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Herpa Magazine 1/2017 から
カテゴリ:  新製品情報 - New release / テーマ: 模型・プラモデル / ジャンル: 趣味・実用
週明け、Herpa Wings Magazine最新号が届いていた。いくつかトピッスクがあるがまずはクラブモデルから。

2017年候補からのモデルではない。予想外の機体がクラブモデルとして登場。

●Herpa 529945 Air France Convair CV-990 [N5605]
ベアメタルの機体にAir France塗装である。レジからして怪しい。元々はAmerican Airlinesに1962年1月にデリバリされた機体。その後同じくアメリカのModern Airに1967年3月に売却された。そしてそのまま同年11月までAir Franceにウェットリースされていた機体である。Modern Airはアメリカメキシコ湾岸を拠点とするチャーターエアラインだったが、当時孤立していた西ベルリンに拠点を構え西側諸国との運航に乗り出し成功していた。1974年に石油ショックで経営が悪化し1975年運航を停止してしまった。その後1976年にはアメリカの会員制旅行クラブであるDenver Ports of Callに1976年3月引き取られ1982年まで所属していたのち解体された。Modern Airには全部で11機ものCV-990が在籍していた。Air Franceとしても運航された唯一のCV-990となる。まあ良くぞこんな機体を探してきたなと思うが、東西冷戦の歴史を生きた機体の一つである。
なかなか興味深い機体なんだが、ギリ買い(○)かなぁ。でもまあ発注するにしても単体発注だと送料が高くつくので抱き合わせ発注かな。まあそれまでに売切れてしまえばしょうがないか。

続いてニュルンベルグ玩具見本市の記事が3題。
●久々の新金型の話題。 AN-22 Antel
旧ソ連製、世界最大のプロペラ機である。基本的にソ連空軍の輸送機として使用された。全部で68機が生産されいまでも現役の機体がある。初の利用は1969年1月というからもう半世紀も前の機体である。しかしその存在感は圧倒的だろう。幅64.40 m全長57.9 mというとB744と同じ位のサイズである。今年の秋ごろ発売ということなので3月末の新モデルの中で発表されるかもしれない。一つくらいは欲しいが民間利用の貨物機バージョンを待つかなぁ。

●伸縮式のタラップ車、6台セット
日本ではあまり見た頃が無い。まあ有ってもいいが、結構な値段が予想されるし、どちらかといえば伸縮しないものの数を揃えていきたい。

●Herpa 25周年記念モデル発売
既に5/6月モデルとしてAmerica WestのB733が発表されたが、今年は毎回記念モデルが発表されるようである。単純に考えればあと3モデルしか記念モデルが発売されない勘定となるではないか。実際、同封の新モデルパンフでは、あと3つのモデルが写真として掲載されている。
  ●500005 Swissair Douglas DC-10
  ●500920 PanAm Airbus A310
  ●500609 QANTAS Boeing B747-400
個人的にはSwissairのDC-10が待ち遠しい。PanAmは90年代数万円のプレミアが付いて取引されていた程の人気だった。実際目にしたのは香港のHerpa博物館くらいだった記憶がある。QANTASは2005年に同じItem#で再販されたことがあったが確か微妙にデザインチェンジがあった後のリリースだった。金線入りの通常塗装モデルはNGではないのでこれもまた出れば買いかな。この通りのリリースとなるのか、はたまたサプライズがあるのか、来年もこの企画が続くのか、これまた楽しみとしていきたい。
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編集 / 2017.02.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

Author:ununennium
最近は1/200が主流、次いで1/400が人気のエアプレーンモデルの世界。小さくてもディテールは十分。場所もとらず、多少安価な1/500エアラインモデルの世界。世界のカラフルなデザインは民族博物館のよう。メジャーからマイナーエアラインまで、大型ジェット機から小型プロペラ機まで、終戦直後から現代までバリエーションは数千種類。登場は1994年と長い歴史を持つ。Herpaからは隔月で新モデルが13-5種程度発表される。

・コレクションポリシー
1/500に特化。軍用機は対象外(例外:自衛隊)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。

★尾翼シリーズ★
The Tailはエクセルとペイント、パワーポイントにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。

【文中の略号について】
 OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
 NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
 TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
 MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
 CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

【主なブランド略号('22年現在)】
 AC:AeroClassic/Aero500(絶版)
 BB:BigBird500(絶版)
 HG:Hogan(絶版)
 HW:Herpa Wings
 IF:Inflight500(絶版)
 JC:JC Wings(絶版)
 SF:Sky500(絶版)
 SJ:StarJets(絶版)

【新モデルの属性について】
 [初]初登場エアライン
 [新]最新デザイン(概ね3年以内)
 [旧]旧デザインかつ初モデル化
 [特]特別塗装
 [鋭]最新鋭機(概ね5年)
 ---------------
 [軍]軍用機
 [架]架空モデル
 [貨]貨物機
 [型]新金型
 ---------------
 [会]会員モデル
 [企]企画モデル
 [限]限定モデル
 [再]再販モデル
 [試]サンプルモデル
 ---------------

【新製品の欲しいランクについて】
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外
■:既集
◆:予約・発注済
♪:ミッシングピース(発見次第即買い)

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。
またデザイン年度は発表年度ではなく新デザイン機がロールアウトした年代を基本としている。

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