FC2ブログ
関空復興に向けて(1)
カテゴリ:  関空・伊丹クロニクル / テーマ: 航空機全般 / ジャンル: 趣味・実用
台風と地震で日本の主要玄関口のうち2か所も同時に運航停止となった。台風による一時的な複数空港閉鎖はあったが、国際線の多い基幹空港のしかも複数の長期閉鎖は初めての事態ではないだろうか。幸い新千歳は停電の復旧により運航を開始しているようだが関空についてはまだまだ時間がかかりそうな感じである。

以下時系列に取りまとめて行きたい。
9/4(火) T1、1期島など冠水により関空閉鎖、島内停電8,000人が取り残される
9/5(水) 深夜までに島外への避難(泉佐野へのバス輸送、神戸空港への高速船)
9/6(木) 1期島排水開始。T2を利用し翌日からの部分的な運航再開を発表
9/7(金) T2にてPeach、JAL国内線の一部19便が再開
9/8(土) T2にてPeach、ANA国際線の一部14便が再開、Fedexが国際貨物線の一部を再開
9/9(日) T2にてSpring Airlines(春秋航空)国際線が再開

来週からT1での運航再開と言われているが実際どこまで回復するんだろうか。関空やタンカーの船長の対応に批判が高まりつつあるようだが、現場での実態をよく判らない外野が騒いだところで状況がよくなるわけもない。災害が想定外なのはある意味当たり前。それに備えるには普段からの費用対効果についてもコミットする必要がある。予想しえない災害にコストをかける勇気は普通はそうそうないし、あったとしても評価はされないだろう。仮に防波堤を4mにまでかさ上げして何事も起こらなければ「今回の台風は大したことなかったね」で過ぎてしまうものである。備えはもちろん重要だが100%はあり得ない。

被害の大小は、起こってしまった時の現場の対応力にかかっていると思う。損傷のなさそうな片道を使ってすぐにでも退避を始めるべきなどと、現状を知らないしたり顔の評論家もどきが素人の思い付きレベルのことを言っていたが、今回の場合停電により関空島内では外部はおろか島内での情報連絡すら不十分だった可能性がある。連絡橋の強度はどうか、誰が動けそうか、対岸の被害はどうで受け入れ態勢ができるか、バスの運転手の手配は可能なのかなど確認・連絡・手配に必要な通信手段が電源と共に極端に制限されたとき正確な判断は誰ができるだろうか。社長や首長ではなく現場の判断で動くしかない部分も多くあったんだと思う。現状復帰と合わせて次回の同様の災害への教訓としての振り返りこそが重要なんじゃないかと思う。

タンカーの船長の判断にしても判断ミスや注意不足、あるいは機器能力不足があったのかもしれない。が、陸揚げ前の燃料満載の状態で関空の周辺に停泊しそれこそ端に激突していたら…もしかして連絡橋全線吹っ飛ぶくらいのことが起きたかもしれない。できるだけ早く荷揚げし、湾内に避難という判断をしたのかもしれない。で、予報よりはやや早めにやってきた台風のため空港外での沖止めには間に合わなかった。できるだけのことはやったうえだったがそれを判断が甘いと言われればどうだけど…のが真相かもしれない。これまたローカル局のアナウンサーだかコメンテーターが台風に大阪湾に沖止めするなんて信じられないなンてこと言っていたが、嵐の際は接岸していると岸壁にぶつけたり高潮で湾岸の施設に乗り上げたりする危険を避けるため、沖止めするのがセオリーである。裏取もなしに素人に思い付きをはなさせるのはある意味災害時のデマ情報の拡散である。

いろいろな判断ミスがあっての被害だということだろうと思うのである。プロがその場での判断で結果的にミスしたのなら、素人がその場でどれほどのことができただろうか。プロの技、人知を超えるのが自然災害である。様々な雑音にめげず、そんなプロの力を防災だけではなく復興の力にも発揮してほしい。
スポンサーサイト
編集 / 2018.09.09 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
コメント
 
Title
 
 
 
 
 
 
Secret 


Pagetop↑
トラックバック
Pagetop↑
検索フォーム
訪問者数
プロフィール

ununennium

Author:ununennium
【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B77W
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
●:新製品発表モデル
★:発見次第即買いの幻のモデル
■:既集モデル
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード