpa 528733 Delta Boeing B717 [N935AT]
2000年4月11日TWAにデリバリ、その後2003年7月にAirTranに移籍、Deltaには2013年10月10日Boeing Capitalよりリース導入。B717は全部で154機が製造されたがそのうちの90機がなおDeltaで現役である。しかもそのほとんどが旧Airtranのもの。Deltaは最近までB717の導入に積極的なようだ。歴史を語るうえでも外しにくい逸品。結果見送りとなる可能性も無いではないが、買って損はないモデルとして一応買いとしておこう。

●Herpa 529167 Malev Ilyushin IL-62M [HA-LIA]
元は1979年10月10日CSAにデリバリ、その後1991年07月にリース導入された。ただ2年後の1993年9月CSAにリースバックされている。その後チェコの Bemonair、Egrettaを経てカンボジアのYana Airline、Mekong Airlinesと渡り歩き、最後に赤道ギニアのAir Cess Equatorial Guineaから同国のVIP向けのチャーターエアラインであるJetline Internationalに移籍するという数奇な運命をたどった。2002年ごろまでは運航していたようだ。なかなか経歴の面白い機材である。買い(○)か見送り(△)か判定は難しい。Il-62 は久々のリリースだし、貴重なモデルには違いはない。旧デザインの通常モデルもまた貴重なのでなかなか捨てがたい。結果○としておこう。

●Herpa 529174 Saudi Arabian Airlines Boeing B787-9 [HZ-ARA]
今回の目玉。787もメジャーになってきた。2016年2月3日デリバリ。SaudiのB787も2016年2月から順次導入が始まり、3月時点では3機が受領済である。B787の初出エアラインモデルなので買い(◎)であるが色の再現が気になるところ。以前のように黄色っぽ過ぎたりしないよう期待したい。

●Herpa 529181 French Air Force Transport Allianz C-160 Transall [R89/61-ZG] 64th Transport Wing ET01.064 Bearn/ET02.064Anjou "70th Anniversary"
1967年に運用開始となった仏独共同開発の2発プロペラ軍用輸送機で214機が製造された。同空軍には約30機が配備されている。フランス北部の第105エヴルー・フォヴィル空軍基地に配備されている第64輸送航空団の所属。軍用機というにはこれでいいのかというくらい派手な特別塗装機で、2つの飛行隊創設の70周年記念塗装らしい。機体左右で塗装が異なりそれぞれ第1飛行隊Bearn/第2飛行隊Anjouの特別塗装となっている。

●Herpa 529211 Air France Boeing B747-100 [F-BPVA] "first 747"
1970年3月20日デリバリ。1981年9月にNigeria Airwaysに売却、さらに1993年12月AAR所有となって解体された。書記デザインモデルはBigBirdでコレクション済である。なので見送り(△)。

●Herpa 529228 Mahan Air Airbus A340-600 [EP-MMH]
元は2002年10月15日Virgin Altanticにデリバリされた機体。2015年2月Al-Naser Airlinesを経て2015年6月1日に導入。アメリカの経済制裁が解除になって急激に機材を導入しているようで、最近特にこのA346がお気に入りのようだ。MahanのA346は現在7機今年さらに2機追加導入の予定らしい。

●Herpa 529235 Emirates Boeing B777-200LR [A6-EWJ] "Arsenal London"
2009年3月30日英Pembroke groupからのリース導入。ほぼ773だが16機だけ772を保有している。うちLRは8機の所有である。2015年7月12日特別塗装が公開された。機体両サイドに同チームの4選手ずつ系8名が描かれている。同機はこれら選手を乗せてシンガポールへのチャーター便として運航された。エアライン史に関係のない特別塗装モデルは購買ランクを下げた。よって見送り(△)。

●Herpa 529242 Emirates Airbus A380 [A6-EOA] "Real Madrid"
2014年9月26日デリバリ。現在75機が就航中。2015年12月に発表された特別塗装。両サイドにレアルマドリードの5人の選手が描かれた。世界32年を訪問するとか。6カ月間の限定特別塗装機。上と同様の理由でこれまた見送り(△)。

●Herpa 529259 American Airlines Boeing B737-800 [N915NN] retro "TWA Heritage Livery"
2013年1月31日デリバリ。Aercapからリース導入された。同社では現在B738を270機も運用している。2001年に吸収合併した往年のTWAのデザイン塗装で2015年11月に公開された。同社ではRino Air(N916NN)、Air California(N917NN)のレトロ塗装機も就航させている。企画は面白いが小型機故パス(△)。

●Herpa 529266 USAF Boeing E-4B Night Watch [73-1676] USAF Airborne Command
これは珍鳥。またこんな希少機材の為に新金型を作るのか。大丈夫かHerpa?VC-137、いわゆるエアフォースワン大統領専用機と同じくB747が種だが、こちらは核戦争時の空中作戦室として利用されるらしい。面白い機材ではあるが軍用機ということで対象外。1973年7月16日に納入された。

●Herpa 529273 United Airlines Boeing B737-900ERSWWL [N75432] "Eco-Skies"
元は2009年2月24日Continentalにデリバリされた機材。その後2011年11月30日合併によりUnited籍となった。合併によって保有するB737NGは312機を数える。2015年4月にEarth Monthを記念して実施されたバイオ燃料によるフライトの為に施された特別塗装機。機首にeco skiesのロゴとSSWLがグリーンに塗られている。小型機故パス(△)。

