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Garuda Indonesia 1970?-1987-2009-
カテゴリ:  Asia / テーマ: デザイン / ジャンル: 学問・文化・芸術
Garuda 1970?-1987 Garuda Indonesia (1970?-1987) (インドネシア)
 □インドネシア国旗からか。真実と聖なる心を表す
  インドネシア国旗からか。勇気と情熱を表す



Garuda 1987-2009 Garuda Indonesia (1987-2009) (インドネシア)
    




Garuda 2009- Garuda Indonesia (2009-) (インドネシア)
    





ガルーダ・インドネシアは1949年1月26日 Garuda Indonesia Airwaysとして設立されたインドネシアの国営エアラインで、設立時はDC-3にて運航を開始した。1950年代はビルマ政府と旧宗主国のエアラインであるKLMの支援を受けながら地道に成長を続けた。1961年には早々にジェット機コンベアCV990を導入し、アジア、ヨーロッパ各地への国際線を充実させて行った。1970年代以降も順調に経営を拡大させ、A300、B747、MD11と新鋭大型機を就航させている。1990年後半以降は苦難の歴史で、アジア通貨危機、SARSによる旅客減少、9.11のテロとバリ島でのテロ、インド洋沖地震での津波、2007年EUへの乗り入れ禁止、2008年経済不況とまさに狙い撃ちのような出来事に立て続けに襲われている。それでもなお日本線を始め運行を継続、LCCを立ち挙げるなど存続と安定化への模索が続いている。Garudaとはもともとインドの神話に登場する不死鳥神のことで、神話の中でも最強神とされる。イスラム教や仏教にも影響を与え、日本にはカラス天狗という形で伝播しているとされている。

ホワイトボディに赤いチートライン、そのラインが尾翼にまで伸びたシンプルなデザインは1970年前後に導入された同社では2代目に当たるデザインである。詳細は不明だがインドネシアの国旗をモチーフにしていると考えられる。B747のような巨大な尾翼にはややシンプルすぎるようだが1987年までこのシンプルなデザインが使用され続けた。'70年代の定番デザインである。

1987年アメリカ・ランドーアソシエイツ社のデザインによる新CIが導入された。青系統の色は同社のコーポレートカラーであり、「ガルーダ・ブルー」「ガルーダ・アクア」「ガルーダ・グリーン」と呼ばれ、それぞれインドネシアの美しい空、海、豊かな自然を表している。最も濃い紺色を背景とすることで、全体的にシックな色合いとデザインになった。機体のホワイトボディと相俟って対象的な色彩だが高級感、安心感を出すことに成功している。ガルーダのデザインがやや西欧的な点に違和感を覚えないでもないが、欧米路線への就航を考えるとこれで良いのかもしれない。5枚の翼はインドネシアの国是である建国5原則Pancasilaに因んでいる。因みに5原則とは唯一新への信仰、公正な人道主義、インドネシア統一、民主主義、全国民に対する社会的公正である。さらにガルーダ・インドネシア航空の進歩、信頼、清潔、安らぎをも象徴している。考えて見ればオランダ領からの独立時、同一国民であるという意識が薄い地域をまとめるには新しい人工的なイデオロギーが必要だったと言うことだろう。東欧のユーゴスラビアと同じような考え方だがイスラム教徒が9割を越える国家にあって、少数民族も存在するなかなか複雑な国家ではある。ガルーダの5つの翼がそんなお国事情をも反映しているところが興味深い。

2009年同社創立60周年を記念し4代目となる新しいCIを発表した。色彩は前デザインと同じで、尾翼だけにとどまらず、機体後部までを使った大胆なデザインである。翼の一枚一枚の羽根で羽ばたいているようにも見える。こちらはまだA330にしか採用されていないが新機材に順次採用されていく予定だそうで、もしかするとB744にも採用されるかもしれない。


Garuda Hybridイスラムの国と言うだけあってメッカなどへの巡礼が盛んである。シーズンになると各国エアラインから短期リースで機材を調達するのだが、あくまで短期ということでガルーダ・インドネシアのフル塗装とするには時間とコストがかかりすぎる。従ってお手軽なデザインということで白字にガルーダを配するデザイン機がしばしば登場する。ややロゴマークも小さめなのだがこれはこれですっきりとした秀逸なデザインとなる。おそらくは当初のリース先がKLMオランダ航空だったのでその尾翼を流用したことからこうなったのではないかと推測している。
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編集 / 2009.10.25 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ununennium

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【New2011.4】 Facebookとの連携を只今試験中・・・

小さくても存在感抜群。場所もとらない1/500エアラインモデルの世界。小さなボディにカラフルなデザイン。メジャーからマイナーエアラインまでバリエーションは数千種類。登場は1994年と比較的新しい市場で欧米香港から毎月新モデル発売中。

・コレクションポリシー
1/500が中心。軍用機は基本対象外(例外:自衛隊、買い間違い)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先でコレクション(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。


★尾翼シリーズ★
THE TAILはエクセルとペイントブラシにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。ライフワークになったりして。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。ブログじゃないなこりゃ。

【文中の略号について】
OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
LCC:Low Cost Carrier。格安航空会社
FSA:Full Service Airline。格安航空会社ではない普通の会社
TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

以下ブランド略号
AC:AeroClassic/Aero500
AF:Alliance500
BB:BigBird500
HG:Hogan
HW:Herpa Wings
IF:Inflight500
NM:Netmodel
SF:Sky500
SJ:StarJets

機材略号
特にルールは決めていないが大体以下の要領
B777-300 → B773
B777-300ER → B77W
A330-200 → A332

【新製品の欲しいリストについて】
●:新製品発表モデル
★:発見次第即買いの幻のモデル
■:既集モデル
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。

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