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アメリカン航空 A300-600R (Herpa)
カテゴリ:  北アメリカ - North America / テーマ: コレクション / ジャンル: 趣味・実用
HWC2002 American A300-600 N7082Aアメリカン航空 American Airlines(アメリカ)
エアバス Airbus A300-600R
N7082A

Herpa Wings Club 2002


デルタ航空、KLMエールフランスと並ぶ巨大エアラインのひとつ。設立は1930年と歴史もあり戦前から新鋭の飛行機を積極的に導入していた。元々は国内線を基盤としていたが、路線買収を経て大西洋、中南米、太平洋路線と順調に路線を拡大させてきた。世界初となるマイレージ・プログラムの導入やローカル線を運行するアメリカン・イーグル航空と連携してハブ&スポークの運行形態を導入するなど常に業界をリードしてきた。2001年の同時多発テロに同社の2便が使用されたことで利用客が激減。他のアメリカのビッグエアラインと同じように一旦破産するかに見えたが、従業員を巻き込んだ徹底的なコスト削減が功を奏し破綻をまぬかれ見事復活している。
N7082Aは1992年9月11日にデリバリーされた機体。2009年リタイアし保存状態である。契約当時エアバスにとってかなり不利な条件(気に入らなかったらいつでも返却など)で、しかもアメリカン航空のデザイン要求に従って機体の合金素材まで再開発すると言うものだった。最終的にアメリカン航空は35機を導入し、主にカリブ海や大陸横断路線に投入、その性能に満足したのか結局1機も返却されることなく同社で活躍を続けた。
American.png
ジュラルミンむき出しの塗装(実際にはクリア塗装が施されている)が有名だが、これは創業時代の社長C.R.スミスが機体に何かを飾り立てるのが嫌で地のままにしたという謂れがある。ただこのデザイン塗装コストを抑えるという利点もあったため現在まで引き継がれている。ポリッシュト・スキンとも言われる機体は存在感抜群のスキームで、アメリカ製の質実剛健な機体に良く似合っているが、エアバスに施されると優美な雰囲気さえ感じられる。エアバス導入期は機体が複合素材を多用していると言うことでグレーに塗られていたが、後期になって他機と同様地金色に改められた。

モデルは2002年Herpa Wings Clubモデルとして配布されたもの。アメリカのエアラインのエアバスというのも珍しいものの、あまりメジャーな組み合わせでもないと思い、さらに当時アメリカン航空のモデルはB777を中心にワイドボディ機が出ていたのでそんなに優先度は高くはなかった。割と長い間在庫があったので他のクラブモデルと同じ時期にまとめて発注したもの。

    History                 Fleet                  Notes
    ┌← Southern Air Transport
    ┌← Southern Air Fast Express (SAFE)
    ┌← Universal Aviation
    ┌← Colonial Air Transport
    1930 American Airways
    |                   1930 Fokker F.VII
    |                   1930 Ford 5-AT Trimotor
    |                   1931 Fairchild 100
    1934 American Airlines
    |                   1934 Curtiss Condor
    |                   1936 DC-3
    |←1945 American Overseas Airlines
    |                   1946 L-049 Constellation
    |                   1946 DC-4
    |                   1947 DC-6
    |                   1948 Convair CV-240
    |                   1949 B-377 Stratocruiser
    |→1950 American Overseas Airlines
    |+1951 Lineas Aereas Americanas de Mexico
    |                   1953 DC-7
    |                   1958 Lockheed L-188 Electra
    |                   1959 B707
    |                   1962 Convair CV990
    |                   1964 B727
    |                   1965 BAC 1-11
    |                   1970 B747-100
    |                   1971 DC-10
    |                   1982 B767-200
    |                   1983 MD-82
    |+1984 American Eagle Airlines
    |+1986 Executive Airlines
    |                   1986 B747SP
    |                   1986 B767-200ER
    |←1987 AirCAL
    |                   1987 MD-83
    |                   1987 B737-200
    |                   1987 BAe 146
    |                   1988 A300-600R
    |                   1988 B767-300ER
    |                   1989 B757-200
    |                   1991 MD-11
    |                   1992 Fokker F-100
    |←1999 RenoAir
    |                   1999 MD-90-30
    |                   1999 MD-87
    |                   1999 B737-800
    |                   1999 B777-200ER
    |                                       1999 One World
    |                                       2001 9.11
    |←2001 TWA
    |                   2001 B717-200
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編集 / 2011.03.13 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:ununennium
最近は1/200が主流、次いで1/400が人気のエアプレーンモデルの世界。小さくてもディテールは十分。場所もとらず、多少安価な1/500エアラインモデルの世界。世界のカラフルなデザインは民族博物館のよう。メジャーからマイナーエアラインまで、大型ジェット機から小型プロペラ機まで、終戦直後から現代までバリエーションは数千種類。登場は1994年と長い歴史を持つ。Herpaからは隔月で新モデルが13-5種程度発表される。

・コレクションポリシー
1/500に特化。軍用機は対象外(例外:自衛隊)。各エアライン、各時代のデザインモデルをワイドボディ機優先(例外:新金型による新機材モデル)。レジ違い位では買わない。ファミリー機材の違い(A340-200と-300)位では買わない。たまに出てくる全プラ製モデルは買わない。頂きモノ・抽選モノは拒まない。破損したら再購入。ということで重複買い事件も多発。

★尾翼シリーズ★
The Tailはエクセルとペイント、パワーポイントにより描画。たまにInkscape。簡単に描けるもののデザインの変遷や背景調査が難しい。エアライン毎に既述、判明次第追記して行く事とする。

【文中の略号について】
 OG:Old Generation。Herpa旧世代金型。
 NG:New Generation。OGの対義語。2000年以降の新金型
 TBL:To Buy List。買わなきゃリスト。常に携行が必要。
 MBL:Must Buy List。絶対買わなきゃリスト。
 CCL:Complete Collection List。1/500モデルのほぼ全リスト。

【主なブランド略号('22年現在)】
 AC:AeroClassic/Aero500(絶版)
 BB:BigBird500(絶版)
 HG:Hogan(絶版)
 HW:Herpa Wings
 IF:Inflight500(絶版)
 JC:JC Wings(絶版)
 SF:Sky500(絶版)
 SJ:StarJets(絶版)

【新モデルの属性について】
 [初]初登場エアライン
 [新]最新デザイン(概ね3年以内)
 [旧]旧デザインかつ初モデル化
 [特]特別塗装
 [鋭]最新鋭機(概ね5年)
 ---------------
 [軍]軍用機
 [架]架空モデル
 [貨]貨物機
 [型]新金型
 ---------------
 [会]会員モデル
 [企]企画モデル
 [限]限定モデル
 [再]再販モデル
 [試]サンプルモデル
 ---------------

【新製品の欲しいランクについて】
◎:発売されたら「即買い」
○:財布と相談も基本的に「買い」
△:コレクション対象だが見送り
×:コレクション対象外
■:既集
◆:予約・発注済
♪:ミッシングピース(発見次第即買い)

【その他特記事項】
・エアライン歴史について
 ┌← 継承
 ┌+ 複数社合併による設立
 20XX 設立または改名
 └→ 20xx 吸収消滅
 = 20xx 統合、合併
 |← 買収
 |→ 売却
 |+ 子会社設立
 × 20xx 倒産、整理

・記事中の年代について
機材導入時期については発注・導入・運行の3時期が結構あいまいで確認できないことも多い。特に1960年以前の古い機体や旧ソ連の機材、軍用機などは資料すらない。基本的にデリバリーとは新造機材がメーカーからエアラインに納入またはリース導入された日。他エアラインからの購入・リースは導入と記載。
またデザイン年度は発表年度ではなく新デザイン機がロールアウトした年代を基本としている。

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