●Herpa 529280 Norwegian Air Shuttle Boeing B737-800 [LN-DYC] "Max Manus"
2010年3月4日デリバリ。同社は機材毎に同国の偉人・著名人が尾翼に描かれているのが特徴。Max Manusは第二次世界大戦中のレジスタンス。母国解放の英雄というわけだろうか。子会社のNorwegian Loag Haulに導入されているB787も基本的なコンセプトは同じである。同社の主力はほぼB738で現在58機が在籍している。これまた小型機故パス(△)。

●Herpa 529297 KLM Boeing B777-300ER [PH-BVO] Kaziranga National Park
2015年4月22日デリバリ。固有名はKaziranga National Park。インドアッサム州にある国立公園で世界遺産となっている。KLMの777は世界遺産を固有名にしている。日本関係だとPH-BVGがYakushimaである。一応買い(○)だのだが、B744の新塗装も待ちたい。

●Herpa 529303 Iberia Airbus A330-200 [EC-MIL] "Oaxaca"
2015年12月28日デリバリ。固有名はOaxaca。メキシコに同名の州があるがそれに因んだものなのだろうか。同社のA330には基本的には地名が付いている。就航地を祈念したものかもしれない。同社は既にBoeing機は皆無となっており、現在A330を積極導入中である。A333は8機、A332は4機を保有。個人的には旧デザインのIberiaとOlympicの747を見たら成田に来たなぁと思ったものである。333がコレクション済なのでパス(△)。

●Herpa 529310 Center South Sukhoi Superjet 100 [RA-89007] "Sukoi 75th Anniv." "Sergey Melnikov"
2012年1月23日Aeroflotにデリバリ、2014年2月1日Center Southに売却、その後Bural - Buryat Airlinesに移籍となった。Sergey Melnikovはググってみるとロシアの中距離陸上選手くらいしかHITしない。当地では英雄なんだろうか。世界陸上での銀メダリストらしいが。Center Southは1993年に設立された露紙絵のエアライン。ただ実際に運航を始めたのは2014年、SSJ100を2機導入してからのようである。そういう意味では初出の希少エアラインで今回の目玉なのだがSukhoiの75周年記念塗装とは。Center Southの通常塗装なら間違いなく買いなんだけど、当落選上ぎりぎり△かなぁ。

●Herpa 529327 Cebu Air Pacific Airbus A320 [RP-C4107] n/c
2016年1月20日デリバリの最新鋭機。現在35機を運航中。こちらは新デザイン移行後初のモデル化という事で当然買い(○)である。

●Herpa 529334 Austrian Boeing B767-300 [OE-LAY] n/c "Japan"
元々はLauda Airに1998年12月29日にデリバリされた機体。2000年5月Spanair、2003年3月Lufthansaと渡り歩いて2005年4月25日に導入された。固有名はなんと"Japan"。同社のAirbusのワイドボディ機は全て引退し、今や同社の大型機は5機のBoeing B772と6機のB763である。B763は全て元Lauda Airのもの。新塗装機なので一応買いなのだが772が出ればそちらを優先したい。暫定の買い(○)。

●Herpa 529341 Philippine Airlines Airbus A340-300 [RP-C3439] "75th Anniv."
元々はIberiaに2002年2月28日にデリバリされ、同社には2014年4月2日に導入された。現在の主力はA340とB773が6機づつと15機のA333である。かつてはPhilippines AirlinesといえばB747の印象しかなかったが時の移り変わりは早いものである。1941年設立から75週年を記念したおとなし目の特別塗装機である。大型機だが特別塗装としての特徴を鑑みて見送りかなあ(△)。


ついでに再販モデルも見ておこう。

●Herpa 523271-001 Air France Boeing B747-400 [F-GITD] "last 747"
1992年2月19日デリバリ以来AF一筋24年。2016年最後に残った4機の744が1月のフライトで姿を消した。最終定期便は1月10日のメキシコシティ発パリ行AF439便で機材はF-GITJだった。その後1月14日パリ発着の退役記念フライトが実施されF-GITDが使用された。あまりの人気に追加フライトが決まったほどだったそうである。ただ、結局ラスト記念フライトAF747便はF-GITE、AF744便はF-GITJが使用されたようで、モデル化されるF-GTGDはさらにその後1月27日にフランス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」と引退記念の編隊飛行を行っている。フランス空軍のパイロットが多くが退役後エールフランスでB747の運航に携わったという縁があるそうである。

●Herpa 528054-001 Transavia Boeing B737-800 [PH-HZI]
2000年4月25日デリバリ。その後2016年まで毎年冬場になるとアメリカのSun Country Airlinesに短期リースされている。

●Herpa 528320-001 Finnair Airbus A350-900 [OH-LWC]
2015年12月31日デリバリ。現在4を保有しているがその3番機となる。

以上再販モデルは原則パスである。
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編集 / 2016.04.13 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B773(特に分けて既述していない)
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
★:「値段次第で即買い」の幻のモデル
■:持ってるモデル、あるいは買ったモデル。
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談しながらも基本的には「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・記事中の年表について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理
・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材などは資料すらないことが多い。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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