FC2ブログ
ウルトラQ
カテゴリ: ■雑感 / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
先週末の法事で家を空けていたので先週末の録画番組を片付けておく。ブラタモリ横須賀編。空母ロナルドレーガンまで乗艦して取材するとは。同番組は地形や地質の情報に触れて町の成り立ちを説明してくれるので国土地理院から賞をいただいたのだとか。潜水艦や軍艦についても造詣が深そうなタモリさんである。今後防衛省からも賞をもらうことになるかもしれない。

さて、本題はブラタモリではない。総天然色ウルトラQ。関西では週末深夜に京都テレビで放映している。今回は冷凍怪獣ペギラが出現して東京を氷河期に陥れるというSFサスペンスである。んなことはどうでもいいのだが、さすがに1960年代の作品とあって古い映像が味があっていい。

冒頭は1960年代半ばの羽田空港から始まる。鶴丸以前のJALのDC8が画面右奥から黒煙を吐いて着陸してくる。そこにキシングしていくJALのDC8が左からフレームイン。望遠効果で4発エンジンの息遣いが聞こえてきそうな迫力である。白黒映像をデジタル着色したものらしいがあまり違和感がない。画面が代わって羽田空港を右から左にパーンしてなめていく。BOACのDC-8が見える。やや手前にSASのDC-8、パーンした先にルフトハンザのB720と豪華な顔ぶれ。ルフトハンザはレジまではっきりと映し出されている。D-ABOMは1961年6月~1966年1月までルフトハンザに在籍していた。BOACの背後には全日空のYS-11がタキシングしている。

場面としては1分もない短いものだが当時の羽田の動画なので、貴重な映像である。場面は変わり東京管制室。管制中の管制官に交代要員が週末ドライブに行かないかと誘って声掛けけ。ありえん。突然着陸進入中のDC-6が空中で停止、爆発落下する。これは特撮としては唐突だがなんと冷凍怪獣ペギラは反重力場を形成することができるのである。その後ペギラの冷凍光線によって氷河期に突入した羽田空港では、ルフトハンザB720がつららを垂らして冷凍漬けになるという。しかしこの時冷凍化されたB720のレジはなぜかD-ABOQだった。当時羽田には2機駐機していたという事になる。ちなみにD-ABOQは実在の機体で1962年から1966年に在籍していた機体である。おそらく映画のセット用に撮影した機材が-ABOQで、ロケ撮影時には-ABOMがいたんだろう。

で、よく見るとSASの背景には不鮮明ながら、白地に赤いマーキングのDC-8らしき尾翼が見える(ただし白黒にデジタル着色したものらしいのでまったく別の色かもしれないが)。色が忠実だとしてDC-8の奥にあって尾翼の大きさにあまり違いがないという事は大型機に見える。イメージとしては日本国内航空のCV-880が最も近い。もしそうだとすると同社のCV-880は1機しかなくレジは[JA8030]である。元はスイス航空に1961年デリバリされたが日本国内航空には1966年1月5日に導入されている。そのデザインのまま同年7月1日に日本航空にリースされた。同年8月26日、羽田空港離陸訓練中に墜落事故を起こし乗員5名が犠牲となった。墜落時も日本国内航空の塗装だったようである。和図が9カ月足らずの在籍中に、ウルトラQのロケに乗ったという事である。この回の初回放映は1966年4月3日であり、D-ABOMが同年1月にはPanAmに売却されていることから、場面は1966年1月、日本国内航空へ導入されたばかりのCV-880と退役寸前のLH B720Bが羽田で前ということで大変貴重なシーンという事になる。

ペギラを攻撃する航空自衛隊の戦闘機はF86セイバーである。最後にペギラを退治したのが元ゼロ戦乗りの出稼ぎ労働者が、セスナで突っ込んでいくという今出は放映すら危ぶまれるストーリである。

各社のロゴも羽田空港の広告看板も当時のままである。今なら版権の問題で尾翼にぼかしが入る所だ。古い映画とかドラマ映像にはこういう資料映像的な楽しみかたがある。
スポンサーサイト



編集 / 2016.06.26 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
コメント
 
Title
 
 
 
 
 
 
Secret 


Pagetop↑
トラックバック
Pagetop↑
検索フォーム
訪問者数
プロフィール

ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B77W
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
●:新製品発表モデル
★:発見次第即買いの幻のモデル
■:既集モデル
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード